アメリカ資本の権益を守る暗殺者養成学校
投稿日:2010/06/22 19:28
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アメリカ資本の権益を守る暗殺者養成学校
【書籍・書評】
2010年6月18日 掲載
「アメリカの暗殺者学校」ジャック・ネルソン・ポールミヤー著、安倍陽子訳
(緑風出版 2600円)
過去50年にわたって米国のラテンアメリカ政策の中心を担ってきたアメ
リカ陸軍米州学校(SOAのちにWHINSECと改称)の実態を告発した
衝撃の一冊。
エルサルバドルやグアテマラなどで起きた内戦や惨殺は、米国の外交政
策立案者の指揮のもと、同校の卒業生によって引き起こされた。暗殺やク
ーデターの起こし方、市民への脅迫・拷問の方法、諜報・謀略組織のつくり
方など暗殺者学校と呼ばれるにふさわしい技術が訓練され、アメリカの利
害に関わる地域に輸出されていく。その実態を告発したSOAウオッチの活
動により閉鎖・改称に追い込まれたものの、今なお兵士を養成し続けてい
るという。企業主導のグローバル経済体制を支える戦略の一環として存在
する同校は、米国の外交政策そのものに合致する。格差を拡大し、環境
やコミュニティーを破壊し、各国の政治を骨抜きにしていく手法の恐ろしさ
には鳥肌が立つ。
http://gendai.net/articles/view/book/124655
(貼り付け終了)