仏原子力研究機関見解「福島3号機の燃料格納容器は密閉状態にない」

よっちん 投稿日:2011/03/26 23:16

よっちんと申します。

気になる記事をもう一つ転載しておきます。

http://www.francemedianews.com/article-3-70205881.html

(転載貼り付けはじめ)

 25日仏ル・モンド紙の報道によれば、福島で最悪のシナリオである「原子炉溶融」が起きようとしている。

東京電力は同日未明「第3号機の燃料棒を搭載している格納容器が破損している可能性がある」と発表し、「放射性物質が遠方に放出された」と日本の原子力安全・保安院は報告している。
 仏原子力保安院(IRSN)のティエリ・シャルル事務局長は「原子炉の格納容器に穴が開いていることが予想される。今後我々はその仮説シナリオに基づいて分析を続ける」と語る。IRSNの危機管理局は、数日前から3号機から発生していた黒煙と原子炉隔離外壁がすでに気密性を失っていることから、「燃料と溶けた金属が混ざり合いコリウムが生成され外壁のコンクリートと化学反応を起こし、原子炉格納容器に亀裂が入っている可能性」を懸念しているという。

 もしそれが現実だとすると、放射能汚染の環境に対する影響は悲劇的な結果になる。過去に例のない事故になるだろう。1979年の米スリーマイル原発事故の際炉心は45%まで溶融したが、溶けた炉心は燃料を格納した鉛の容器の中に留まっていた。福島原発では「その境界線を超えてしまった」とル・モンド紙は分析する。

(転載貼り付けおわり)