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「105」 検察・特捜を使ったアメリカの小沢一郎への弾圧・攻撃のあらまし。
副島隆彦です。 小沢一郎に対する、政治謀略としての、日本の検察・特捜を手先として使った、アメリカのCIAからの攻撃の事件の関係の新聞記事の一部を、載せておきます。日本のメディア(10社)もグルで、政権交代・小沢首相の誕生潰(つぶ)しに連携して動いた。

 自民党・麻生政権も「敵失(てきしつ)」などと言って、自分たちゴロツキ政治家たちを、アメリカが「背に腹は代えられない」で、大事にしてくれることを喜んでいる。馬鹿なやつらだ。各省の官僚の旧来の主流派たちも、アメリカが自分たちを、大事にして、日本を自分たちを使って、あやつってくれるらしい、ということで、アメリカと手を結び直したようだ。この3月から、小泉・竹中の路線は、アメリカから捨てられつつある。 副島隆彦記

(転載貼り付け始め)

●(副島隆彦注記。カーティスよ。盗人たけだけしいとは、お前のことだ。日本CIAを最高度から、操っているのは、お前のくせに。日本の検察・特捜を使って、小沢攻撃を仕掛けたのも、お前自身のくせに、よくもこういう、「検察は説明責任を果たせ」などと、自分の手下(てか、てした)の船橋洋一=朝日の編集件をすべて握っている男=を使って、こういう、目くらましをやるものだ。私はあきれ返っているよ。副島隆彦注記終わり)

● 「違法献金事件 検察には説明責任がある 」

2009年3月12日 朝日新聞 「 視点 」

ジェラルド・カーティス 米コロンビア大教授(日本政治)


 今回の東京地検特捜部による小沢一郎・民主党代表の公設第1秘書の逮捕と事態の展開には、解せないことがある。逮捕から1週間余りたつのに、検察当局は強制捜査に踏み切った理由などについて、国民に対し公式の説明をしていない。これは一体、どうしたことか。

 私は、公共事業に絡む建設業界と政治家の腐敗構造がなくなっていない事実を軽視するつもりはない。また、検察が不正献金の問題を追及するのも当然のことである。

 しかし、この事件は普通の政治スキャンダルとは質的に違う。数ヶ月以内には総選挙が行われ、政権交代が取りざたされている。その微妙な時期に、「政治資金規正法違反」という形式犯で、次期首相になる可能性がある人物の公設秘書をいきなり逮捕するとは、極めて異例である。だからこそ、検察の説明責任が問われているのだ。

 検察が自民党のために動いたとの憶測が出たり、民主党から「国策捜査」の非難が飛び出したりした。検察当局は沈黙を守るが、マスコミは「関係者によると」などの形で様々な情報を流している。公共事業をめぐる「斡旋利得」の疑いがあるとか、事件はさらに二階経済産業相に飛び火するとかいう報道が事実のように語られ、当局のリークなどによる巧妙な情報操作への疑念も生じさせている。

 検察当局は、逮捕した秘書の勾留期限が来る3月24日に記者会見し、起訴か否かも含めて事情説明すると見られている。だがこの間、逮捕されただけでも世間的には「有罪」の印象を持たれ、次期首相の最有力候補の政治生命をも奪いかねない。

私は、小沢氏の肩を持ったり、特定の政党の側に立ったりするものではない。検察が政治的に動いているとか、検察のやっていることが怪しいとかいうつもりもない。しかし、総選挙を前にして、動き出した検察が沈黙し、公の場で説明しないということは、国民の間の政治不信ばかりか、国家権力に対する不信感を深めることになりかねない。この危険の重大性こそを、検察は認識すべきである。

 なぜ、検察の説明責任を求める声がもっと強く出てこないのだろうか。朝日新聞は3月10日、「民主党、この不信にどう答える」 と題した社説を掲げたが、どうして 「検察、この不信にどう答える」と問いかけないのか。検察のやることは絶対に正しく、疑う余地がないとでも思っているからなのか。マスコミは検察側が不機嫌になるような報道を自己規制して控えているからか。

 検察当局は、現時点ではまだ捜査中なので、すべてを明らかにすることはできないという立場なのだろう。だがそうであれ、記者会見をして説明できる事は説明し、話せないことは話せないと言えばいい。肝心なのは国家権力を行使する機関の姿が国民に見えることだ。

国家権力があくまでも公平・公正に使われていると国民が信じられることが、民主主義の絶対条件である。いま日本では政治家もマスコミも、さらに国民一般も、この問題にあまりにも鈍感になっていないか。

今回の事件は一人の野党リーダーの問題だけではない。党利党略ばかりを考えず、法治国家としてのプロセスの正当性を守る意味においても、麻生首相をはじめ与野党の政治家たちは、検察の責任者が公の場に出てきて国民に説明責任を果たすよう求めるべきだ、と私は思う。 (了)


●(ロッキード事件の検察官で、CIAに雇われていた堀田力(ほったつとむ)が、ついに正体を現した。副島隆彦注記)

「違法献金事件 検察に説明責任はない」

朝日新聞 2009年3月25日

堀田力(ほったつとむ)

 東京地検特捜部が捜査中の政治資金規正法違反容疑について、検察には説明責任があるという主張がある。本件で特に説明責任を問う理由は、「(政権交代が取りざたされる)微妙な時期に」「形式犯で」異例な逮捕をしたからだという(3月12日付「私の視点」、ジェラルド・カーティス教授の論述)。

 しかし、以下の理由でこうした主張は成り立たず、検察に説明責任はないと考える。 政治資金規正法は、政治がカネの力でゆがめられることなく国民一般のために行われるようにしたいという、国民の長い間の悲願に応える法律だ。かっては政治浄化のための主たる方策は、特捜部が時おり行う汚職事件の摘発であった。

 しかし摘発は偶発的にならざるをえず、手段としては不十分である。より適切な手段は、第1に、カネの動きをすべて透明にして、選挙権を持つ国民の監視と判断に委ねることである。そして第2に、特定の利益を追求するための組織である会社等による献金を禁止することである。

 しかし、これらの手段の導入には、当然ながら、資金を容易に入手したい政治家たちの抵抗がすさまじい。それを、国民の強い声によって何とか抑制し、政治資金規正法は資金の透明化についてはかなりのところまできた。

 この基本的な浄化の手段を、迂回献金やダミー団体によってくぐり抜けたのでは、国民の監視は不可能になる。規制を破る行為は悪質というほかない。

 一方、会社等の献金は、個人献金の文化が発展途上であるため、全面禁止までは長い道のりであるが、それでも、99年にやっと政治家個人に対する献金の禁止が実現した。これは大きな意味を持つ規制である。個々の政治家に対する個々の会社等の献金は、政党に対するものと異なり、個別の利益と結びつき、汚れやすいからである。

 今回の問題になっているこれらの規制は、このように、国民の望む政治の実現のために重要な役割を担っており、その違反を「形式犯」の一言で軽視するには、その意義はあまりに大きい。したがって、容疑が発生した時は、真実解明のために逮捕が必要とあればためらうことなく万全の捜査を遂げ、法廷の中で容疑の全容を明らかにすることが検察の任務である。

 捜査の時期については、選挙期間中などよほど特別な事情がない限り、端緒が得られれば進めるべきだ。時期を失すれば解明できなくなる恐れがある。

 この事件に対応してまずなすべきことは、政治家個人に対する献金禁止の抜け道封じだ。政党支部に対する会社等の献金の禁止と迂回献金の明確な禁止である。公共事業請負会社による政治献金の禁止も、国民の立場からすればその意義がよく理解できる措置である。実現すれば、受け継ぐジバンがなく、汗を流して国民に政策を訴える候補も当選しやすくなるだろう。

(朝日新聞「私の視点」 2009年3月20日掲載)


●副島隆彦です。 下↓の 「」番に続いて、昨日の3月3日の 「アメリカ(ヒラリー派)による小沢一郎への刑事弾圧策動と攻撃」のことを、書いておきます。さきほど、午前10時に、小沢一郎の記者会見(プレス・コー)があった。 小沢の実にしっかりした、発言と対応で、これで、今度の小沢攻撃は、
終わりだ。

 馬鹿な、アメリカの手先になって動いた検察庁(東京地検特捜)の負けだ。このあと、検察が電撃で逮捕した大久保隆規(おおくぼたかのり)秘書の起訴、立件ということを、検察は意地でもするのだろうが、早くも、検察内部で、責任問題が出て、指揮をしていた、特捜部長と、その上の、東京高検の字次長とかの、アメリカの忠実な手先どもの、責任問題が、検察内部で出るだろう。

 今度のつまらない「小沢つぶし」攻撃は、アメリカの手先となった日本検察の負けだ。もう一方の 謀略実行犯=下手人(げしゅにん)集団である、テレビ5社新聞5社も、はやくも、腰砕けだ。 まず、今度の司法(検察)を使った弾圧の概要を記事で示してゆく。  副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

●「「不公正な権力行使」=小沢氏、会見で「潔白」強調」

時事通信 2009年3月4日

 「不公正な国家権力の行使」「疑念は晴らせる」。小沢一郎民主党代表は4日午前9時50分ごろから、東京都千代田区の党本部で記者会見。政権交代で「次の首相」を目指す最大野党党首は強い口調で「潔白」を主張した。

 小沢氏は午前9時からの党役員会を終え、党本部5階の会見場に入った。マスクは取り、グレーのスーツ姿。カメラのフラッシュの中、顔をしかめながら「いいかな」と呼び掛け、「今回の問題につきまして報告と説明をします」と切り出した。

