まじで、成瀬あかりが天下を取りにきている。

かたせ2号 投稿日:2024/07/01 06:29

かたせ2号です。
この本はオススメです。ワタシは読みました。

冒頭
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

滋賀県大津市在住の女子、成瀬あかりの物語。
第1作「成瀬は天下を取りに行く
第2作「成瀬は信じた道を行く
(ともに、新潮社)

2024年の「本屋大賞」を受賞。すでに70万部を突破。

主人公の成瀬あかりに共感する日本人たちが多いことから、日本の姿が透けて見える気もします。

ワタシの分析では、
「『無規範(正しさを拠り所としない)』のまま、「周りに迷惑をかけるな!」だけで、「世間」を成り立たせ国を成り立たせてきた、日本の歴史の限界が到来した」。
(こんな無粋な分析を書く、成瀬あかりファンは他にはいないだろう。)

関西地方での反響は以下の通り。
滋賀県大津市内では、すでに『聖地巡礼』が始まっています。

(フジテレビ系列 関西テレビでの紹介)
https://www.youtube.com/watch?v=remi9usm1IE
【滋賀愛に溢れた本】「成瀬は天下を取りにいく」全国の書店員が「一番売りたい本」本屋大賞受賞 滋賀・大津市在住の作家・宮島未奈さん「まさに近江商人の三方よしですね」〈カンテレNEWS〉

(TBS系列 MBSテレビでの紹介)
https://www.youtube.com/watch?v=VRdnnF1s1ZA
作品に出てくる塩パンも人気!本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』の舞台・滋賀は盛り上がり 作者の宮島未奈さんに“裏話”も聞く!(2024年4月18日)

かたせ2号です。

個人的には、広島から滋賀にやって来た同世代の高校生、西浦くんが、成瀬あかりに恋をするあたりが、、、
ああ、せつない。
こんなけったいな成瀬あかりに恋をした彼が、不憫でならない。

だって、
遠回しの告白をした西浦くんに、成瀬あかりは
「そのような質問をするということは、西浦はわたしのことが好きなのか」と直接聞いて、

(引用開始)
「この短時間でわたしのどこに惹かれたのか教えてくれないか」
成瀬さんが俺の目を見て尋ねる。
「だれにも似てないところかな」
考える前に口から出ていた
(引用終わり)

かたせ2号です。

でも、西浦くん、しかたがないよな。
恋をするって、
こんなけったい子であっても、
女の子を好きになるって、
そういうことだもの。わかるよ。

西浦くんの恋心の行方が楽しみだ。

なお、成瀬あかりシリーズの第3作は、
大津市内から、京都市内に舞台を移すらしい。
京都左京区(京大周辺)から、小説の舞台を別に移すのに約10年かかった、森見登美彦の逆パターンになる。
作者の宮島未奈さんも、森見登美彦さんも「変人養成大学」の、京大出身。

第3作も楽しみだ。

以上