「ビッグ」、「グレートブルー」、「異人たちとの夏」

5670 投稿日:2010/07/18 13:01

この三作品は、確か私が社会人になって間もない頃、ほぼ同時期に公開されたはずです。

ビッグ…若い頃のトム・ハンクスが主演しています。心は子どものまま、身体だけ大人になってしまう少年の物語。他愛ない話ですが、後のトムの大成を予感させます。小学校高学年か、中学生くらいのお子さんがいらっしゃるのであれば、一緒にご覧になっても良いのでは。

グレードブルー…ヒットはしていませんが、後に編集し直され「グランブルー」なる題で再度公開されました。こちらでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。監督はリュック・ベッソンです。

異人たちとの夏…大林宣彦監督は無名の頃からの片岡鶴太郎を知っていて、将来の大化けを予感していたそうです。

「囲む会」会員の方々には、俗な話で恐縮ですが、街でふと耳にした曲で、思わず立ち止まってしまったとか、有線で流れていて、一度聴いたら忘れられなくなった、いわゆる流行歌ってないでしょうか。

中島みゆき「時代」、甲斐バンド「安奈」、松田聖子「赤いスートピー」、スピッツ「ロビンソン」、キロロ「長い間」などが、今思いつきました。

ここに挙げた映画三作品は、流行歌のように、短い間ではあるけれど私の心を奪っていったものです。

NHKラジオ深夜便で、五木寛之が言っていました。「学生に隠れて美空ひばりの曲を聴いていた大学の先生がいた。インテリがひばりの曲だなんて恥ずかしいと思っていたのかな。」

それはともかく、映画も音楽も理屈ではないんですね。感覚に訴えるものです。

職場の後輩で「異人たち」が好きという子がいました。彼はガールフレンドと一緒に見て、「自分は興奮したけれど、彼女は意味が分からないと言っていた」そうです。よくある話です。