 「異例の捜査で政治的にも法律的にも不公正」「強制捜査を受けるいわれはない」。演台に両手をつき、一語一語を区切るように訴えかける。「強制力を持つ公権力が思うままにその力を行使すれば、社会は暗たんに陥り、民主主義を危うくする」。東京地検特捜部の捜査を「不公正」だと繰り返し強調し、約15分間にわたり持論を展開。「以上です」と締めくくり、手元の水を飲んだ。

 進退について問われると「私自身として何らやましいことはない。どうこうと考えてはおりません」と力を込めた。小沢氏は午前8時45分すぎ、党本部に車で到着した。白いマスクをして終始無言。足早にエレベーターに乗った。会議室がある6階のエレベーターホールは数十人のカメラマンらでごった返した。同9時ごろから始まった役員会は冒頭撮影もなく、報道陣には非公開だった。


● 「 小沢氏、進退問題に発展も=献金「全く問題ない」-衆院選へ打撃・民主 」

時事通信 2009年3月3日 23時32分

 民主党の小沢一郎代表は3日午後、党本部での幹部会で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで自身の政治団体を捜査、公設秘書を逮捕したことについて「全く問題ない。心配いらない。適切に処理している」と違法性を否定した。

 幹部会では、西松建設OBが代表を務めた政治団体から小沢氏の政治団体への献金について、正当性を主張していくことを確認した。同党は4日午前、小沢氏も出席して役員会を開き、対応を協議する。

 次期衆院選を控え、小沢氏の公設秘書逮捕という事態が民主党にとって大きな打撃となるのは確実だ。捜査の展開や世論の動向次第では、小沢代表の進退問題に発展する可能性もある。幹部会で小沢氏は「全く心当たりがない。何でこういうことになるのか全く分からない」と強調した。この後、小沢氏は無言で党本部を後にした。

 鳩山由紀夫幹事長は幹部会後、小沢氏の進退について、記者団に「この問題で今すぐとはならない」と指摘。「いずれ代表自ら説明すると考えている」と述べた。別の幹部も3日夜、「きちんと説明すればいい。代表辞任という状況にはなっていない」と語った。小沢氏は1月31日に盛岡市で行った記者会見で、西松建設OBが代表だった団体からの献金は認めつつ、違法性を否定。ただ、「(献金の)原資が違法だとなれば、どうするか対応を考えたい」として、返却を検討する考えを示していた。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。こんどの小事件は、「検察の勇み足」ということで、終わるだろう。西松建設の裏金摘発事件として、ずるずると検察はやるだろうが、小沢一郎つぶしの策動としては、アメリカの完敗である。

 あとの方に載せる記事の通、小沢が、この23日に、「アメリカ軍の日本駐留は、第七艦隊(横須賀基地他)で十分だ。防衛でも日本のことは日本人で出来る」という発言があって、それに、アメリカの日本管理対策版(ジャパン・ハンドラーズ)たちが、カリカリしただろう。

 その前の、2月17日の、ヒラリーとの小沢の会談で、「日米同盟は、対等の関係でなければならない。そのことを、日本側が、(勝手に卑屈になって)アメリカに言わなかったことが問題だ」と、ヒラリーに、直接、言い放ったことも重要だ。

 小沢一郎は、偉いのだ。 本当に偉いのだ。 「自分のことは自分でします。できない分だけ、ご支援ください」という、生き方、考え方が、人間として、まっとうなものだ。まず、始めにこのことを言えない、考えない人間が、他の事をあれこれ、言い出すのは間違っている。

 まず、頭から、始めに、アメリカ軍が、日本を守ってくれるのが当然で、自然で、当たり前だ。という考えをする者たちは、大間違いだ。売国奴どもだ。産経新聞(フジ産経グループ)や、読売新聞の幹部ども(ナベツネ派)や、文藝春秋(ついに、ゴロ雑誌の「諸君」が廃刊になる)や、新潮社(どうして、こうなったのか)などに、心酔して、「そうだ、そうだ、日米同盟が最優先だ。アメリカと共に、中国と戦うのだ」と、言わないと済まない馬鹿たちを、今こそ、あぶりだして、順番に、筆誅(ひっちゅう)を加えなければいけない。

「自分のことは、自分でします」「自分の国は、自分たちで守ります」と、素朴に、きっぱりと言えないような、人間は、おかしいのだ。 洗脳されているのだ。この一行が言えないような人間は、愚か者たちだ。卑怯で、卑劣で、根性の曲がった人間どもだ。

 産経・読売・文春右翼たちは、自分たちのことを、愛国者(民族主義者)で、現実主義者(リアリスト)だと、考えている。そして、その実態は、盲目的な、アメリカの手先、子分どもである。会って話しても、実に卑しい人間たちだ。

小沢一郎の、今日の記者会見の全文が、毎日新聞のネットにあったので、これを、あとで、貼り付けます。

 日本の検察までを、使って、小沢潰(つぶ)し、追い落とし、を狙ったのは、ヒラリー派(シティバンクが、遂に潰れそうで、=株価ついに1.5ドル、気が狂いそうになっているデイヴィッド・ロックフェラーの直属)だ。ヒラリーの直接の対日官僚たちが、今回の、小沢への司法攻撃を、画策してやらせた。

 だから、「公権力を不正に使った検察による日本のデモクラシー(民主政治、国民政治)に対する攻撃」という小沢一郎の、表明も、控えめなものである。小沢は、自分を、ヒラリー派(2年後には、オバマを追い落として大統領になる)が狙って仕掛けたのだということを知っている。山岡や興石(おきいし)たち忠臣たちだけでなく、鳩山由紀夫までが、「検察を使った政府の陰謀だ」と公言した。以下の新聞記事の中にある。

 今の自民党・麻生政権には、そういうことをやっている暇はない。麻生を支えている、森善朗のゴロツキ政治家集団も、野中ひろむ系(小淵裕子、野田聖子、石場茂、古賀誠、二階俊博たち)も、こんなきたないことはしない。

 アメリカと連携している、小泉純一郎、竹中平蔵、武部勤たちが、アメリカからの連絡をもらっている。これに中川秀直、小池百合子グループが、「小沢を倒して、民主党を乗っ取って、自分たちが政権を取る」という、策を、ヒラリー派対日アメリカ官僚たちに、教育、指導されながら、実行に移している。   そして、この動きは、緒戦で、失敗している。彼らは、今、困っている。

 それでも何食わぬ顔をして、次の新たな手を考えている。 きたならし、自分を現実重視の、きたない政治家(リアリスト)だ、と、自覚もしている。アメリカ(帝国)の大きな力に従うのが、勝ち組の当然のお作法だと、信じ込んでいる。この長年染み付いた、日本人の奴隷根性(属国根性)が、直らない。

 それを、小沢一郎は、日本国民に、改めよう、自立しよう、自分の力で堂々と、平和国家として、生きてゆこうと、私たちに訴えている。偉い。 私、副島隆彦の考え、生き方と、完全に、一致する。

 小沢が、偉いのは、今度の、総選挙(遅くとも、5月か)で、民主党が、比較第一党(220議席ぐらいか。 自民党を、106議席減らして、200議席割れにする)になったら、ある種の連立政権を作って、それで、官僚たちを、たたきのめそうとしていることだ。 今回の、法務省・検察官僚どもの、醜悪な
行動もそうだ。

 財務官僚、金融庁、厚生労働省、総務省(戦前の内務官僚ども)、国土交通省、などの官僚たちが、アメリカの意向と指図で動いて、愛国派の政治家や財界人たちに襲い掛かるのだ、という今の、日本の恐ろしい構造を、徹底的に、破壊しようとしている。これがすばらしいのだ。

 小沢一郎は、なんとか政権を取ったら、貧乏が無くて、ろくに政策・政治手腕の勉強をしていない若い民主党の政治家たちを、各省の局長のポストまで、すべて100人ぐらい座らせようとしている。そうすれば、日本の官僚体制、官僚支配、官僚どもによる愚劣なる政治は、終わる。本当に終わる。

 官僚(高級公務員)どもが、政治をやってはいけないのだ。政治は、国民の代表である、議員=政治家たちが、公務員たちを、しっかりと使って、やらなければいけないのだ。この、基本のところを、小沢一郎は、やろうとしている。アメリカが、自分の忠実な、ワンコロ、手先にしてしまっている日本の各省の官僚どもに権限を、徹底的に、奪い取り、解体しなければいけないのだ。

 この小沢一郎の官僚体制(日本の宿ア、重病)打倒、官僚どもを皆殺しにしようとする政策が、今度の選挙の争点として、一番、なによりもすばらしいのだ。

 それに対して、 「そんなことは、どうせできない。官僚制を無くすことはできない絶対にできない。官僚たちは必要だ。試験に優秀な成績で受かったのだから、彼らの能力を認めるべきだ(一般大衆は、それに従っていればいい。政治家たちはワルモノ(悪者)だ」という、愚劣な、リアリスト(きたない現実重視の考えをする人たち)たちとの、言論戦、思想闘争に私たちは負けてはいけない。

 選挙で選ばれた国民の代表者たちである政治家(議員)たちに、本当の権力を与えなければいけないのだ。 それが、アメリカの日本支配を打ち破る最短の、そして、真っ当な正面からの戦略となる。

 今の日本の政治家(国会議員)たちは、偉いのだ。たとえ共産党であろうと、民社党でも、公明党でも政治家は、どぶ板を踏んで、選挙区の有権者たちを抱えて、彼らに膝まづくようにして、一票、一票をいただいているから、決して傲慢になることがない。有権者(国民)の代表でである自覚がある。それに対して、官僚どもには、顔がない。

