[622]8年がかりで山を切り開いて作る福島第一原発への道

川端優美子 投稿日:2011/07/04 21:58

群馬のゆみこ(川端優美子)です。

【[590]福一原発への道路整備作業 50歳代 1日2時間で5万円】の続報です。[590]は、おじさんが東電の下請けで働いているという、わたしの友人からの、又聞きの又聞きぐらいだったので、少し情報が間違っていたところがありました。今回は、友人が6月末に法事でおじさんに会い、直接聞いてきた話です。

おじさんは原発に向かう道路を作る仕事の候補者として挙がっていて、話を聞いた当時(6月末)はまだ実際にはその仕事はしていませんでしたが、今月から行くそうです。おじさんは「いぎたくねぇなぁ」と言っていたそうです。

その原発へ向かう道路は、なんと、山を切り開いて作る計画だそうで(なんで?どこから?)、雇う側の説明では完成まで7~8年かかるということです。でも、おじさんとしては「8年じゃあ、無理だんべ。10年はかかるだんべな」ということです。

その仕事に就いた場合、宿泊場所は原発から70km圏外にあり、毎日1時間半かけて通うことになる。(これも、「放射能こわいよ、作業員も泊まるときは70km圏外だよ」というパフォーマンスでしょうか。)

仕事は午前中に二時間、午後に二時間で、1日5万円の報酬だそうです。昼食はおにぎり2個が支給されるのみ。夕食はお弁当ひとつ。

作業中はマスクを外してはいけないので、飲食は禁止。 

この話を聞いたときは、「お昼ごはんはおにぎり二個って、ひどい」とか「この暑さの中、防護服を着てマスクして2時間、水も飲めないのはきつい」などと思っていましたが、よく考えたら「8年がかりで山を切り開いて作る道路」って、なんのためなのか、という疑問が湧いてきました。やはり、日本中の核廃棄物を大きなトラックで運ぶための道路なのでしょうか。その前に、核廃棄物処理場を建設する資材を運ぶための道路? 以上