「アフガン戦略を巡るオバマ政権と米戦争屋の対立激化の真相」

投稿日:2010/06/29 07:04

「新ベンチャー革命」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年6月27日 No.147
「アフガン戦略を巡るオバマ政権と米戦争屋の対立激化の真相」

1.オバマ大統領、アフガン戦争の最高責任者を解任

 2010年6月23日、オバマ大統領は、アフガン駐留米軍の最高責任者・スタンレー・マクリスタル司令官を解任しました。解任理由は、同司令官が、雑誌にオバマ政権要人を誹謗中傷する投稿を行ったからです。これは合法的な解任ですし、マクリスタル司令官も予定の行動です。かつて航空幕僚長を解任された田母神氏の例とよく似ています。両者、確信犯です。

 上記の情報から、米国ではアンチ戦争屋のオバマ政権と、アフガン戦争を牛耳ろうとする戦争屋の厳しい対立が起きていることが伺えます。

 親・戦争屋の日本の大手マスコミ(悪徳ペンタゴンの一味)はそろって、オバマのアフガン戦略が行き詰っているかのような報道を繰り返しています。

 オバマ政権は米国連邦政府の財政再建に向けて、カネ食い虫・国防総省の予算の大リストラ(5年で1兆ドル削減)を計画・実行中です。その背景を考慮すれば、オバマ政権が、これ以上のアフガンへの兵力増強を渋り、現場のアフガン駐留米軍責任者と対立するのは当然です。

 いずれにしても、マクリスタルのオバマ政権誹謗中傷は、戦争屋のオバマ政権に対するいら立ちを代弁するカタチになっています。

2.オバマ政権のアフガン戦略とは?

 本ブログでは、すでに2009年8月、オバマ政権のアフガン戦略について分析を行っています(注1)。

2009年8月時点、オバマのアフガン戦略に関して、二つの相対立する見方が存在していました。

(1) アフガンにおける戦争屋の麻薬利権(ヘロインの原料、アヘンの世界生産量の9割)を撲滅させること。

(2) 戦争屋のアフガン麻薬利権を守ること

当時は、戦争屋を煙に巻くため、オバマの本音がどちらなのか、意図的に曖昧にされていました。

 ちなみに、発足当初の日本の民主党鳩山政権は、上記(1)を意図して、アフガンの平和的産業復興援助(5年で50億ドル援助約束、これは日本国民の血税)を表明していました。だから、これをいただくため2010年6月16日、アフガンのカルザイ大統領(戦争屋の傀儡だったが、オバマ・シンパに転向か?)が訪日したのです。日本は巨額赤字国・米国の便利な財布代わりに扱われている代表事例です、念のため。

 さて、国防総省ペンタゴンとCIAを牛耳る戦争屋(デビッドRFがボス)にとって、アフガン戦争の目的は、言うまでもなく、中東で組織化されている反米テロリストの撲滅です。しかしながら、これはあくまで建前上のオモテの目的です。これを掲げないと、米国民の血税を湯水のように浪費してアフガンやイラクへ派遣している大規模駐留米軍を維持することを、あのケチな米国民が到底、許しませんから・・・。

ところが、戦争屋には、アフガンに派遣される一般米兵の知らない秘密のウラ目的が存在します。それは、戦争屋にとって極めて重要な諜報活動や謀略工作活動の資金源の調達です。戦争屋は伝統的に、CIAの諜報活動や謀略工作活動の闇資金をRF財団や麻薬密売で調達してきました。その証拠として挙げられるのが、有名なイラン・コントラ事件(注2)の発覚です。

3.米戦争屋と日本の悪徳ペンタゴンの歴史的共有ルーツ:麻薬密売

米国はオモテ向き民主主義を標榜している関係で、あの凶暴な戦争屋ですらも、民主主義のルールを守る精神は残っているのです。だから、さすがの戦争屋も、CIAのオモテの諜報活動はともかく、ウラの謀略工作活動の闇資金までも国民血税から調達することに気が引けるわけです。そこで、CIAは麻薬密売というウラ・ビジネスで闇資金を調達する伝統があります。

ちなみに、戦前日本の関東軍・満鉄もアヘン密売で謀略工作資金を調達していました(注3)。おそらく、日本の軍部も、戦前、戦争屋系の米国ハリマン財閥(ブッシュ一派の系列)などから、その手口を学んだのでしょう。ちなみに、悪徳ペンタゴンのプロパガンダ機関・大手マスコミのルーツは関東軍・満鉄調査部につながります、根は深い。

 蛇足ですが、日本の場合、悪徳ペンタゴンの一味・自民党と外務省は、国民の血税から予算化される国家機密費を堂々とマスコミの買収に流用していました(野中広務・自民党元官房長官暴露)。悪徳ペンタゴン連中がルーツを同じくする同じ穴のムジナであることがよくわかります(笑)。

ところで、あの凶暴な戦争屋ですら、米国民の血税を使うのを遠慮しているのに、日本の悪徳ペンタゴンがいかに厚顔無恥のあつかましい連中か、国民はよーく思い知るべきです。日本国民はこのように、悪徳ペンタゴンからとことんなめられています、念のため。こんな悪徳ペンタゴンに踊らされる国民がウヨウヨ居ることに腹が立って、腹が立って仕方ありません。