 たとえ、事務次官(各省のトップ)でも、全く顔がない。表に出てこないで、裏方(うらかた、黒子、くろこ)に徹しているとされているので、だから、国民の見えるところで、動かない。それで、悪いことばかりする。官僚になっている者たちの、やることのえげつなさ、と悪辣(あくらつ)さを、自分の職業(業界)の実務を通して、知っている人から上が、この世の中の大人(おとな)だ。

 このことを、実感で知らない人間は、自分のことを、この国のひよこ、小児 だと、思ったほうがいい。実社会の苦労というのを、していない人間だ。馬鹿な家庭の主婦と同じだ。

 旦那に捨てられて、自立するしかなくなって、それで、子供を抱えて必死で生きている女たちの苦労もない。馬鹿テレビ番組を、昼間も見て、それで、それらの共感している程度の、愚か者たちだ。「小泉サーん。かっこいいー」と嬌声(きょうせい)をあげた、女どもから、選挙権を奪い取れ。


● 「民主・小沢代表の公設第1秘書を逮捕…東京地検 」

2009年3月3日20時22分 読売新聞

幹部との協議のため民主党本部に入る小沢代表=3日午後、民主党本部で政治資金規正法違反で逮捕された大久保容疑者を乗せて東京拘置所に入る車=源幸正倫撮影

  準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が、OBを代表とする二つの政治団体を隠れみのに国会議員らに企業献金をしていた問題で、東京地検特捜部は3日、小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47) を政治資金規正法違反(虚偽記入、企業献金の受領など)容疑で逮捕した。

 また、同社前社長・国沢幹雄被告(70)(外国為替及び外国貿易法違反罪で起訴) ら2人を同法違反(企業献金など)容疑で逮捕した。海外で捻出 (ねんしゅつ) した裏金を国内に持ち込んだことで発覚した同社の一連の疑惑は、政界を巻き込む事件に発展した。

 ほかに逮捕されたのは西松建設元取締役総務部長・岡崎彰文容疑者(67)。特捜部は同日午後、小沢氏が代表者を務める資金管理団体「陸山会」(港区)の事務所を捜索した。陸山会が献金を受けていた政治団体は、同社が1995年に設立した「新政治問題研究会」と98年に設立した「未来産業研究会」。それぞれ同社の別のOBが代表を務め、2006年に解散した。

 発表などによると、大久保容疑者は03~06年、両団体名義で計2100万円の寄付を受けたが、実際は西松建設からの寄付だと知りながら、陸山会の政治資金収支報告書には、両団体からの寄付であると虚偽の記載をした疑い。国沢被告、岡崎容疑者は06年10月頃、西松建設からの献金なのに、新政治問題研究会の名義を使い、陸山会に100万円の企業献金を行った疑い。

 同社関係者らによると、2団体には、西松建設の社員やその家族が入会し、会費を払っていたが、同社が賞与にその分を上乗せして補填(ほてん)。大口の献金先や金額も、同社の総務・経理部門を統括する管理本部の本部長が決定していた。こうした仕組みを発案したのは、当時、同本部(旧事務本部)の本部長を務めた国沢被告だった。

 2団体は解散までの3年間に、与野党の国会議員19人や自民党の派閥など計37の政治団体に総額約8500万円を支出していたが、小沢代表側は民主党岩手県総支部連合会も含め、最も多い計3300万円の献金を受けていた。

 政治資金規正法では他人名義での献金を禁じており、違反した場合は3年以下の禁固などが科される。また、政党以外への企業献金も禁止されており、違反した場合は1年以下の禁固などの罰則がある。一方、こうした献金を受けた政治家側にも同様の罰則があるほか、政治資金収支報告書に虚偽の献金者などを記載した場合は、5年以下の禁固などに処せられる。

●「小沢氏秘書逮捕:自民党側も捜査 東京地検特捜部」

2009年3月4日 共同通信

 西松建設の二つの政治団体は、解散までの約10年間に計約3億8500万円を与野党の国会議員や自治体首長らに献金しており、特捜部は自民党議員の会計責任者についても、立件を視野に捜査を進めるとみられる。

 政治資金収支報告書が閲覧可能な04~06年に主な有力議員の資金管理団体が受けた献金額をみると、自民党議員への献金は▽尾身幸次衆院議員400万円▽森喜朗元首相300万円--など。また、自民党二階派「新しい波」のパーティー券計約838万円を購入していた。


● 「小沢代表秘書逮捕「政権が仕組んだ」…民主党内に陰謀説も 」

2009年3月3日20時49分 読売新聞


 3日午前の役員会に臨んだ小沢代表(中央)ら民主党幹部(民主党本部で) 小沢代表の公設第1秘書が逮捕されるという衝撃的な事態にも、政権獲得を目指す民主党幹部らは3日、「政権が仕組んだ陰謀」などと強気のコメントを並べてみせたが、一方で困惑する議員も。

  自民党幹部らは「国民に対する背信」などと糾弾する声をあげた。東京・千代田区の民主党本部には、夕方から報道陣が詰めかけ、党職員らが対応に追われた。逮捕の報が入る前の午後4時過ぎ、会議を終えて姿を現した山岡賢次・国会対策委員長は 「(麻生)政権が選挙に勝つために仕組んだ陰謀」と怒りをあらわにし、「捜査は民主党と小沢代表を中傷する意図がある」と捜査批判を展開した。

 その後、逮捕の報に接した男性職員(40)は「選挙前に党に打撃を与えるために狙われたのだろう。動揺はない」と語ったが、他の職員の表情は硬く、「なにもわからない」などと繰り返すばかり。

 東京16区から民主公認で衆院選に出馬予定の初鹿明博都議は「とにかく驚いた。小沢代表のところだけやられるのは、バランスを欠いている」と話し、「選挙への影響はあるだろう。ポスターを2人で撮ったが、そのままいくしかない」と当惑した様子で続けた。

 内山晃・民主党衆院議員(比例南関東)は大久保容疑者について「まじめな人。犯罪を犯すわけがない」と語り、「(捜査は)政権を取ろうとしている勢いに水を差す行為で悪意を感じる。衆院選は小沢代表でやる。代表選の前倒しを主張するような議員は、党を出て行けばいい」。同党の筒井信隆衆院議員(新潟6区)も「国民が冷静になれば、選挙で自民党に負けることはない」と強気に語った。

 自民党本部も緊迫した雰囲気に包まれた。夕方、厳しい表情で1階ロビーに現れた武部勤・元幹事長は「政治家の良心が問われる問題。国民に対する背信だ」と指弾。萩生田光一衆院議員(東京24区)は「民主党の危うさは知っていたので驚くようなことではない。党内には、敵失で喜ぶような浮かれた雰囲気はほとんどない」と淡々とした表情で話した。

●「NY株:12年ぶり安値水準 5日続落で6726ドルに」

2009年3月4日 共同通信

 3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株三十種平均は5営業日続落し、前日比37.27ドル安の6726.02ドルで取引を終えた。年初来安値を更新、終値624ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は1.84ポイント安の1321.01。

 朝方は最近の急激な値下がりの反動や米財務省と連邦準備制度理事会(FRB)による金融安定化策に対する期待感などから買いが先行した。ただ午後に入り、自動車大手が米市場で二月の販売実績を大きく落としたことを相次いで公表したため、引けにかけて売りが優勢となった。市場からは「米景気の早期の回復は望み薄との見方が広がった」(米投資顧問会社)との声が聞かれた。

● (副島隆彦注記。 以下の評論記事で、産経新聞が、ついに本性を顕して、小沢一郎たたきを公然と始めた。小沢秘書逮捕の前日だ。 副島隆彦注記終わり)

「「拉致はカネで」 危うさ露呈“小沢首相”」

産経新聞 2009年3月2日  「 【民主党解剖】第1部 政権のかたち 」

 2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

 日本人の人権と日本の主権を蹂躙(じゅうりん)した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる-。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口(かんこう)令が敷かれた。外交・安全保障をめぐる小沢の「危うさ」が露呈し始めている。

 2月24日、記者団に「米海軍第7艦隊で米国の極東の存在は十分だ」と語り、波紋を広げた。「対等の日米同盟」を土台に、日本の防衛力増強を志向すると受け取れる発言の真意を、側近は「安保論議を活性化させようとして投じた一石だ」と代弁する。だが、党内にも「先を見据えない、浅はかな言葉だ」(幹部)との批判が出ている。

 「民主党に国民は不安も抱いている」。1月18日、民主党大会で国民新党代表、綿貫民輔はこう指摘した。民主党が政権に王手をかけたいま、小沢が唐突に繰り出す持論は、野党の足並みも乱している。

 小沢はどんな「政権のかたち」を描いているのか。麻生内閣の支持率が超低空飛行を続ける中、次期衆院選で民主党が単独過半数(241)を獲得するとの観測が強まっているが、小沢は単独政権を選択できない。参院の過半数(122)まで届かず、統一会派を組む国民新党、新党日本のほか、社民党や無所属議員との協力が、少なくとも来年夏の参院選までは不可欠だからだ。

 「どれだけ民主党が次期衆院選で勝っても、国民新党や社民党と連立しないと自民党にやられるぞ」 2月20日、小沢は都内の個人事務所を訪ねてきた国民新党代表代行、亀井静香にこう助言され「分かっている」とうなずいた。野党3党による連立の政権公約策定についても、小沢は「選挙がもう少し近づいてからだ」と答えた。

 しかし、連立政権の行く手は容易ではない。とりわけ社民党とは憲法や安保などの基本政策をめぐる溝が深い。社民党がソマリア沖への自衛艦派遣に反対したため、民主党が態度を決めきれないのが好例だ。「旧社会党の右派が抜けた残党の社民党はよりたちが悪い」と民主党保守系議員は警戒する。

