戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側 山中 恒 (著)
戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側 (角川oneテーマ21) [新書]
山中 恒 (著)
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商品の説明
内容紹介
戦争をすることで国民の暮らしがどれほど影響を受けるのか、悲惨な事態になるのか。長年戦時史研究を続ける著者が、コレクションである膨大な戦時史資料をもとに、戦争のバカバカしさを激白!
内容(「BOOK」データベースより)
戦争は冷酷でばかげたビジネス。戦争をするには莫大な費用がかかる。戦争をやることがいかに異常な事態であるか経済の面から戦争を語りつくした新しい戦時史。
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登録情報
新書: 212ページ
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/8/10)
ISBN-10: 4047102016
ISBN-13: 978-4047102019
発売日: 2009/8/10
目次
はじめに
第一章 戦争で儲けよう
1.戦争とは?/2.第一次世界大戦と日本/3.満州事変/4.満州国は役立たず
第二章 戦費とは何か?
5.国防国家建設資金/6.戦争と為替「一志二片」の堅持/7.戦費とは何か?/8.総力戦体制と言論統制/9.輸出入品等に関する臨時措置に関する法律/10.軍需工業動員法
第三章 生産力が戦争の勝敗を決する
11.原棉飢饉/12.国家総動員法/13.労働力不足/14.戦争のための厚生省
第四章 戦争のメンタリティ
15.総力戦用国民学校/16.日の丸を強要した国民精神総動員/17.戦争と失業/18.なぜ英米を敵にまわしたか?/19.日中通貨戦・円元たらい回し/20.太平洋戦争序曲・天津租界問題
第五章 資源がない、物がない
21.電力・石炭不足/22.価格等統制令と物不足/23.貿易省・日米通商航海条約破棄
第六章 軍需バブルはじける
24..日独伊三国同盟/25.対日資産連結/26.戦争と国民貯蓄/27.戦争は中小企業を切り捨てる
第七章 勝てるはずのなかった戦争
28.重要産業団体令と統制会/29.軍需省と航空機生産
あとがき