1回の投稿可能容量が少ない

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2011/01/13 18:19

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 なんだ、[125]「ノー・プライムミニスター!」。また途中で切れてたのか。

 ちょっとリニューアル以前と比較して、1回分の投稿可能容量が少ない気がしますね。目安も分からないですし。

 それから前みたいに、許容量をオーバーしたらしたで「容量エラー」で投稿自体がはねられるようにしてください。ここのところ、システムを戻してください。有料会員の1人として要望を書き込みます。

 それでは仕方ないので、[125]「ノー・プライムミニスター!」の、阿修羅掲示板文章の切れてしまった部分直後から転載貼り付け致します。

 

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

想で仕事をしてくれと言っても、これは難しいでしょう。

 ですから、もはや高齢の職員をリストラするしかないと考えます。そう言いますと、必ず驚かれます。別に何も悪いことなどしていないじゃないかと。私はそこでいつもこう返すのです。今は平時ではなく、危機ですと。企業でいえば、不況で売り上げが下がったので今年はボーナスなしだとか、残業ゼロで給与10%カットだとか、そうした多少なりとも余裕のある状況ではありません。JALと同様、国は今や事業再生段階なのですから、事業仕分けをきっちり行ない、プライオリティを見直し、不要な仕事はやめ、予算をカットし、要らなくなった組織と人は削る。そして、JALで行なわれたように、希望退職を募り、希望者が集まらなければ、次に整理解雇へと進めていく。

 クビにできないとなると何が起きるかと言いますと、人が余っている、ならば仕事を作ろう、ということになるんです。必要な仕事はいくらでも作れます。「こんなにかわいそうな人がいます。だからこのような仕事をしましょう」「これは民間ではできません。行政でやりましょう」――。役所はこういうことならいくらでも考えつきますけれど、そうであってはいけません。

「危機」の意識はあるのか

――現状では何が足りないのでしょうか?

古賀 法制面でいえば、たとえば公務員リストラ法を制定することなどが挙げられるでしょう。公務員は失業保険料を払っていないため失業手当が出ませんので、その手当をするとか、退職金を割り増しするとか、リストラを宣告されてから一定期間は給与の支払いを受けながら職探しができるようにするとか。リストラと言うと苛烈に聞こえるかも知れませんけれど、組織の上のほうには偉そうな顔をして仕事もせず、面倒ごとは下に押し付けてばかりという人が少なからずいます。そんな人たちを早く何とかしてくれという声は、若手の中に強くあるのです。

 しかし、最も足りないのは危機感ではないでしょうか。街に出れば、派遣切りに遭ってハローワークに並んだけれど仕事は見つからない。仕事がないだけでなく、寮から追い出されて家もない。そういう話ばかりです。なのに公務員だけは仕事がなくても身分保障がある。給料も満額出るというのでは、税金で失業対策をしているも同然です。まるで身分制があるみたいです。国民の理解が得られるはずはありません。まして国の財政が危機だから消費税を上げてくれなどと言っても、誰も見向きもしてくれないでしょう。

 最も心配なのは、国に危機感が乏しくて改革が遅滞してしまう分を、民間の頑張りで補ってしまうことです。過去の遺産を食い潰し、民間の人たちが死に物狂いで頑張ることで今の日本は支えられ、しばらく支えられていく。これで仮に10年くらい持ったとしても、その間、肝心なことはまったく進まず、10年先でいきなり倒れてしまうのが怖いのです。倒れた時はもはや回復不能で、かたや世界は遥か彼方に進んでいて背中も見えない。IMF(国際通貨基金)が乗り込んできても、日本の財政のあまりの酷さに途方に暮れてしまうかもしれない。

 ギリシャやアイルランドは財政危機が急激に訪れたおかげで、かえってよかったのかもしれません。韓国は97年、アジア通貨危機のあおりを食って国がデフォルトの危機に陥り、IMFが介入して財閥解体などの果断な措置がとられました。これについては様々な評価がなされていますけれど、この時の改革が韓国の今日の経済発展の基盤を作ったということだけは確かでしょう。日本が今、あるいは数年のうちに、仮に国債が大暴落してお手上げになり、IMFの助けを求めるような事態になれば、むしろ思い切ったことができる可能性もあります。今のように危機感がないままダラダラ行くと、本当にまずい局面に立ち至ってしまうのではないかと私は危惧しているのです。

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次は、週刊朝日の脳科学者茂木健一郎×小沢一郎対談

おおよそこれまでのインタビューと重なるので、詳細はリンク先で読んでいただくとして、

最後の部分のみここに抄録しておきます。

(『週刊朝日』を購入するとさらに良いと思います!)