 綿貫、亀井ら「うるさ型」が率いる国民新党も一筋縄ではいかない。「来年の参院選で単独過半数をとれば、そこから本格的な民主党政治が始まる」。民主党副代表、岡田克也が2月23日の講演でこう述べたのも、社民、国民新両党を牽制(けんせい)するためだった。

 昨年8月、小沢は細川連立政権時代に、たもとを分かった元官房長官の武村正義と東京駅前のホテルでフランス料理をともにした。 「なぜ殿様(細川護煕元首相)は、8カ月で辞めちゃったんだろうか」 ワインを口にしながらたずねる小沢に、武村は「よくわかりません」と答えただけだった。

 武村と会食した小沢の狙いは、首相官邸で細川の傍らにいた武村から、細川の真意を探りたかったのだと小沢の周辺はいう。「当初予算を2回組めば政権は安定する」「3年間政権を維持すれば自民党と官僚内閣制はつぶれる」…。 小沢は、新政権を安定軌道に乗せるための持論を周囲に漏らしてきた。自民党単独政権に終止符を打たせた細川連立政権が短命に終わった教訓を、迫る「大勝負」に生かしたい小沢の思いが見て取れる。

 もっとも側近議員は、「小沢は政権の枠組みについてフリーハンドを握っていたいようだ」と語る。党内には「民主党が選挙に強い小沢氏の『顔』を使い、小沢氏が民主党の『数』を利用している関係だ」(中堅)という声も漏れる。

 周辺は、小沢の戦略をレーニンの「2段階革命論」とダブらせる。「小沢は次期衆院選での政権交代を第1段階とし、想定される来年夏の参院選と衆院選とのダブル選後を第2段階と考えているのではないか」 自民党解体を究極の政治課題とする小沢には、「民主党政権も踏み台でしかない」(民主党中堅)のかもしれない。

 「大蔵(財務省)も目ざといな。おれのところによく来るようになった」 小沢は昨年12月、広島市内で地元の連合幹部と懇談した際に、上機嫌でこう語った。財務省だけではない。経済産業、外務両省など霞が関がここにきて民主党幹部への接近を強め「政権交代シフト」を敷きつつある。

 霞が関では、100人以上の議員を政府に送り込むショック療法で政治主導の確立を唱える「小沢政権」への警戒とともに「民主党はくみしやすい」との声も漏れる。若手・中堅は政策の理解度が高いだけに、役人と融和する「『新・族議員』が増えるはず」と財務省関係者はささやく。

 「小沢さんは私に好きなポストを選べと言ってくれている」 党内に即戦力が乏しいのも事実だ。東海地方選出の幹部は最近、地元支持者との会合でこう語っているという。政権交代前夜のムードに酔って浮足立っている議員も少なくない。小沢は主要閣僚に民間人を多用し、衆院解散直後に閣僚名簿をサプライズ公表する構想を温めている。党幹部は「民間人の経済閣僚候補の1人は昨秋から内諾を得ている」と明かす。

 「あんたは性格がよくないし、人相もよくない。だが、いまの日本の先頭に立つのはあなたしかいない」 1月5日、小沢は都内で会食した亀井静香に、首相就任への覚悟を求められ、うなずいた。小沢も「選挙で勝った政党の党首が首相になるのは当たり前」と明言している。

 しかし、「小沢は首相にならない」という疑念は消えない。木綿の豆腐とワカメのみそ汁…。都内の閑静な住宅街にたたずむ小沢邸の朝の食卓には、低カロリーで消化のよいメニューが並ぶ。昼食は党本部などで、夫人の手作りのおにぎりを口にする。2月23日夜の参院民主党幹部との会合でも、天ぷらにはしをつけなかった。別の場では、トンカツをほおばる同席者を「うまそうだな」とうらやんだ。

 小沢は平成3年に狭心症で入院して以来、健康管理に余念がない。周辺によると、日課の早朝の30分ほどの散歩の際には、かつて愛犬とともに早足で歩いていたが、いまは心臓に負担をかけないために犬は留守番だ。約2時間の昼寝を欠かさず、アルコールも1日、日本酒を3合までに控えるよう心がけている。

 健康不安説に加え、国会に縛られたがらない性分もある。小沢は今国会の召集日(1月5日)から2月末まで11回開かれた衆院本会議のうち4回欠席した。首相の施政方針演説に対する代表質問もしなかった。 「予算委員会で7時間もイスに座るなんて無理だろう。小沢は苦痛なポストはさっさと投げ出し、院政を敷きたいのが本音だ」。周辺はこう打ち明ける。小沢自身も「議会制民主主義を日本に定着させ、国民の生活を安定させる政治を実現したら、私の役目は終わりだ」と語ったことがある。

 循環器系の専門医である多比良医院院長、多比良清はこう指摘する。「食事制限などを考えるといまも狭心症の疑いがある。そうならば、首相の激務に耐えるのは厳しいかもしれない」 代表以外の議員が首相に就任する「総(総理)・代(代表)分離論」も党内でささやかれ始めた。「小沢は自民党をぶち壊すことが最優先で、首相ポストには恋々としないだろう」と党中堅はいう。皮肉なことに政権交代が実現した瞬間に「ポスト小沢」レースの号砲が鳴るのは確実だ。(敬称略)

● 小沢代表会見詳報:(1)「献金は事実。捜査は不公正」

毎日新聞 2009年3月4日

秘書逮捕を受けて会見する小沢民主党代表=民主党本部で2009年3月4日午前10時18分、山本晋撮影 民主党の小沢一郎代表は4日午前、政治資金規正法違反容疑で公設第1秘書が逮捕されたことについて民主党本部で記者会見。「検察の捜査は異常。やましいところはない」などと語った。発言の内容と、記者とのやりとりの詳報は次の通り。【毎日新聞デジタルメディア局】

 今回の問題につきまして私からご報告とご説明をいたします。

 まずこのたび、私の秘書である大久保の逮捕を含めて西松建設からの政治献金にかかわる関連のことでもって強制捜査が行われたわけでありますけど、いわゆる強制操作の根拠を聞きますと、その政治団体からの献金か、あるいは企業からの献金か、その認識の違いを根拠にし、企業からの献金を認識したうえで虚偽の記載をしたと、こういう検察のいいぶんのようであります。

 このような、この種の問題で、今まで逮捕、強制捜査というようなやりかたをした例はまったくなかったと思います。まさに、検察の強制捜査の、今回は普通の従来からのやりかたを超えた異常な手法であったと思っております。

 それからまた、衆議院の総選挙が取りざたされているこの時期において、このような今までやられたことのなかったような異例の捜査が行われたということに関しまして、私は非常に政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だというふうな感じをもっております。

 事実関係について申し上げますけど、私ども、政治家はみな国民のみなさんから法人であれ個人であれ献金をいただいて、その浄財でもって政治活動をやってきているわけであります。私はそのみなさんからの浄財をご存じの通り、収入、献金の入りも出も支出も含めましてすべて公開いたしましております。

 従いまして、この二つの政治団体から献金を、寄付をうけたということについてはこれも、政治資金規正法にのっとって、適法に処理し、報告をし、公開し、されているところでございます。したがいまして、献金をうけたということはそのとおり事実でございます。私は秘書からの報告につきましてもこの政治団体が寄付をしてくれるとということでございましたから、政治資金管理団体で、受領することにした、ということで、私はもっとも当たり前の当然のことだろうと解釈をいたしております。

 もし、これが西松建設そのものからの企業献金だという認識にたっているとすれば政党支部は企業献金を受けることは許されておりますので、そういう企業献金という認識にたっていたとすれば、政党支部で受領すればなんの問題も起きなかったわけでありまして、私どもの資金管理団体の担当者はそれは政治団体からの寄付という認識のもとであったから、政治資金管理団体で受領したということであったと報告を受けておりますし、また、私はそれは至極当たり前のことだろうと思っております。

 献金していただくみなさんにそのお金の出所やいろいろな意味においてそういうことをお聞きするということは厚意にたいして失礼なことでありますし、通常政治献金の場合だけじゃなくして、私はそのようなせんさくをすることはないだろうと思っております。

 そういう意味で私どもといたしてましては、まったく政治資金規正法にその通り忠実に沿って報告してオープンになっておる問題でありまして、このような逮捕含めた強制捜査を受けるいわれはないというふうに考えております。

 このようないわゆる検察権力、国家権力がこういう形で強制捜査を行うと、この種の問題でこういうかたちで行うということは私は普通の民主主義社会においてはありえないことだとおもいます。従いまして日本の場合でもこのようなことは前例がなかったわけであります。

 私が今回のことで一番心配しておりますのはこのように強制力をもつ公権力が思うままにその権力を行使するというようなことがこの後もまた、行われるということであれば私は本当に国民のみなさんの人権を守ることができませんし、社会は暗たんたるものにおちいってしまううだろうとそのように思ってまして、日本の民主主義の成熟のということを考えるうえにおきましても、先に申し上げましたように、この種の問題で逮捕、強制捜査と言うやり方は大変民主主義を危うくするもんであり、公正さを著しく欠くものであるというふうに考えておる次第でございます。

 私といたしましては今申し上げましたように何ら政治資金規正法に違反する点はありません。そして、さらにつけくわえていえばその献金が何らかの形で私や私の秘書が相手方に対してまして、便宜を供与したとかあるいは何らかの利益を与える行為をともなっていたということがあるとするならば、それは私は甘んじて捜査を受けます。

 しかしながら、私も私の秘書もまったくそういう事実はありません。従いまして、今申し上げましたように、今回の強制捜査についてはその公正さについて、納得がいかない、疑いをいだかざろうえないというのが私の現時点での認識でございます。

