[981]福島原発訴訟団を応援しよう

田端佐紀子 投稿日:2012/06/14 19:58

会員番号7507 奈良のおばちゃん・田端です。

群馬の由美子さんの投稿は毎回楽しいですね。歯に衣着せぬ物言いながらユーモアーに溢れ、尚且つ常識があり内容も豊か、グッド!です。
5月に入会したばかりの新参者からの初投稿はこんな呼びかけ。

◎福島原発訴訟団を応援しませんか
先日の11日、福島県民1314人が東京電力や原子力安全委員会の幹部ら33人を告訴しました。ついに当事者たちが立ち上がったのです。待ちに待っていたこのニュースに思わず拍手した私、早速、生の声を聞こうと福島原発訴訟団事務所に電話しました。
お話によると、原発事故に対し何時までたっても誰一人責任をとらない、そこで今年2月に主婦ら20人が告訴を決意、他の被害者にも呼びかけながら準備を進めてきた、そして、当初の目標1000人を上回る1314人もの告訴人が集って福島地検に提訴したとのこと。理由は唯一つ「責任をとれ!」。損害賠償は求めないシンプルな刑事告訴です。一人一人が陳述書も書きました。いわき市の人や都路の人、船引の人、三春の人・・・みんな学問道場福島復興本部事務所開きや福島難民キャンプツアーでおなじみになった地の住民たちです。

これらの町が原発でいかに恩恵を得てきたかは、私も現地を見学して実感しました。が、今回の原発事故とその後の対応から、いみじくも日本の原発政策が原子力村や原発マフィアによって好き放題に運営されてきた実態が明らかになったのです。だから人災だと云われているのです。しかし今もって誰一人責任をとっていません。東電勝俣会長の不遜な顔、安全委員会の斑目委員長のデタラメ発言、
経産省と手下の保安院役人・・・何ら反省もなく責任もとらずに今も平然と職に留まっている彼らの姿をテレビで見る度に、私もあまりの厚かましさに怒りが込み上げ血圧が上がっていたのです。
副島先生も、去年の早い段階から告訴したいと述べられ、ならば僅かな年金を叩いてでも応援したいと意気込んでいました。しかし残念ながらその後の進展は見られず、正直ガッカリしていたのです。

そして事故から1年と3か月目、やっと地元で一揆が起きました。
訴訟団のHPには決意表明や告訴当日の写真や陳述書も載っています。素朴な人たち、さぞや勇気が入ったことでしょう。でも写真の表情はみな晴れ晴れで素敵です。見ていてほんと嬉しくなりました。
今後は県外の人たちにも呼びかけ、更に2次3次の告訴も検討中とのこと。船引にある事務所はすでに全国からの問い合わせが相次ぎてんてこ舞いの様子、弁護は薬害エイズ訴訟で有名な安田弁護士らが手弁当で引き受けてくれたと。間もなくカンパも募るそうです。
「史上最大の告訴団」が実現すればこれは凄いこと。
原発マフィアたちに一矢報いるためにも、日本の原子力政策のあり方を問うためにも、御用学者や御用メディアの姿勢を正すためにも、是非ともこの訴訟を成功させたいですね。道のりは険しいでしょう。輪が広がれば地元の団結が弱まることも懸念されます。粘り強く闘っていくためには、より多くの賛同者による物心表面でのバックアップが必要なことは言うまでもありません。

◎学問道場あげて応援しませんか
さて、副島隆彦学問道場はどこよりも早く都路に福島復興本部事務所を立ち上げています。立派な活動が続いています。そこで次なる活動として、福島原発訴訟団の支援に取り組むのはどうでしょうか。
会員がぶらりと現地に出向き、何時でも気軽に活動に参加できる体制作りのためにも絶好の機会と思えるのです。今のままだと副島先生の負担が大き過ぎるのではないかと老婆心ながら心配です。
存続させるためにもこれからは会員で支える復興本部にしなければなりません。
訴訟団支援の新たな目標を掲げることで、福島復興本部での今後の活動は、更に面白くて有意義な会員参加型に変貌するのではないでしょうか。そのための具体的なアイディアを会員に募ってもいいですよね。

僭越ながらちょっとお堅い提案をしてみました。事務所を守って下さっている吉見さんや先輩会員の皆様はどのような考えをお持ちですか?
脱原発派、ちょっぴり容認派にとってはこの訴訟、異論はないのではと勝手に思ったりしていますが・・・反論があれば嬉しいですね。
なお、告訴された33人の中には、副島先生が信頼している福島県立医科大学の山下副学長も含まれています。私は放射能の人体への影響については、医学的に解明途上であり、特に子どもへの影響については、現状ではやっぱり不安を抱えている福島の人たちの思いを尊重すべきと思っています。この訴訟について先生はどのような見解なのかも合わせて知りたいですね。