[993]負の発電設備投資は?

ハル(会員番号2505) 投稿日:2012/06/22 16:05

日本では脱原発を求めて自然エネルギーに投資をしている。しかし脱原発をより早く実現する為には必ずしも新しい発電設備の増設ばかりではなく省エネ設備への切換えもある。その為LED電球に切換えをする家庭も多い。
私は95年から08年までアメリカで生活をして色々と面白い体験をした。それは日本に居るとなかなか思いつかない事だった。その1つが省エネ設備投資です。それなら日本でもと言われるでしょうが、違うのは個人が投資してLED電球を買うのではなく、電力会社が個人に積極的にお金を出して切換えを勧めるわけです。電気の請求書に割引券を同封してきます。90年代後半は未だ60Wクラスの電球型蛍光灯で2−3ドルはしたかな?(日本では千円以上だった)電力会社は年に何回か割引券をくれる。大手のホームセンターや地元の家電店で購入すると割引券で買えば1個1ドル程度になったと思う。(個数の上限はあったけど)当時不思議だった。何で電気を売る会社が電気を売れないようになる事にお金を出すのか?しかしその後カリフォルニアで計画停電等が起こり始めて気づいた。新たな発電設備に大きな投資をするより家庭に投資して今の設備の間までも消費に対する発電力を増強できるわけですね。
これだと、電力会社も少ないお金で大きな投資効果(多分)それに個人だって目先省エネで電気料金が下がるので喜んで投資する。おまけに半額以下の投資で済むとなればスピードが上がる。
アメリカのすごいなと思う事はこういう発送の転換のような事が日常生活で多く見られる事でした。アメリカ人の経営とは利益を上げる為にはあらゆる事を考える点です。

<ちょっと中国に対して感じる事も書いてみます>
09年から香港へ単身移住して今は香港と中国をベースに生活しておりますが中国人にもとても興味があります。日本に居ると体験できない様な発想の違いは中国人にもよく感じます。またアメリカと中国はとても豊かな国だという点でも個性でもよく似ているなと感じます。一言で言えば派手好きかな。だから大げさでもあり何事も楽しい。細かい事にまで注意を行き渡らせる日本人は素晴らしいけどあのおおらかな生き方は人生を豊かにする秘訣の様な気がする。日本人の感覚からすれば嘘つきって感じたりするかもしれないけどね。