新聞社の緊急世論調査とは、擬似実験室内である日本国内において、偏った情報を大量に与えることで実験対象に与える心理学的効果を測定するものである(中田安彦さんのtwitter)

黒瀬祐子 投稿日:2011/04/10 00:46

エドワード・バーネイズ著『プロパガンダ教本』の訳者でもある中田安彦さんが、「世論調査分析は戦略爆撃調査団と同じ役割を果たす」という重要な内容をツイッターでつぶやいていました。

2011年4月9日のツイッターより

(転載はじめ)

世論調査だけではなく経済学など社会科学全般に言えることだが、「実験室の環境」を一定に保てないという最大の問題がある。経済学や政治学なども疑似科学でありプロパガンダの一種だと私は割り切っている。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56575120990416896

それにサイエンスの歴史は実は古くない。アメリカの大学で教えている学問の大半が第二次世界大戦後に確立しパッケージ化されたもの。理科系学問のような厳密さを求めて様々な学問が政治的に発達。その内幕は『ビューティフル・マインド』という映画で存分に描かれている。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56577355384233984

いや、ちがうちがう!!私は間違っていた。新聞社の世論調査そのものは「実験」ではないんだ。実験は偏った政局報道をやるという行為にある。実験室は日本国内。世論調査はその実験の結果データを採取する作業に過ぎないんだ。そうでこれで全てすっきりした!!戦略爆撃調査団は世論調査なんだ!
http://twitter.com/bilderberg54/status/56581864013565952

【まとめ】新聞社の緊急世論調査とは、擬似実験室内である日本国内において、偏った情報を大量に与えることで実験対象に与える心理学的効果を測定するものである。統計学による世論調査分析は、戦争における戦略爆撃の効果を測定した連合国軍の調査団と同じ役割を果たす。社会実験の一プロセスである。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56582783694422016

やっぱり社会科学とかサイエンスって入り口で狂気な部分があるよなあ。ソーシャル・エンジニアリングの一種なのだから慎重に使ってもらわないと困ると、学者ではない私の立場からは言わないわけにはいかない。統計学を学ぶ以前にそういう心構えが大事だと思う。
http://twitter.com/bilderberg54/status/56583835982368768
(転載おわり)

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以前、ネットの掲示板で「マスコミの世論調査は自分たちが撒いた毒がどの程度回ったかを調べる秤だ」というコメントを見たことがあります。
http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/828.html