[696]福島県平田村の野菜はどうですか。

宮坂 一清 投稿日:2011/09/03 23:26

 会員番号6979番 宮坂一清と申します。

 福島県平田村で新規就農をしてから、2年目の夏が終わろうとしています。

 この低放射能が満ちている土地で農業をやっていて感じるのは、植物(雑草)も虫も元気いっぱいということです。特に、奇形なものがあるとは思いませんし、人々も普通に生活をしています。

 今回は、まだ完全には軌道にのっていないのですが、野菜の販売のお知らせをさせて下さい。以下が、今回配っているチラシの内容です。

 

 
 Infinity Farm ふくしまけんひらたむら 宮坂農園
 
 ■インターネット通販はじめました!
 
 野菜セット(5~7種類) 2,300円~
 
 じゃがいも 1kg 400円~
 
 ※別途クロネコヤマトの配送料がかかります。
 
 ■詳しい案内・お問い合わせ先
 
 Infinity Farm(いんふぃにてぃふぁーむ)
 
 URL http://www14.plala.or.jp/infi/
 
 E-mail  infinityfarm@fmail.plala.or.jp
  
 TEL 0247-57-5278(夜7時以降にお願いします)
 
 〒963-8116 福島県石川郡平田村大字西山字北田58 宮坂一清 
                  
 
 なぜ福島で野菜をつくり続けるのか

 原発事故当初、多くの福島の農家がそうであったように、私たちもはたして農業を続けてよいのかどうか悩みました。

 そんな私たちの背中を押したのは「可能性はゼロじゃないのだから今まで通り作付けをする」という先輩農家の言葉と、事故前から変わらず鳴き続けていた鳥の声でした。

 やがて梅や桜、そのほかたくさんの野の花が咲き始め、山が緑に染まり、蝶や小さな虫たちが動き出すと、「この土地は生きている」という気持ちは確信に変わりました。

 一度荒らしてしまった農地を再生するには何年もの歳月がかかります。
生きている土地を簡単に手放すわけにはいきません。

 もちろん安心して野菜を販売し、そして食べていただくために科学的な根拠を示すことも大切だと考えています。当農園でも土壌放射性物質・空間線量の測定を行ないました。

 生産物については検査費用の問題もありすべてを検査することは不可能ですが、周辺農家の検査結果や行政より発表される検査結果もふまえ問題ないと判断できるものを出荷しています。(現在ほとんどの野菜で放射性物質は不検出です。)

 当農園ホームページ内の「栽培方針・取り組み」でも計測データや関連資料へのリンクをご覧いただけます。ご質問などありましたら下記お問い合わせ先までどうぞ。

 まずは福島に関心を持ち知ってもらうことからだと考えています。

 農薬や化学肥料を使用しない、自然の流れに沿った農業を目指しています。

 http://www14.plala.or.jp/infi/   (ホームページアドレス)

 ホームページから販売をしていますので、宜しくお願い致します。