4.米国アフガン戦略のオモテとウラ

上記の背景を前提にすれば、米国戦争屋にとってのアフガン戦略には、隠された目的があるとわかります。それは、上記(2)のアフガンにおける麻薬利権の確保です。

一方、オバマ政権を支援するジェイRF(戦争屋ボス・デビッドRFの米国覇権ライバル)にとって、戦争屋ボス・デビッドRFの息の根を止めるためには、上記(1)のアフガンの戦争屋=CIA麻薬利権の撲滅(中南米や東南アジアの戦争屋麻薬利権も同じ)が必須なのです。ちなみに、日本のマスコミ(悪徳ペンタゴン)が有難がる戦争屋ジャパンハンドラー(悪徳ペンタゴンの首魁)の一人、リチャード・アーミテージは東南アジア麻薬利権の闇の帝王だったと言われています(風貌通り)。

 最近、オバマ政権と戦争屋の対立が険しくなったということは、筆者が懸念してきたとおり、オバマ政権のアフガン増派の目的は、上記(1)であることが戦争屋に気付かれたのです。逆に言えば、オバマのアフガン戦略は“ホンモノ”(正義の戦争)だということです。

その結果、オバマのアフガン戦略目的、上記(1)と、戦争屋のアフガン戦略目的、上記(2)は、真っ向から対立しています。そのため、アフガン戦略を巡って、オバマ政権と戦争屋(国防総省の中の、戦争屋シンパ、ネオコン含む)との対立が日に日に、厳しくなっているのです。なお、国防総省にはオバマ・シンパもいます、念のため。

5.戦争屋はオバマのアフガン戦略の本音に気付いて、怒り心頭

 戦争屋は諜報・謀略の専門家集団です、早晩、オバマのアフガン戦略の本音に気付くのは時間の問題でした。戦争屋からみれば、アンチ戦争屋のオバマを許せません、かつてのJFK(ケネディ)のように、暗殺したいところです。オバマはこれまでさんざん、戦争屋から恐喝されています。筆者の知る限りでも、(1)オバマのメキシコ訪問中(麻薬撲滅のため)の豚フル・ウィルスのバラマキ、(2)オバマ搭乗のエアフォースワンへの戦闘機スクランブル恫喝、(3)ホワイトハウスへの外部者不当侵入ハプニング(ホワイトハウス警備は戦争屋のシマ)、(4)オバマの太平洋諸国訪問阻止に向けてのインドネシア・アルカイダ(戦争屋のでっちあげテロリスト)のテロ恫喝、などです。

 戦争屋にとって、CIA謀略部隊を使えば、オバマ暗殺は可能ですが、彼らはシナリオ発想で動きます、オバマの後任が見つからないのでしょう。副大統領バイデンも戦争屋の味方ではなさそうですし、ヒラリー・クリントンも基本的には、戦争嫌いです。

 オバマの後見人・ジェイRFは戦争屋(デビッドRFの率いるD系戦争屋)のクセも手口も熟知しています。オバマをそう簡単には無力化できないのです。それがため、D系戦争屋のいら立ちが極限に達しています。

6.韓国哨戒艦艇・天安事件:戦争屋のいら立ちが極限に達した結果

 オバマの本音を知った戦争屋は、オバマを暗殺か失脚で無力化したくてウズウズしているでしょう。ところが、ポスト・オバマのシナリオが確定しないため、オバマ無力化作戦が実行できないのです。そのことをオバマ自身もよくわかっています。

 米国覇権抗争の歴史を振り返れば、ポストJFK(戦争屋を潰そうとした)にはジョンソン大統領という戦争屋傀儡がいました。ポスト・ニクソン(戦争屋のいうことをきかなくなったので、ウォータゲート事件で任期途中辞任)のとき、フォード大統領(ラムズフェルド国防長官が監視役)という戦争屋傀儡がいました。デビッドRFのライバル・兄ネルソン(フォード時代の副大統領)はフォード後釜を狙ったのですが、愛人宅で腹上死(暗殺疑惑あり)しています。

 今回、ポスト・オバマの戦争屋傀儡大統領が見つからないのです。そして、この延長線上にて、天安事件が起きたと筆者は思います(注4)。しかしながら、あせっては事を仕損じる、の格言どおり、この作戦は大失敗しました(注5)。

 今、戦争屋は非常に危険な状態にあります(注6)。戦争屋最大の関心事・アフガン情勢あるいはイラン情勢の行方が定まるまで、今の民主党のように、逆らわないようにしておくしかありません。戦後、戦争屋傀儡・自民党政権下、日本は丸腰にされてきたことの無念さをわれわれ国民は再度、かみしめるべきです、安易に変節民主党を批判してもむなしいだけです。長年、戦争屋傀儡・自民党を政権党にしてきた能天気国民の自業自得です。

注1:本ブログNo.13『米オバマの麻薬撲滅の本気度いかに』2009年8月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/367007.html

注2:イラン・コントラ事件、ウィキペディア参照

注3:里見 甫(さとみ はじめ)、ウィキペディア参照

注4:本ブログNo.132『風雲急を告げる朝鮮半島:米国戦争屋の極東シナリオを読み解く』2010年5月27日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14463828.html

注5:本ブログNo.142『日本にとって不幸中の幸い:極東戦争勃発ねつ造作戦失敗』2010年6月15日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/15229447.html

注6:本ブログNo.140『緊急警告:米国戦争屋の対日圧力が凶暴化する危険高まる』2010年6月12日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/15071565.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

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