 事実関係はみなさんもご存じの通り、ごくごく単純たるものですから、おわかりのことと思います。これ以上の事実関係の説明はありませんし、妙だと思います。私がこの件につきまして皆様にご報告とご説明を申し上げますのは以上でございます。(詳報2「やましいところない」につづく)

小沢代表会見詳報:(2)「やましいところない。政治団体からの献金という認識」
 会見は、小沢一郎民主党代表の報告の後、記者団との質疑応答に入った。

Q 党内党外から今回の逮捕という事態を受けて代表辞任であるとか、議員辞職を求める、そういうことも不可避だという声もありますが、ご自身の進退についてはどうお考えでしょうか。

A 今、申し上げましたとおり、私自身として何らやましいことはありませんし、また私の秘書の行った行為は、政治資金規正法にのっとって適法にきちんと処理し、届け出た、そして、公にされていることでありますので、私としては、それによってどうこうということを考えてはおりません。

Q 当時、献金を受けたときというのはお金の出どころが西松建設ということをご存じだったのか。知っていたけれど、政治団体を経由していたから問題ないと思ったのか。

A 私が直接やったわけではありませんが、すべての献金について秘書ないし担当者がやっておりますが、今回の大久保の話によれば、政治団体からの献金であるという認識であったから、政治資金管理団体で受領した。これにつきると思います。

Q 公設第1秘書が逮捕されたという事態は、政権交代を目指す民主党にとっても大きな衝撃を与えています。今後の時期衆議院選挙に対しての影響、特に政治と金にまつわる事件がおこると国民の政治不信も高まると思うんですけども、代表としてどうお考えなのか。

A 私は繰り返して申しあげていますように、政治献金については収入支出、入りも出もすべて公開いたしております。今回の問題となっている献金についても適法に致しております。従って、大久保が今逮捕されておりますけれども、遠からずその嫌疑は晴れるものだとそのように信じておりますので、私はそのことによって、私自身と民主党に対するそういった国民の疑念は晴らすことが出来ると思っています。

Q 今回、小沢さんの秘書だけに限らず与野党かかわらず二つの政治団体から献金を受けていますが、検察のターゲットが小沢さんの秘書になったのか。

A 全くわかりません、先ほど申し上げたように、私は今、民主党、野党第1党の党首、代表を致しております。政治献金については何度も言うように法にのっとって報告しオープンにしている。多分、収支を全部オープンにしているのは私だけと思っています。私はそういうふうに明朗にしている、それにもかかわらず、このような一方的なこじつけた理由でもって検察権力の発動ということは、非常に公正を欠く、政治的にも法律的にも公正を欠く行為ではないかというふうに感じております。

Q 先ほどから、検察権力の横暴だという発言がありますが、代表の口から謝罪はないですが、秘書が逮捕されたこと、世間に動揺を与えたことについて、申し訳ない謝罪はないのですか。

A 私は、何度も申し上げていますように何のやましい点もないし、政治資金規正法にのっとって正確に処理し報告し、収支も全部オープンにしている。したがって、秘書が逮捕される、強制捜査を受けると言うことについては、全く合点がいかない、理解が出来ないところであります。必ず近いうちにその嫌疑が晴れ、私どもの正当性が証明されるという、そういう意味に置いて、今、おわびするという意味は、その理由は見あたらないと思っております。 (その3「違法ならけじめ」につづく)

● 小沢代表会見詳報:(3)「お金の出どころ、違法ならけじめ」
Q 近いうちに嫌疑が晴れるので謝罪もないということだが、送検、起訴になったらどうするのか。

A 起訴などないと信じている。起訴に値するような違法なことはやっていない。そう認識している。

Q 献金の出所は知らなかったと言うことだが、ゼネコンから多額の献金を受けていることに自民と同じ体質ではないか

A ゼネコンだけというが、多くの国民、企業から献金をいただいている。感謝しております。旧来から政治資金に関して、その他の日本社会全体に対しての認識ですが、献金をこの企業だからいけないなどと制約するのではなく、どこからいただいてもいいが、すべて公開しろ、ということを国民から見て判断できるような、ディスクロージャーする。

 隠すような取材の体質がいけない。何ごとも公開して、主権者が判断するのが民主主義であって、そういう考え方があるので、自民党と同じにされては心外。自民党は年金、医療、社会保険についてもずっと隠してきた。私は全部ディスクロージャーして、国民に判断する材料を提供しろというのが持論だ。

Q 小沢事務所の方で政治団体の方に4年間で2100万円という献金が入って、その後、陸山会、政治管理に入るんですが、政治団体のその大きな献金額をチェックする機能というのはどういう形でできていたのか。要するにノーチェックで政治団体の方から入ってくるお金を政治資金管理団体に入れていたのか、どうか、そのシステムを教えていただけますか。

A チェックというのはどういう意味ですか?

Q 政治団体の方から献金を受けますよね、政治団体に。その政治団体の背景というのは、例えばどういう背景があるのか。例えば個人献金でしたら額は小さいのですが、やはり4年間で2100万円という大きな金額なんで、その背景を小沢事務所では調べないのか、あるいはノーチェックなのか、あるいは調べたのか、そのシステムを……

A 一般的に言って、私の事務所だけじゃなくして、献金してくれるという方について、このお金はどういうところから出ているのかという類は普通の一般常識として、個人間でもみんな同じだと思うが、どっから持ってきた金だ、とかそういう類の詮索(せんさく)はしないのが私は大多数だと思っております。従いましてその意味で、献金してくださる皆さまの善意を信じてやってきている、というのが現状だと思っております。

 個人で言えば、まったく知らない人からもたくさん献金をいただいております。そう意味において、私が先般も申し上げたとおり、献金そのものが違法であるということが明らかになったときには、それは返却するということでけじめをつけているつもりであります。(その4止「会見、遅らせたわけでない」につづく)

● 小沢代表会見詳報:(4止)「会見、遅らせたわけでない」
Q 小沢代表自身がディスクロージャーをきちんとされた政治資金を目指していることは周知の事実だと思うんですが、問題になっているのは企業というより、個人の献金では本当はなくて実は企業の献金だったという疑惑が持たれているわけですけれど、そういう脱法的な献金の可能性が示唆されていて、それが国民に不信を与えていると思いますが、ご自身政治改革を進めてきた政治家として上がっている疑惑についてはどう思いますか。

A ですから、私どもの政治資金の処理の仕方としては、その政治団体の原資がどういう形で、どういうところからあの入っているのか、それは知るすべもありません。ですから、そういう意味におきまして、政治団体からの寄付ということだったので、政治団体で受領したということであります。

 そして、もし今、あなたがおっしゃってるように、西松建設の中でそのような、脱法といいますか違法な形で作られたお金であった、ということがはっきりした時点において、さっき申し上げたとおり返却するつもりであります。

Q 昨日午後になって報道から始まって秘書が逮捕される展開になったのですが、今日まで時間がかかりました。この内容ならすぐにお話していただいてもよかったように思うが、説明が遅れた理由、その判断についてご見解を。

A 別に意図的に遅らせたわけでも何でもありません。まったく予期しなかったことでありますから、大久保がどうなっているのかそれすらもわかりませんし、そういったことを問い合わしたり、なんかしてる間に時間が経過した、ということだけであります。ですから今日は役員会でお話し、そのすぐ後で皆さんにご報告しているということであります。

Q 代表のご説明で、政治団体からの献金であるということと、便宜供与はなかったということだが、捜査の過程でその主張が覆った場合、どうするか。

A 私は覆ることがない、と、さっきから言っている通り、必ず近いうちに嫌疑は晴れる、と、正当に適法に対応してきた、ということになるものと信じております。

Q 確認ですが、嫌疑は晴れると言っているが、原資が脱法的であれば返却するということですが、その確認です。脱法的だと確認されたら返却するということですか。

A そうですそうです。過去にも、確か水谷建設だったかな、これも嫌疑が確定した段階できちんと返却しました。でも今まだ確定してないでしょ。確定したときにはそのつもりでおります。

Q 代表は陸山会の代表者でいらっしゃって法律上は会計責任者、事務担当者の行為を監督する責任がおありだと思います。代表者として、どこまで帳簿に目を通されるか、代表者としてどのようなチェックをされてきたのか。

A 政治家は1人で政治活動全部やることは不可能です。ですからスタッフ、秘書のサポートを借りながら活動を続けているわけであります。政治資金につきましても、私も皆さんご承知のように、非力ながら民主党の代表として選ばれて務めさしていただいております。全国、一生懸命国民の皆様に語りかけ、話しかけ、あるいは我々の政策を理解していただく努力が最大の私は党首代表としての任務だと思ってずっと就任以来やってきました。

 まあ、民主党になってからだけではありませんけれど、私も40年やっておりますので、最初の当選したときよりも、だんだんそういう仕事が増えてきております。従いまして、細かな政治献金の一つ一つについて私が全部チェックするということはいたしておりません。秘書を信頼してやる以外に現実問題として不可能なことでありまして、報告はあの受けて、全体の報告は受けて、それを了としてきておりますけれど、個別の一つ一つにまで目を通す時間的、能力的余裕は現実にはないということであります。

Q 献金を出す場合、企業側もなんとなくでも自分たちが出しているとわかっておいてほしいと一般的には思うと素朴に思います。西松建設のにおいもしなかったんでしょうか。

A 私が直接窓口としてやっていたわけではありません。従いまして、大久保の話を、報告を聞けば、自分としては政治団体としての寄付行為、献金だという認識で法律にのっとって処理した、という報告を受けておりますので、私はその意味で、さっきから申し上げておりますように、どういう風にして、その原資が作られたかということまでは知りうるすべがありませんので、私は、秘書が、担当者が、そういうことを、そのまま受け取ったということについて至極自然のことだと思っております。はい、どうもありがとう。(おわり)

