吉本隆明〈未収録〉講演集 全12巻

1094 投稿日:2014/12/13 10:43

吉本隆明〈未収録〉講演集 全12巻
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メール版<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/10 
本日入荷
○「吉本隆明〈未収録〉講演集1:日本的なものとはなにか」
    四六判上製/263頁 定価1900円+税  筑摩書房
  
 *帯の文
   書き言葉にないやわらかさ。
   作品としての〈語り〉の集大成
   
 *目次
   1 日本的なものとはなにか(A)1993
     古い日本語のむずかしさ(B)1984
     初期歌謡(C)1972
   2 日本の詩歌の始まりについて(D)1998
     南方的要素(E)1978
     南島論序説(F)1988
   3 「遠野物語」の意味(G)1990
     総論 柳田民俗学(H)1992
   解題 宮下和夫
   (月報1 吉本さんのこと(上)  渡辺京二
        吉本さんの講演のこと 宿沢あぐり)
          
 ※上記の4桁数字は講演のあった年です。
  (A)は「ビオス 創刊号」1995年秋号、哲学書房刊に収録
  (B)は「せんだがや通信 19」(1985年2月)に要約掲載。全文公表は初めて
  (C)「和歌の本質と展開」桜楓社1973年刊に収録
  (D)斎藤清一氏の私家版冊子「日本アンソロジーについて」に収録されたものとは別の音源からテキスト化。
  (E)中上健次編の私家版「文化の地平」1979年発行に収録。
  (F)「文藝」1989年春季号、「琉球弧の喚起力と南島論」1989年河出書房刊に収録。
  (G)「國文学」1991年3月号収録。
  (H)「再考 柳田国男と民俗学」1994年神戸新聞出版センター刊に収録
 ※以上8本中で猫々堂資料集に既収のは6本のようですが、今回のは新たに校訂されています。
  「ほぼ日フリーアーカイブ」で公開予定なのがどれかは不明です。
 ※月報は二段組8頁
 ※通販送料120円
 ※全巻ご予約特典の締め切りは2015年2月末です。1巻を分売で購入されてからでもお申し込み可能です。
  
◎発売遅延のお知らせ
  10日頃発売予定だった「吉本隆明全集 第5巻」は、20日頃発売予定になりました。

<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/01

ほぼ日「フリーアーカイブ 吉本隆明の183講演」と筑摩書房の「〈未収録〉講演集全12巻」の重複について

※筑摩書房からの連絡によれば、
 「当方の全124本の講演録のうち、あちらの音源が当方と重なるであろうものは78本」とのことです。
※少しややこしいので整理しますと、
 「ほぼ日」は183講演の音源を確保しています。
 この中で筑摩のと重複するのは78本。
 残りの105本は吉本氏の著作として刊行済みですから筑摩のには収録されません。
 重複する78本の内36本は、雑誌・冊子にてテキストが過去に公開されていますが、吉本氏の著作には未収録。
 筑摩版では音源と過去のテキストを校合して収録。
 残りの42本は音源のみが残っていてテキスト化はされていません。今回筑摩はそれらをテキスト化して収録。
 同じ音源を「ほぼ日」も独自にテキスト化して公開するのかどうかは不明です。
 筑摩の124本中「ほぼ日」と重複しない46本については、「ほぼ日」は音源を確保していません。
 これらの分については筑摩が独自に入手した音源からテキスト化するものと、音源無しで雑誌・冊子等から
 転載するものとになります。
※以上を勘案しますと、予想していたよりは重複が少なく、また重複する分についても、校訂の信頼度は筑摩版
 の方が高いように思われます。以上まだ不確かな部分もありますがご参考まで。

※なお、全巻予約の特典CD「芥川龍之介 芥川における下町」について、筑摩書房からの連絡によれば
 「全巻予約のお客様にご寄贈申し上げる予定の音源は、今回、この講演集の作業をしている途中で、新たに
 見つかった音源です。おそらくほぼ日でも持っていないものと思われます。」とのことです。
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 三月書房
604-0916 京都市中京区寺町二条上る
TEL:075-231-1924  FAX:075-231-0125
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http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/yosimoto.htm#◎吉本隆明の本 より