茂木氏はメディアに出過ぎと思うけど、この対談は嫌みがありません。

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http://www.asyura2.com/10/senkyo103/msg/222.html

≪[独占90分インタビュー] 政倫審出席拒否、だから・・・ 小沢一郎すべてに答える – 『週刊朝日』 2011年1月7・14日号(12月27日発売)掲載≫

(略)

茂木 最後に一つ、聞きたいことがあります。小沢さんにとって民主党らしさ、つまり、自民党とのいちばんの違いは何ですか?

小沢 ≪≪うーん。先ず若い政党なので、良さは、俗に言う「癒着」「腐れ縁」「しがらみ」といったものがないことでしょう。逆に、最大の欠点は、日本人としての基礎的な素養に欠けることですね。

例えば、僕が国会内で歩いていても、きちんと挨拶するのはむしろ自民党の人たちが多いです。民主党の若い議員は、挨拶するのもいるけれど、あっち向いてひょいと通る人もいる。そういった基礎的な倫理観や道義感、行儀作法が全く欠けている人が珍しくない。

いまの社会は、日本人的な道義感や倫理観が失われてきた。それを反映しているんですよ。≫≫

茂木 「学級崩壊」じゃなくて「国会崩壊」だ。“民度”を上げる為にはどうすればいいですかね。

小沢 ≪≪国民のレベル以上の政治家は生まれないというのは、そこなんです。だけど最近は、永田町の人たちよりも国民のほうが先に、かなり認識が変わりつつあると思いますよ。≫≫

茂木 じゃあ、小沢さんが実はダーティー、剛腕ではなくて、プリンシプル(原理・原則)の人だということが、ちゃんと伝わってほしいですね。(笑い)

[構成/週刊朝日・鈴木 毅]

    ◇

【〔対談を終えて〕 「プリンシプルの人・小沢一郎」 by 茂木健一郎】

小さな頃から、日本の新聞を読み、テレビを見て育っているから、政治の報道のされ方については、「こんなものだろう」という「相場観」のようなものを持っていた。小沢一郎さんについての一連の報道も、途中まで、そんなものかと思っていた。「政治とカネ」とか、「剛腕」だとか、小沢さんを巡って報道される時の決まり文句のようなものも、政治報道というものはそういうものだと思っている限りにおいては、違和感がなかったのだろう。

それが、どうもおかしい、日本のメディアの報道を見ていても、政治の本当のあり方、政治家の素顔は見えないのではないかと思い出したのは、2010年になってからである。小沢一郎という人の本質も、メディアの報道のされ方を見ていただけでは伝わってこない。そんな風に思うようになってきたのである。メディアの力は大きい。どのような世界観に基づいて、どのようなことに注目して報道するかということによって、同じことの見え方も変わってきてしまう。

イギリス留学時代のこと。あの国で、政治過程がどのように報道されているかということを目の当たりにしてびっくりした。政治の実質的な内容についての議論が行なわれているのである。

また、オバマ大統領の登場も新鮮だった。その演説は、アメリカという国が何を目指すのか、自身の生い立ちを含めて説き起こす。情熱とヴィジョン。そのようなことが当たり前に論点となり、人々に伝わっていく国もあるのだと思った。

小沢さんとの対談を終えて、その印象を一言で表現すれば、「プリンシプル(原理・原則)の人」だということである。

民主主義はどうあるべきか、という原理原則の問題。しばしば、「古い」と批判されてきた「ドブ板選挙」についても、有権者と直接話し合うことが民主主義の原点だと言われれば、まさにその通りである。イギリスでもアメリカでも、候補者たちは小さな集会を積み重ねて支持を訴えていく。

≪≪決まり文句のように言われる「政治とカネ」の問題についても、小沢さんの現場からの言葉は重かった。政治には、お金がかかる。それを、誰がどのように負担していくのか。「ドブ板選挙」、「政治とカネ」という日本では「古い政治」の象徴のように片付けられている問題にこそ、むしろ政治に関わるプリンシプルが表れるのだと、小沢さんに教えていただいた。≫≫

≪≪もはや、国内政治と同じように、或いはそれ以上に国際政治が大切な時代。首相選びにおいても、外交の能力を重視すべきだろう。小沢さんとの対談で印象的だったのは、その発言を英語に直して発信しても、違和感がないだろうということだった。日本のメディアの慣習の中では際立たないことが、視点を変えると輝きを増す。

小沢一郎という人の真価は、日本の因習を離れ、国際的文脈の中にあって初めて明らかになるのではないかと思う。小沢さんが表舞台に登場することを、楽しみに待ちたい。≫≫

http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20101229/1293607736
 

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コメント
01. 2010年12月31日 23:32:25: jfFAZGb6iI
「イギリス留学時代のこと。あの国で、政治過程がどのように報道されているかということを目の当たりにしてびっくりした。政治の実質的な内容についての議論が行なわれているのである。」
日本も早くそうなってほしいものです。
新年会へ行くだの行かないだの…
マスゴミのレベルが低すぎます。茂木氏、がんばってください。