● 「小沢氏秘書逮捕:乏しい違法認識 政治家側「適正記載」

共同通信 2009年3月4日

小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の事務所の家宅捜索にエレベーターで向かう係官ら =東京都港区で2009年3月3日午後5時半、山本晋撮影

 政権交代を目指す野党第一党のトップの資金管理団体に3日、捜査のメスが入った。準大手ゼネコン・西松建設のOBが設立した政治団体は、小沢一郎民主党代表をはじめ与野党有力議員に多額の献金をしてきたが、小沢氏は「何の問題もない。適切に処理している」と述べ、他の政治家も違法性を否定してきた。

 しかし、東京地検特捜部は、政治団体は西松建設のダミーだったとみて小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)の逮捕に踏み切り、深夜まで関係先の捜索を続けた。

 「会社の名前が出ると相手の先生に迷惑がかかる」。西松建設幹部は、政治団体を隠れみのにして献金を続けた理由を語る。「うちはゼネコンでも10番目だからやらざるを得ないが、他社だって同じようなことをしている」と話し、献金システムを考案したのは、逮捕された前社長、国沢幹雄被告(70)=外為法違反で起訴=だったと明かした。

 関係者によると、西松OBが95年に設立した「新政治問題研究会」など2団体は会費を社員から集めて政治献金する一方、会社は社員の賞与に会費分を上乗せして補てんしてきた。政治家個人への企業献金が全面禁止された00年以降も続けられ、社内で問題視されたことはなかったという。

 別の中堅幹部は数年前、直属の上司から「ちょっと協力してよ」と、新政治問題研究会への入会を勧められた。妻と2人で入会し計8万円の会費を支払った。政治団体の名が入った会費の領収書はこの上司から直接手渡されたという。中堅幹部は「団体の代表とは会ったこともない。上司としかやり取りしなかった」と振り返る。

 政治家側も献金は合法と強く主張してきた。小沢氏をはじめ、献金を受けた与野党議員の事務所は今年1月、毎日新聞の取材に対しいずれも「政治資金規正法に基づき、適正に収支報告書に記載している」などと回答。だが、研究会から04~05年に寄付を受けた自民党のある元議員は07年8月、研究会の窓口が西松建設副社長だったことを明かし「新政治問題研究会なんて知らなかった」と話した。

 この元議員の会計責任者も当時、「どの会社も持っている政治連盟の一つだと思っていた。何がいけないのか」と答えていた。

   ◇西松建設事件を巡る経過表◇

<08年> 6月4日 東京地検特捜部が西松建設本社などを外為法違反容疑で家宅捜索

11月19日 高原和彦元副事業部長を3500万円を着服した業務上横領容疑で逮捕

21日 特捜部が国沢幹雄社長宅を家宅捜索

<09年> 1月14日 藤巻恵次元副社長らを外為法違反容疑で逮捕

20日 国沢社長が辞任。直後に外為法違反容疑で逮捕

2月3日 特捜部が藤巻元副社長らを起訴

10日特捜部が国沢前社長を起訴。法人としての同社も略式起訴

24日 特捜部の事情聴取を受けた長野県知事元秘書の同県参事が自殺

3月3日 小沢一郎民主党代表の資金管理団体の会計責任者で公設秘書、大久保隆規容疑者らを政治資金規正法違反容疑で逮捕     *肩書は当時


● 「二階氏側も聴取へ 西松に838万パー券 東京地検特捜部、規制法違反容疑」

産経新聞 2009年3月6日

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から
事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は5日、 西松に多額のパーティー券を購入させていた自民党の二階俊博経済産業相側の政治団体についても、
規正法違反容疑で捜査する方針を固めたもようだ。

  捜査関係者によると、特捜部は二階氏側が小沢氏側に次ぐ金額だった点を重視。二階氏側の会計責任者らから事情聴取を行う方針とみられ、来週にも特捜部以外から応援を得て検事を増員するという。 平成16~18年の間、西松に838万円にのぼるパーティー券を購入させていたのは、 二階氏が代表を務める自民党二階派の政治団体「新しい波」。

 二階氏は同日行われた二階派の総会で、 全額返還することを明らかにしている。 政治資金収支報告書によると、15~18年、小沢氏以外の議員側に対して行われた献金やパーティー券購入の総額が500万円を超えるのは、二階氏側と自民党の尾身幸次元財務相の 資金管理団体「幸政会」が700万円、自民党の森喜朗元首相の同「春風会」が600万円。 これに対して、小沢氏の陸山会が2100万円にのぼり、金額的にも突出していた。

 陸山会の会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)を逮捕した特捜部は、 強制捜査に踏み切った理由の一つとして、小沢氏側への献金額が突出している点を挙げた。 だが、検察関係者によると、特捜部では二階氏側は金額が小沢氏側に及ばないものの、他の自民党議員側より多く、「新政治問題研究会」(新政研)など2つの政治団体が西松のダミーで、パーティー券の購入は事実上西松だったことを認識していた疑いもあると判断したとみられる。


● 「 検察、時効迫り着手 「選挙前」抗議相次ぐ 」

2009年3月5日 中日新聞 (東京新聞)

 「不公正な捜査」と猛反論し、検察との全面対決を宣言した小沢一郎民主党代表。政権選択の衆院選が迫るこの時期に、政界捜査に踏み切った検察への抗議も相次ぐ。「確たる証拠はある」と自信を示す検察幹部。「献金偽装」ともいえる今回の政治資金規正法違反事件に挑んだ検察側の内情を探った。

 「国策捜査じゃないか」「選挙が近いのになにをやっているんだ」。小沢氏の秘書大久保隆規容疑者(47)が逮捕された3日夜以降、東京・霞が関の検察庁には電話が約20件、ホームページへの書き込みも100件近くに達した。8割が抗議や批判。激励は少なかったという。

 金丸信元自民党副総裁が東京佐川急便から受領した5億円の献金について、本人聴取もせずに罰金20万円で略式起訴して「批判の嵐」にさらされた1992年以来の出来事ではないか、と指摘する検察関係者もいる。

 4日の記者会見で小沢氏は40分間にわたって検察批判を展開。「検察の対応は極めて異常。総選挙を控えたこの時期、検察の政治的意図を疑われて当然だ」と言い切った。

 同日午後、定額給付金財源を確保する2008年度第2次補正予算関連法が成立した。だが、検察が、国会の動きに配慮して強制捜査着手のタイミングを計っていたようにはみえない。

 「いつ衆院が解散するか分からないという状態が長く続く中、どう着手時期を選択すればよいのか。われわれとしては、今しかない、という自然体の発想だ。これで批判を受けるのなら事件は何もできない」。検察幹部は「民主党つぶし」のような政治的な意図はないと断言する。

 任意の事情聴取を続けていた大久保容疑者の精神状態に加え、西松建設からの献金2100万円を政治団体からの献金と偽装したとされる容疑のうち、700万円分の献金の公訴時効も3月末に迫っていた。立証の焦点は、大久保容疑者が、政治団体からの献金を西松からの献金と認識していたのかだ。「確たる証拠はある」。検察幹部は断言した。

 一方で、検察はこれまで政治的に微妙な時期の政界捜査着手は避けてきた。金丸元副総裁を巨額脱税容疑で逮捕したのは、93年度予算案が衆院を通過した直後。2000年に受託収賄容疑で中尾栄一元建設相を逮捕したのは、衆院選の5日後だった。

 東京地検特捜部長も経験した元名古屋高検検事長の石川達紘弁護士はこう話す。
「西松関連の事件の決着をつけるタイムリミットがきていたのだろう。ただ、金額を考えると、ここまでやるかという疑問は感じる。この奥に隠された事件があるのかどうか。それが問題だ」

●(副島隆彦注記。 2009年3月4日、さきほど、午前10時に、小沢一郎の記者会見(プレス・コー)があった。 小沢の実にしっかりした、発言と対応で、これで小沢に攻撃をかけた方の負けだ。

 馬鹿な、アメリカの手先になって動いた検察庁(東京地検特捜)の負けだ。このあと、検察が電撃で逮捕した大久保隆規(おおくぼたかのり)秘書の起訴、立件ということを、検察は意地でもするのだろうが、早くも、検察内部で、責任問題が出て、指揮をしていた、特捜部長と、その上の、東京高検の字次長とかの、アメリカの忠実な手先どもの、責任問題が、検察内部で出るだろう。

 今度のつまらない「小沢つぶし」攻撃は、アメリカの手先となった日本検察の負けだ。もう一方の 謀略実行犯=下手人(げしゅにん)集団である、テレビ5社新聞5社も、はやくも、腰砕けだ。 まず、今度の司法(検察)を使った弾圧の概要を記事で示してゆく。  副島隆彦注記終わり)

● 「 小沢氏側に総額3億円 十数年前に枠組み 」

2009年3月5日 中日新聞(東京新聞)

 準大手ゼネコン西松建設による小沢一郎民主党代表側への違法献金事件で、小沢氏側の要求で同社からの献金の枠組みが10年以上前から決まっていたことが、関係者の話で分かった。実体のない政治団体を介在させた献金と、下請け企業などから集めた献金で年間計2500万円。総額は十数年で3億円に上る。東京地検特捜部は、長期間にわたる献金の実態解明のため、小沢氏から参考人聴取する方針。

 関係者によると、ダミーの政治団体「新政治問題研究会」「未来産業研究会」を介在させた献金以外に、西松建設と取引のある下請け企業に献金を割り振り、同社の子会社を通じて献金していた。政治団体分は年間1500万円、下請け企業から集めた分は年間1000万円という。

