三好達治の詩「雪」―太郎を眠らせ、、、の詩の、優れた紹介文を紹介する。

かたせ2号 投稿日:2024/07/09 12:57

かたせ2号です。

雪  三好達治

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

この有名な詩の、優れた紹介文のリンクを貼っておきます。
https://note.com/yojiroo/n/n53f0cbba85e0

いろんな人の解釈がきちんと紹介されて、勉強になります。
一部の解釈を、適当に以下に引用しておきます。
ご参考ください。

「太郎と次郎とが眠っているのは、一つの家のなかでもよし、別の家でもよい。だがそれが、日本人がいちばん愛着している太郎、次郎という名前であるために、それはもっと拡がって、一つの字あざ、一つの村全体にわたってくるような気がする。いや、もっと拡がって、日本全体にまで膨張してくるような気がする。」山本健吉

「前には、便宜上、「眠らせ」の主語は「雪」といったが、じつは、名詞として固定化した「雪」なのではなく、その奥にひそむ、しんしんと音もなくふりつもっていく、その「静けさ」なのである。」西郷竹彦

「四歳か五歳の太郎次郎が青い鳥を探しあぐね、疲れ切って寝所(しんじょ)で眠っている。ところが青い鳥は、いつの間にか囲炉裏端に来て泊まっている。こんな説明は蛇足だが、ともかくこの詩は、今、しんしんと雪を降りつもらせている。」井伏鱒二

「これまでだれひとり、井伏氏のように青い鳥を探しあぐねた太郎と次郎のことなど思いつきはしなかった。これはまったく突飛にみえる空想だけれども、一たん書かれてしまえば、これほどこの詩にふさわしい、そっと詩を見守りつつ詩の中味を濃くさせた鑑賞もなかったように感じられる。詩人の心をもう一人の詩人の心がさりげなく、まっすぐに射抜いたのである。」大岡信

以上