「厚労省職員アンケート 政務三役に「驕りを感じる」=48%」

投稿日:2010/08/14 06:44

「ゲンダイ的考察日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/08/13(金) 07:58:39
「厚労省職員アンケート 政務三役に「驕りを感じる」=48%」

■政務三役に当てはまるのは? (複数回答)
○厚生労働行政に対するビジョンが伝わる―14.5%
○無回答―41.9%
○驕りを感じる―48.0%
○対応が急がれる際、速やかに相談できる―1.2%
○現実的なスケジュール感の観点から、納得のいく指示が示されている―1.0%
○事実関係や政策的整合性の観点から、納得のいく指示がされている―2.9%
<出典元:厚労省「メタボ厚労省のシェイプアップ計画」>

【松尾貴史 統計データ怪析】より

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長妻サン、副大臣、政務官に「驕りを感じる」48%の人は、仕事を辞めはったらええやん。

政務三役は会社でいえば経営幹部に相当するわけで、度合いはあるとしても、半数の社員が「ウチの社長は思い上がっている」と非難する組織は、異常です。社長交代を願うと意思表示する人が半数いるとなれば、潜在意識はもっと多いはず。ヒドイ感覚です。

公僕として国民のために汗水たらして気張っている、まっとうな職員が大半だと思います、思いたいんです。
それでも、自分が属する組織のトップの指示に「納得いかない」99%の人は、仕事を辞めはったらええやん。
再就職や自分の将来のことを考え、消極的選択で辞めないのなら、つべこべ不平不満を言わずに働く。少なくとも自分たちは退職金は支給されるわけで、疲弊した世の中全体で見たら、もっと厳しい思いをしている人々はいるわけで…。

一方、上司の長妻サンはどうすべきか。
「厚生労働行政に対する思いやビジョンが伝わる」と答えた14.5%の、熱意をもってミッションに当たる人材を重用するようなシステムを構築することでしょう。自らヤル気を持って、崇高な理念とか志を持って公の仕事に当たっている人を、即戦力で使う。「仕事が嫌なら辞めてください。その代わり、天下りはさせません」と、強気に出てもいいのではないでしょうか。

割り当てられた基礎年金番号が、成人人口(1億429万人)より123万件も多いことが発覚し、新たに問題視されています。84人に1人の割合で数え間違えていた人たちが、新しい上司に驕りを感じるなんて……。まさに「米の飯がてっぺんにのぼったとはおまえさんのことじゃな!」。

(日刊ゲンダイ 2010/08/12 掲載)

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長妻大臣の就任後の初登庁で拍手で迎えなかった厚労省の役人たち。やはり異常な集団というべきか。これじゃ、やりたいことも出来ず気苦労ばかり…、長妻さんは強気でいって欲しい。応援しています。
このコラムは時々面白いデータを紹介しています。毎週木曜掲載です。

(転載貼り付け終了)