[791]原発事故で避難されている方々の民意です。

磯貝 太 投稿日:2011/11/20 23:33

読売新聞から

東京電力福島第一原発があり、全域が警戒区域の大熊町の町長選は、町への「帰還」を訴える現職の渡辺利綱氏(64)(無所属)が、「町外移住」を掲げた前町議で新人の木幡仁氏(60)(同)を退け再選を果たした。

 渡辺氏は木幡氏の票を1108票上回る3451票を獲得した。

 渡辺氏は、町内の放射線量が比較的低い地域に、医療、福祉、商業圏を備えた復興拠点となる「ニュータウン」を造成する構想を示している。当選後、支援者らに「除染をして戻れる環境を作ることが最優先だ」と語った。会津若松市の仮設住宅で避難生活を送る吉田広さん(56)は、渡辺氏の事務所に駆けつけ「町を除染して、町民一丸となって大熊に帰りたい」と希望を託した。

 一方、木幡氏は「いつまで避難生活を続けるのかと疑問を投げかけたが、力不足だった。そうした住民の声があると伝わればいい」と敗戦の弁を述べた。

(2011年11月20日22時55分 読売新聞)