「1765」 『思想劇画 仕組まれた昭和史 日中、太平洋戦争の真実』(副島隆彦著、青木ヨシヒト画、コスミック出版[電波社]、2018年8月)が発売になります 2018年8月7日
 SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦です。今日は2018年8月7日です。

 今回は本日2018年8月7日に発売となります『思想劇画 仕組まれた昭和史 日中、太平洋戦争の真実』をご紹介いたします。本書は2008年に日本文芸社から刊行された書籍の新装版です。


思想劇画 仕組まれた昭和史 日中、太平洋戦争の真実

 本書は、「帝国―属国理論」と「ロスチャイルド家対ロックフェラー家」という枠組みを用いて、太平洋戦争敗戦までの激動の昭和史を分かりやすく解説しています。「日本の歴史は大きな世界史の一部である」ということが良く分かります。



 日本がどうして満州国建国を行い、中国との泥沼の戦争にはまり込んでしまったのか。それに加えてどうしてアメリカ(とイギリス、オランダ)との戦争にまで追い込まれてしまったのか。いろいろな説明がなされてきました。陸軍が横暴であったため、景気が低迷していたので戦争で刺激するため、東南アジアの資源を確保するため、などなど言われてきました。しかし、それでは説明がつかないことが多いことも事実です。

 例えば、日中戦争を拡大させたのは誰かという問題ですが、陸軍参謀本部では不拡大論を唱えていましたが、戦争を拡大させていったのは、上海事変で海軍陸戦隊を出し、重慶への無差別爆撃を行った海軍であり、具体的に指示をしたのは米内光政です。日中戦争を拡大したのは「良識派」であるはずの海軍であったということ、その裏にロックフェラーによるロスチャイルドのアジア利権の奪取という目的があったということを本書では読み解いています。




 今年も8月15日(昭和天皇がポツダム宣言を受諾したことを国民にラジオ放送をした日)、更に9月2日(東京湾のアメリカ戦艦ミズーリ号の甲板上で日本側代表が降伏文書に署名した日)を迎えます。日本が戦争に引きずり込まれ、惨敗し、結果として今でもアメリカの属国のままという現状を考えるうえで、その始まりである昭和史を理解するために最良の一冊、しかも劇画であり、読みやすくなっています。

 以下に前書きと目次を貼り付けます。是非手に取ってお読みいただきますようよろしくお願い申し上げます。

(貼り付けはじめ)

新装版の刊行に寄せて 

はじめに

 日本は、1945年(63年前)の8月の敗戦以降、アメリカの属国(家来、子分の国)になった。日本とアメリカは、決して対等な関係ではない。

「日米同盟」The US-Japen Aliance(ザ・ユーエス・ジャパン・アライアンス)というのは「帝国━属国関係」のことである。この大きな事実こそは、日本国民が知るべき最重要の知識である。

 私はこの30年間ずっとこのことを主張し続けてきた。正確に自己の置かれている現実を知ることから諸対策が生まれる。

 この作業の一環として、私は「思想劇画・属国日本史」シリーズを刊行してきた。その第1作目である『幕末編』は2004年に健康ジャーナル社から刊行された。シナリオは田中英司氏だった。

 本書はそれの第2作目である。2008年に日本文芸社から刊行された。原作者は私だが、上手に作画をしてくれたのは前作同様、青木ヨシヒト氏である。シナリオは山根裕之氏がやってくれた。

 この本は、「明治・大正から昭和の敗戦まで」を扱っている。最後の段階で私が各ページに説明の文章を入れた。そのために劇画(げきが) としてはやや煩雑で読みにくいかもしれない。それ

でも、真剣に、真実の日本史を、簡潔に知りたい人にとっては必読の書であろう。

 日本が、「昭和」に入ったのは1926年である。翌年の1927(昭和2)年には「金融恐慌」に突入して、44行の銀行が倒産、廃業した。1930(昭和5)年には、「昭和恐慌」になった。

 国民が飢え始めて、そのために日本は世界を敵に回してしまった。盲目的に狂暴な軍国主義と統制経済の国家になっていった。

 80年後の今、再び世界に戦争の臭(にお)いがしてきた。

 山東(さんとう)出兵、金(きん)解禁、満州事変、日中戦争、そして無謀な太平洋戦争へ。これらの歴史事実を、従来の理解とは違う、別のもっと大きな視点から、私の「真実の暴(あば)き言論」の力によって、大胆に叙述していく。

 背景には、20世紀すべてを通して、没落していったイギリス帝国(ロスチャイルド財閥)と、それを駆逐し瓦解させ、隆盛していったアメリカ帝国(ロックフェラー新興財閥)の大きな世界覇権(world hegemony ワールド・ヘジェモニー)の移行、交替がある。

 日本は世界(史)の一部なのである。だから、日本史は必ず世界史の一部なのである。

 この重要な視点を抜きにして、自分たちだけで、国内に立て籠もって、「立派で優秀な日本人」などと考え続けることは虚偽(きょぎ)であり、愚(
おろ)かである。

 日本は、外側からかかってくる大きな力に必ず動かされ、操(あやつ)られないわけにはいかない。

 この「帝国━属国」の冷酷な事実を大前提にして、私はこの「思想劇画」シリーズを、倦(う)まず弛(たゆ)まず、今後も刊行し続ける覚悟である。

  2018年8月           副島隆彦

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思想劇画 仕組まれた昭和史 日中、太平洋戦争の真実 目次

新装版の刊行に寄せて はじめに 3

第1章 近代日本はロスチャイルド家が育てた 7
章末解説 世界を動かした欧州ロスチャイルド家 32

第2章 田中義一が導いた戦争への道 35
章末解説 石油が生んだ新興財閥ロックフェラー家の勃興 64

第3章 金解禁を仕掛けたウォール街 69
章末解説 帝国の世界覇権は120年サイクルで移る 104

第4章 満州国建国の真相と隠された謀略 107
章末解説 満州国建国の真実と日本国(内地)の現実 134

第5章 日中戦争を泥沼化させた帝国海軍 137
章末解説 日本の中国派兵はあきらかな侵略行為だ 169

第6章 ロックフェラー家に操られた米内光政 173
章末解説 国際金融資本家が操ったエージェントたち 202

第7章 真珠湾攻撃の真実 207
章末解説 2つの戦争を同時遂行し壮絶な敗北を迎えた日本 244

エピローグ 米内を斬れ! 249
章末解説 強欲と拝金の思想で戦争経済を続ける帝国 259

(貼り付け終わり)

 よろしくお願い申し上げます。


思想劇画 仕組まれた昭和史 日中、太平洋戦争の真実

(終わり)

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