 西松建設本体からの献金も合わせると、小沢氏側への献金総額は十数年で約3億円に上っている。西松側から小沢氏関連団体への献金は、新政治問題研究会と未来産業研究会が2000-06年だけでも計8300万円に上るほか、100%子会社の松栄不動産も1995年以降、計1000万円以上を献金していることが既に判明している。こうした献金の枠組みは、十数年前に小沢氏側の要求で、西松側と決められた。

 小沢氏の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=が、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の会計責任者になった2000年以降、大久保容疑者が西松建設幹部らとの間で具体的な献金方法を話し合っていたという。特捜部は、大久保容疑者が年間2500万円の献金が西松建設からであることを認識していたとみており、違法な献金システム解明に向け、小沢氏の参考人聴取は不可欠と判断しているもようだ。

●「「不公正な権力行使」=小沢氏、会見で「潔白」強調」

時事通信 2009年3月4日

 「不公正な国家権力の行使」「疑念は晴らせる」。小沢一郎民主党代表は4日午前9時50分ごろから、東京都千代田区の党本部で記者会見。政権交代で「次の首相」を目指す最大野党党首は強い口調で「潔白」を主張した。

 小沢氏は午前9時からの党役員会を終え、党本部5階の会見場に入った。マスクは取り、グレーのスーツ姿。カメラのフラッシュの中、顔をしかめながら「いいかな」と呼び掛け、「今回の問題につきまして報告と説明をします」と切り出した。

 「異例の捜査で政治的にも法律的にも不公正」「強制捜査を受けるいわれはない」。演台に両手をつき、一語一語を区切るように訴えかける。「強制力を持つ公権力が思うままにその力を行使すれば、社会は暗たんに陥り、民主主義を危うくする」。東京地検特捜部の捜査を「不公正」だと繰り返し強調し、約15分間にわたり持論を展開。「以上です」と締めくくり、手元の水を飲んだ。

 進退について問われると「私自身として何らやましいことはない。どうこうと考えてはおりません」と力を込めた。小沢氏は午前8時45分すぎ、党本部に車で到着した。白いマスクをして終始無言。足早にエレベーターに乗った。会議室がある6階のエレベーターホールは数十人のカメラマンらでごった返した。同9時ごろから始まった役員会は冒頭撮影もなく、報道陣には非公開だった。

●「小沢氏秘書逮捕:自民党側も捜査 東京地検特捜部」

2009年3月4日 共同通信

 西松建設の二つの政治団体は、解散までの約10年間に計約3億8500万円を与野党の国会議員や自治体首長らに献金しており、特捜部は自民党議員の会計責任者についても、立件を視野に捜査を進めるとみられる。

 政治資金収支報告書が閲覧可能な04~06年に主な有力議員の資金管理団体が受けた献金額をみると、自民党議員への献金は▽尾身幸次衆院議員400万円▽森喜朗元首相300万円--など。また、自民党二階派「新しい波」のパーティー券計約838万円を購入していた。


● 「小沢代表秘書逮捕「政権が仕組んだ」…民主党内に陰謀説も 」

2009年3月3日20時49分 読売新聞


3日午前の役員会に臨んだ小沢代表(中央)ら民主党幹部(民主党本部で) 小沢代表の公設第1秘書が逮捕されるという衝撃的な事態にも、政権獲得を目指す民主党幹部らは3日、「政権が仕組んだ陰謀」などと強気のコメントを並べてみせたが、一方で困惑する議員も。

  自民党幹部らは「国民に対する背信」などと糾弾する声をあげた。東京・千代田区の民主党本部には、夕方から報道陣が詰めかけ、党職員らが対応に追われた。逮捕の報が入る前の午後4時過ぎ、会議を終えて姿を現した山岡賢次・国会対策委員長は 「(麻生)政権が選挙に勝つために仕組んだ陰謀」と怒りをあらわにし、「捜査は民主党と小沢代表を中傷する意図がある」と捜査批判を展開した。

 その後、逮捕の報に接した男性職員(40)は「選挙前に党に打撃を与えるために狙われたのだろう。動揺はない」と語ったが、他の職員の表情は硬く、「なにもわからない」などと繰り返すばかり。

 東京16区から民主公認で衆院選に出馬予定の初鹿明博都議は「とにかく驚いた。小沢代表のところだけやられるのは、バランスを欠いている」と話し、「選挙への影響はあるだろう。ポスターを2人で撮ったが、そのままいくしかない」と当惑した様子で続けた。

 内山晃・民主党衆院議員(比例南関東)は大久保容疑者について「まじめな人。犯罪を犯すわけがない」と語り、「(捜査は)政権を取ろうとしている勢いに水を差す行為で悪意を感じる。衆院選は小沢代表でやる。代表選の前倒しを主張するような議員は、党を出て行けばいい」。同党の筒井信隆衆院議員(新潟6区)も「国民が冷静になれば、選挙で自民党に負けることはない」と強気に語った。

 自民党本部も緊迫した雰囲気に包まれた。夕方、厳しい表情で1階ロビーに現れた武部勤・元幹事長は「政治家の良心が問われる問題。国民に対する背信だ」と指弾。萩生田光一衆院議員(東京24区)は「民主党の危うさは知っていたので驚くようなことではない。党内には、敵失で喜ぶような浮かれた雰囲気はほとんどない」と淡々とした表情で話した。

● 「 小沢氏、進退問題に発展も=献金「全く問題ない」-衆院選へ打撃・民主 」

時事通信 2009年3月3日 23時32分

 民主党の小沢一郎代表は3日午後、党本部での幹部会で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで自身の政治団体を捜査、公設秘書を逮捕したことについて「全く問題ない。心配いらない。適切に処理している」と違法性を否定した。

 幹部会では、西松建設OBが代表を務めた政治団体から小沢氏の政治団体への献金について、正当性を主張していくことを確認した。同党は4日午前、小沢氏も出席して役員会を開き、対応を協議する。

 次期衆院選を控え、小沢氏の公設秘書逮捕という事態が民主党にとって大きな打撃となるのは確実だ。捜査の展開や世論の動向次第では、小沢代表の進退問題に発展する可能性もある。幹部会で小沢氏は「全く心当たりがない。何でこういうことになるのか全く分からない」と強調した。この後、小沢氏は無言で党本部を後にした。

 鳩山由紀夫幹事長は幹部会後、小沢氏の進退について、記者団に「この問題で今すぐとはならない」と指摘。「いずれ代表自ら説明すると考えている」と述べた。別の幹部も3日夜、「きちんと説明すればいい。代表辞任という状況にはなっていない」と語った。

 小沢氏は1月31日に盛岡市で行った記者会見で、西松建設OBが代表だった団体からの献金は認めつつ、違法性を否定。ただ、「(献金の)原資が違法だとなれば、どうするか対応を考えたい」として、返却を検討する考えを示していた。

● 「民主・小沢代表の公設第1秘書を逮捕…東京地検 」

2009年3月3日20時22分 読売新聞

幹部との協議のため民主党本部に入る小沢代表=3日午後、民主党本部で
 政治資金規正法違反で逮捕された大久保容疑者を乗せて東京拘置所に入る車=源幸正倫撮影

  準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が、OBを代表とする二つの政治団体を隠れみのに国会議員らに企業献金をしていた問題で、東京地検特捜部は3日、小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47) を政治資金規正法違反(虚偽記入、企業献金の受領など)容疑で逮捕した。

 また、同社前社長・国沢幹雄被告(70)(外国為替及び外国貿易法違反罪で起訴) ら2人を同法違反(企業献金など)容疑で逮捕した。海外で捻出 (ねんしゅつ) した裏金を国内に持ち込んだことで発覚した同社の一連の疑惑は、政界を巻き込む事件に発展した。

 ほかに逮捕されたのは西松建設元取締役総務部長・岡崎彰文容疑者(67)。特捜部は同日午後、小沢氏が代表者を務める資金管理団体「陸山会」(港区)の事務所を捜索した。陸山会が献金を受けていた政治団体は、同社が1995年に設立した「新政治問題研究会」と98年に設立した「未来産業研究会」。それぞれ同社の別のOBが代表を務め、2006年に解散した。

 発表などによると、大久保容疑者は03~06年、両団体名義で計2100万円の寄付を受けたが、実際は西松建設からの寄付だと知りながら、陸山会の政治資金収支報告書には、両団体からの寄付であると虚偽の記載をした疑い。国沢被告、岡崎容疑者は06年10月頃、西松建設からの献金なのに、新政治問題研究会の名義を使い、陸山会に100万円の企業献金を行った疑い。

 同社関係者らによると、2団体には、西松建設の社員やその家族が入会し、会費を払っていたが、同社が賞与にその分を上乗せして補填(ほてん)。大口の献金先や金額も、同社の総務・経理部門を統括する管理本部の本部長が決定していた。こうした仕組みを発案したのは、当時、同本部(旧事務本部)の本部長を務めた国沢被告だった。

 2団体は解散までの3年間に、与野党の国会議員19人や自民党の派閥など計37の政治団体に総額約8500万円を支出していたが、小沢代表側は民主党岩手県総支部連合会も含め、最も多い計3300万円の献金を受けていた。

 政治資金規正法では他人名義での献金を禁じており、違反した場合は3年以下の禁固などが科される。また、政党以外への企業献金も禁止されており、違反した場合は1年以下の禁固などの罰則がある。一方、こうした献金を受けた政治家側にも同様の罰則があるほか、政治資金収支報告書に虚偽の献金者などを記載した場合は、5年以下の禁固などに処せられる。

● (副島隆彦注記。 以下の評論記事で、産経新聞が、ついに本性を顕して、小沢一郎たたきを公然と始めた。小沢秘書逮捕の前日だ。 副島隆彦注記終わり)

