「腰痛」は終わる! – 「世界の診療ガイドライン」に基づく最新の腰痛治療 [単行本]

1094 投稿日:2013/11/08 10:43

「腰痛」は終わる! – 「世界の診療ガイドライン」に基づく最新の腰痛治療 [単行本]
長谷川 淳史 (著)
価格: ¥ 1,470
著者からのコメント
【推薦】  この本、スゴイ!  こんなこと書いちゃって……知りませんよ! ホントに。日本で初めての本デス。とても優れたイイ本であります。お読みになられてください。  井狩春男(エッセイスト)
 腰痛疾患に対するもっとも有効な治療法は何か。それは治療手段そのものではなく、治療者と患者の双方に意識改革を起こすことです。    

 1991年、医学界にEBM(Evidence-Based Medicine)という概念が誕生しました。カナダのゴードン・ガイアットが初めて提唱した概念で、「現時点でもっとも信頼のおける科学的根拠に基づいて診療する」という意味です。

 このEBMが医学界に導入されて以来、世界各国でさまざまな診療ガイドラインが作成されるようになりました。もちろん腰痛疾患も例外ではありません。1994年にはアメリカが、1998年と2001年にはイギリスがそれぞれ「腰痛診療ガイドライン」を発表しています。

 現代医学の革命ともいえるこの歴史的なプロセスの中で判明したのは、ほとんどの腰痛疾患は物理的・構造的・生物学的損傷ではない。そしてその症状の回復には、安静の排除と不安や恐怖心の除去が重要だという事実です。

 つまり、従来の古典的な腰痛対策とはちがった正しい情報、すなわちEBMから導かれた科学的事実を患者に伝え、腰痛に対する考え方を変化させるのが最善の腰痛対策だということが判明したのです。

 このように、EBMの導入によって腰痛概念が「生物学的損傷」から「生物・心理・社会的疼痛症候群」へと大きく変化し、さらにはEBM(サイエンス)とNBM(アート)を統合させようという動きも始まっています。医学界は今、かつて経験したことのない転換期を迎えているのです。

 この本がひとりでも多くの方々の手元に届き、腰痛に対する国民の意識改革が進むことを切に願っています。それがとりもなおさず、症状の回復を早め、再発率を下げ、医療費の削減につながり、ひいては“国民の利益”になると信じているからです。

内容(「BOOK」データベースより)
「安静」も、「牽引」も、「注射」も、「薬」も「コルセット」も、「体操」も、「手術」も、ガンの痛みを和らげる「モルヒネ」さえも、腰痛には効かない…。これが、21世紀の最新治療だ。
商品の説明をすべて表示する
登録情報
単行本: 223ページ
出版社: WAVE出版 (2004/9/20)
言語 日本語
ISBN-10: 4872902009
ISBN-13: 978-4872902006
発売日: 2004/9/20
商品パッケージの寸法: 18.6 x 13 x 1.8 cm
目次
第1章 痛みを増幅させる腰痛の常識(医学界は腰痛の原因をいまだ解明していない
エビデンスレベルとは何か
老化と腰痛は無関係 ほか)
第2章 痛みを解消できないいまの治療法(人はなぜ治るのか
ベッドでの安静は危険
薬はどこまで有効か ほか)
第3章 あなたを苦しめ続けた腰痛が治る(EBMの有効性が実証された
ノーシーボの脅威
正しい情報こそ回復のきめて ほか)