02. 2011年1月01日 01:20:44: rFD4bFvk6w
2011年はマスゴミの清掃から始めよう。
勿の論、菅、仙ダニ、前原、枝野、江田、野田、玄葉、渡辺等々、民主主義の敵の排除も急務。

03. 2011年1月01日 01:50:30: rFD4bFvk6w
↑ああ!いけねえ、フランケン岡田を見逃した。まあいっか、存在が薄く軽い奴だから獅子眼中になかったのだ。

04. 2011年1月01日 17:58:23: 0ruzAX9hXM
小川さんではなく石川議員の間違いでは?名前をまちがうと、内容も見えにくくなります。

05. 2011年1月01日 19:22:01: U1BkPGPqmA
阿修羅住人のみなさま
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、イギリスはメディアが日本に比べて相当まともなので
今のような「官僚=優秀で控えめなな執事」(日本のように行政が立法にまで
幅を利かせることなく、政権が交代した場合、アドバイスや経緯の説明はしても
現政権の指示に従う→日本の沖縄問題のようには決してならない)になりました
が、20年程前までは日本と同様に官僚の特権意識が強く、日本と似たような
問題がありました。

それを皮肉った「Yes Minister」その続編「Yes Prime Minister」をBBCが
製作、放送。イギリス国民はこの番組によって大いに啓蒙されたといいます。

以下にその番組を紹介してくれているブログのコピーを貼りつけます。

【イエス・ミニスター(BBC)知ってます!?】

ベルリッツの最初の授業を受けた時、何かの拍子に今の内閣の「政治主導」の話に
なり、講師から教わったのがイギリスのテレビ番組「イエス・ミニスター」だ。
講師によれば ”Yes Minister”は、イギリスの政治家と官僚との暗闘?!を
描いていてとてもおもしろいのだという。

Wikipediaをのぞいてみると次のような解説が・・・

数々の賞を受賞した風刺コメディドラマ。
脚本はサー・アントニー・ジェイとジョナサン・リン。
英国 BBC 放送で 1980 年から 1984 年にかけて 7 話ずつ 3 シリーズに分けて
テレビとラジオで放送された。
続編の「イエス・プライム・ミニスター (Yes, Prime Minister) 」は1986 年から
1988 年まで放送された。
両方を合わせてエピソードは全38 話で、1 つを除きすべて 30 分番組である。
舞台は基本的にホワイトホールにある英国政府の架空の省、
行政省 (Department for Administrative Affairs) の大臣執務室。
政府の大臣職を務めるジム・ハッカー議員 (ポール・エディントンが演じた) の
仕事を追う。
ハッカーはさまざまに努力をして法案を立案し成立させようとしたり、
省内改革を実施しようとしたりするが、官庁、とくに事務次官 (省の役人の
トップ) であるサー・ハンフリー・アップルビー (ナイジェル・ホーソーン) の
抵抗に遭う。
首席秘書官であるバーナード・ウーリー (デレク・フォウルズ) は、両者の板挟み
になることが多い。

エピソードは、大抵、

サー・ハンフリーが「政治的な上役」に対する勝利を味わいながら
(あるいは、ときに敗北を認めつつ) つぶやく
「イエス、ミニスター (かしこまりました、大臣)」
(または「イエス、プライム・ミニスター (かしこまりました、首相)」)

という言葉で終わる。

このシリーズは批評家からも視聴者からも圧倒的な支持を受け、
複数回の英国アカデミー賞をはじめ数多くの賞を受賞している。

私はずっと日本でもNHKでこういった番組をこそ放送してほしいものだ!と
思ってきました。(NHKの存在意義ってあるんでしょうか?年に一度、
NHKから受信料を引かれる月は悔しくて、その前後イライラしてしまいます)
日本のメディアは、国民から電波をお借りしていながら「国民を啓蒙し
正しい方向へ導く」という義務を全く果たしていないと思います。

共感してくださる方がいらしたら、是非、NHKのHPに「海外の番組を
リクエスト」するコンテンツがあるので、そこでBBCの「イエスミニスター」と
「イエスプライムミニスター」をリクエストしてくださいませんか?
よろしくお願いいたします。

06. 2011年1月01日 22:15:52: 0nceXKMLyw
年末号購入しました。
このような特集また企画して下さい。
小沢さんをダーティなイメージで書くマスゴミが多い中、週刊朝日の公正な姿勢には
共感できます。

07. 2011年1月01日 22:49:25: zKHlCC0TEM
(05)様。情報ありがとうございます。是非、リクエスト致します。

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)