「「拉致はカネで」 危うさ露呈“小沢首相”」

産経新聞 2009年3月2日

「 【民主党解剖】第1部 政権のかたち 」

 2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

 日本人の人権と日本の主権を蹂躙(じゅうりん)した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる-。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口(かんこう)令が敷かれた。外交・安全保障をめぐる小沢の「危うさ」が露呈し始めている。

 2月24日、記者団に「米海軍第7艦隊で米国の極東の存在は十分だ」と語り、波紋を広げた。「対等の日米同盟」を土台に、日本の防衛力増強を志向すると受け取れる発言の真意を、側近は「安保論議を活性化させようとして投じた一石だ」と代弁する。だが、党内にも「先を見据えない、浅はかな言葉だ」(幹部)との批判が出ている。

 「民主党に国民は不安も抱いている」。1月18日、民主党大会で国民新党代表、綿貫民輔はこう指摘した。民主党が政権に王手をかけたいま、小沢が唐突に繰り出す持論は、野党の足並みも乱している。

 小沢はどんな「政権のかたち」を描いているのか。麻生内閣の支持率が超低空飛行を続ける中、次期衆院選で民主党が単独過半数(241)を獲得するとの観測が強まっているが、小沢は単独政権を選択できない。参院の過半数(122)まで届かず、統一会派を組む国民新党、新党日本のほか、社民党や無所属議員との協力が、少なくとも来年夏の参院選までは不可欠だからだ。

 「どれだけ民主党が次期衆院選で勝っても、国民新党や社民党と連立しないと自民党にやられるぞ」 2月20日、小沢は都内の個人事務所を訪ねてきた国民新党代表代行、亀井静香にこう助言され「分かっている」とうなずいた。野党3党による連立の政権公約策定についても、小沢は「選挙がもう少し近づいてからだ」と答えた。

 しかし、連立政権の行く手は容易ではない。とりわけ社民党とは憲法や安保などの基本政策をめぐる溝が深い。社民党がソマリア沖への自衛艦派遣に反対したため、民主党が態度を決めきれないのが好例だ。「旧社会党の右派が抜けた残党の社民党はよりたちが悪い」と民主党保守系議員は警戒する。

 綿貫、亀井ら「うるさ型」が率いる国民新党も一筋縄ではいかない。「来年の参院選で単独過半数をとれば、そこから本格的な民主党政治が始まる」。民主党副代表、岡田克也が2月23日の講演でこう述べたのも、社民、国民新両党を牽制(けんせい)するためだった。

 昨年8月、小沢は細川連立政権時代に、たもとを分かった元官房長官の武村正義と東京駅前のホテルでフランス料理をともにした。 「なぜ殿様(細川護煕元首相)は、8カ月で辞めちゃったんだろうか」 ワインを口にしながらたずねる小沢に、武村は「よくわかりません」と答えただけだった。

 武村と会食した小沢の狙いは、首相官邸で細川の傍らにいた武村から、細川の真意を探りたかったのだと小沢の周辺はいう。「当初予算を2回組めば政権は安定する」「3年間政権を維持すれば自民党と官僚内閣制はつぶれる」…。 小沢は、新政権を安定軌道に乗せるための持論を周囲に漏らしてきた。自民党単独政権に終止符を打たせた細川連立政権が短命に終わった教訓を、迫る「大勝負」に生かしたい小沢の思いが見て取れる。

 もっとも側近議員は、「小沢は政権の枠組みについてフリーハンドを握っていたいようだ」と語る。党内には「民主党が選挙に強い小沢氏の『顔』を使い、小沢氏が民主党の『数』を利用している関係だ」(中堅)という声も漏れる。

 周辺は、小沢の戦略をレーニンの「2段階革命論」とダブらせる。「小沢は次期衆院選での政権交代を第1段階とし、想定される来年夏の参院選と衆院選とのダブル選後を第2段階と考えているのではないか」 自民党解体を究極の政治課題とする小沢には、「民主党政権も踏み台でしかない」(民主党中堅)のかもしれない。

 「大蔵(財務省)も目ざといな。おれのところによく来るようになった」 小沢は昨年12月、広島市内で地元の連合幹部と懇談した際に、上機嫌でこう語った。財務省だけではない。経済産業、外務両省など霞が関がここにきて民主党幹部への接近を強め「政権交代シフト」を敷きつつある。

 霞が関では、100人以上の議員を政府に送り込むショック療法で政治主導の確立を唱える「小沢政権」への警戒とともに「民主党はくみしやすい」との声も漏れる。若手・中堅は政策の理解度が高いだけに、役人と融和する「『新・族議員』が増えるはず」と財務省関係者はささやく。

 「小沢さんは私に好きなポストを選べと言ってくれている」 党内に即戦力が乏しいのも事実だ。東海地方選出の幹部は最近、地元支持者との会合でこう語っているという。政権交代前夜のムードに酔って浮足立っている議員も少なくない。小沢は主要閣僚に民間人を多用し、衆院解散直後に閣僚名簿をサプライズ公表する構想を温めている。党幹部は「民間人の経済閣僚候補の1人は昨秋から内諾を得ている」と明かす。

   「あんたは性格がよくないし、人相もよくない。だが、いまの日本の先頭に立つのはあなたしかいない」 1月5日、小沢は都内で会食した亀井静香に、首相就任への覚悟を求められ、うなずいた。小沢も「選挙で勝った政党の党首が首相になるのは当たり前」と明言している。

 しかし、「小沢は首相にならない」という疑念は消えない。木綿の豆腐とワカメのみそ汁…。都内の閑静な住宅街にたたずむ小沢邸の朝の食卓には、低カロリーで消化のよいメニューが並ぶ。昼食は党本部などで、夫人の手作りのおにぎりを口にする。2月23日夜の参院民主党幹部との会合でも、天ぷらにはしをつけなかった。別の場では、トンカツをほおばる同席者を「うまそうだな」とうらやんだ。

 小沢は平成3年に狭心症で入院して以来、健康管理に余念がない。周辺によると、日課の早朝の30分ほどの散歩の際には、かつて愛犬とともに早足で歩いていたが、いまは心臓に負担をかけないために犬は留守番だ。約2時間の昼寝を欠かさず、アルコールも1日、日本酒を3合までに控えるよう心がけている。

 健康不安説に加え、国会に縛られたがらない性分もある。小沢は今国会の召集日(1月5日)から2月末まで11回開かれた衆院本会議のうち4回欠席した。首相の施政方針演説に対する代表質問もしなかった。 「予算委員会で7時間もイスに座るなんて無理だろう。小沢は苦痛なポストはさっさと投げ出し、院政を敷きたいのが本音だ」。周辺はこう打ち明ける。小沢自身も「議会制民主主義を日本に定着させ、国民の生活を安定させる政治を実現したら、私の役目は終わりだ」と語ったことがある。

 循環器系の専門医である多比良医院院長、多比良清はこう指摘する。「食事制限などを考えるといまも狭心症の疑いがある。そうならば、首相の激務に耐えるのは厳しいかもしれない」 代表以外の議員が首相に就任する「総(総理)・代(代表)分離論」も党内でささやかれ始めた。「小沢は自民党をぶち壊すことが最優先で、首相ポストには恋々としないだろう」と党中堅はいう。皮肉なことに政権交代が実現した瞬間に「ポスト小沢」レースの号砲が鳴るのは確実だ。(敬称略)

● 「自民、小沢代表批判相次ぐ 在日米軍削減論で 」

2009年2月26日毎日新聞

 在日米軍削減論を掲げた小沢一郎・民主党代表の発言をめぐって26日、政府・自民党から批判が相次いだ。麻生太郎首相は26日夜、首相官邸で記者団に対し、一般論と断りつつも「防衛に少なからぬ知識がある人は、そういう発言はされないんじゃないか」と強調。小沢発言を引き合いに、民主党の政権担当能力に疑問を投げ掛ける戦術に出た。

 小沢氏は25日、大阪市内で記者団に対し「米国のプレゼンスは必要だが、おおむね(米海軍横須賀基地に拠点を置く)第7艦隊の存在で十分だ。日本の防衛に関することは日本が責任を果たせばいい」と発言した。これに対し、河村建夫官房長官は26日の記者会見で「非現実的だ。政権交代を標ぼうする民主党代表の考えとしてはいかがか」と皮肉った。

 一方、自民党の町村信孝前官房長官も26日の町村派総会で「暴論以外の何物でもない」と厳しく批判。党内からは「日本の軍事増強でカバーする発想なら、共産党や社民党がよく一緒に行動している」(伊吹文明元幹事長)、「民主党はもう政権を取ったような気分で、言いたい放題言っている」(安倍晋三元首相)など、疑問を呈する声が続いた。【三沢耕平、坂口裕彦】

●「民主・小沢代表:「在日米軍削減を」米側との協議姿勢示す」

2009年2月24日 毎日新聞

  民主党の小沢一郎代表は24日、在日米軍再編に関連し、「この時代に米国が前線に部隊を置いておく意味が、米国(にとって)もない。(米海軍横須賀基地を拠点とする)第7艦隊で極東におけるプレゼンスは十分だ」と指摘した。政権交代後は、在日米軍を削減する方向で米側と協議する姿勢を示した。

 小沢氏は「日本に関連する事柄について、もっと日本自身が役割を果たせば、米国の役割は減る」と主張。「日本が極東における安全保障の役割を担っていくことで話がつく」 と述べ、在日米軍削減と引き換えに日米防衛協力など日本の安全保障上の役割を今よりも強化する考えを示した。奈良県香芝市内で記者団の質問に答えた。【渡辺創】

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝
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