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「2047」 文学者・谷崎潤一郎の話をします(第2回・全3回) 2023年3月20日

「2046」 文学者・谷崎潤一郎の話をします(第1回・全3回) 2023年3月13日

「2045」 ヨーロッパの王さまたちの10大スキャンダルについて話します(第3回・全3回) 2023年3月6日

「2042」 ヨーロッパの王さまたちの10大スキャンダルについて話します(第2回・全3回) 2023年2月27日



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「2050」 小室直樹著『「天皇」の原理』が発売になる。 2023年3月28日

「2048」 学問道場からのお知らせをいたします、是非お読みください。 2023年3月21日

「2044」 2023年4月9日(日)開催の定例会のお知らせ。演題は「核戦争か。もう×陰謀論者と言わせない」です。2023年3月4日

「2043」 藤森かよこ著『ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える』が発売 2023年3月2日

「2040」 【再掲載】「1456」番  村岡素(もと)一郎 著 『史疑(しぎ) 徳川家康事績』(1902年刊)についての 松永知彦氏の長文の歴史論文を載せます。 2014年6月10日【再掲載】(第2回・全2回) 2023年2月9日

「2039」 【再掲載】「1456」番  村岡素(もと)一郎 著 『史疑(しぎ) 徳川家康事績』(1902年刊)についての 松永知彦氏の長文の歴史論文を載せます。 2014年6月10日【再掲載】(第1回・全2回) 2023年2月8日

「2036」 副島隆彦・孫崎享著『世界が破壊される前に日本に何ができるか』が発売 2023年1月24日

「2034」 副島隆彦・ベンジャミン・フルフォード著『世界人類を支配する悪魔の正体』が発売 2023年1月19日

「2031」 新年のお慶びを申し上げます 2023年1月1日 加筆で副島隆彦が年頭の文。1月4日

「2030」 副島隆彦著『習近平独裁は 欧米白人(カバール)を本気で打ち倒す』(ビジネス社)が発売 2022年12月24日

「2028」 藤森かよこ著『馬鹿ブス貧乏本 第3弾』を褒める 2022年12月4日

「2025」 藤森かよこ著『馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる新世界無秩序の愛と性』(ベストセラーズ)が発売された 2022年11月11日

「2024」 『日本は世界最低の英語教育の国だ。英文法の謎を解くが甦る(上・下)』が発売になる 2022年11月1日

「2021」 副島隆彦最新刊『金融暴落は続く。今こそ金を買いなさい』(祥伝社)が発売 2022年10月22日

「2019」 副島隆彦、佐藤優著『欧米の策略を打ち破り よみがえるロシア帝国』が発売になる 2022年10月10日

「2017」 『新装版 小室直樹の学問と思想』(橋爪大三郎、副島隆彦著)が発売された 2022年10月5日

「2013」 副島隆彦最新刊『愛子天皇待望(たいぼう)論』(弓立社)が発売 2022年9月12日

「2010」 西森マリー著『カバールの捏造情報拡散機関フェイク・ニューズメディアの真っ赤な噓』(秀和システム)が発売 2022年8月29日

「2004」 下條竜夫著『物理学者が解き明かす邪馬台国の謎』(秀和システム)が発売 2022年7月11日

「2001」 『プーチンを罠に嵌め、策略に陥れた英米ディープステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする』 2022年6月20日

「1996」 副島隆彦最新刊『有事の金。そして世界は大恐慌へ』が発売 2022年5月22日

「1995」 第43回定例会動画配信はまだまだ受付を継続しています 2022年5月14日

「1989」 2022年5月15日(日)開催の定例会のお知らせ。演題は「第3次世界大戦に向かう悪魔のシナリオ」です。2022年3月27日

「1987」 西森マリー著『カバールの民衆「洗脳」装置としてのハリウッド映画の正体』が発売 2022年3月14日

「1983」 小室直樹著『戦争と国際法を知らない日本人へ』が副島先生の解説文付きで復刊される 2022年2月22日

「1978」 副島隆彦・佐藤優著『「知の巨人」が暴く 世界の常識はウソばかり』(ビジネス社)が発売 2022年1月27日

「1976」 根尾知史のデビュー作『政府が狙う!あなたの個人資産を何があっても守り抜け!!』が発売 2022年1月14日

「1974」 新年のご挨拶をいたします。2022年1月1日  下に 副島隆彦が年頭の文を加筆しました。1月2日。

「1971」 『日本一バズってる元教師: ~先生がTikTokerになった理由』(静岡の元教師すぎやま著、ゴマブックス)が発売 2021年12月13日

「1968」 副島隆彦最新刊『ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国』(ビジネス社)が発売 2021年11月29日

「1965」 ジョシュ・ホウリー著『ビッグテック5社を解体せよ』(古村治彦訳、徳間書店)が発売 2021年11月15日

「1960」 『コロナ対策経済で大不況に突入する世界』(副島隆彦著、祥伝社)が今月末に発売 2021年10月19日

「1958」 『ミケランジェロとメディチ家の真実 隠されたヨーロッパの血の歴史』が発売される。 2021年10月4日

「1952」番。続けて私の「 mind は、× 心 ではない。マインドは、思考、知能、精神だ」論を載せる。後半 2021.8.10 副島隆彦

「1951」番 私が、23年前(1998年)に出した本の重要な個所をデジタル画像で読んでもらう。前半 2021.8.4 副島隆彦

「1949」 『ヒトラーは英国スパイだった!』を評論する(第2回・全2回) 2021年7月28日

「1946」 世界史の巨大な真実 『 ヒトラーは英国スパイだった ! 』を評論する(第1回・全2回) 2021年7月14日

「1944」 『[新版]ディープ・ステイトの真実』が発売になる 2021年7月5日

「1941」 副島先生最新刊『目の前に迫り来る大暴落』(徳間書店)が7月1日に発売 2021年6月21日

「1939」 西森マリー著『世界人類の99.99%を支配する カバールの正体』が6月29日に発売 2021年6月10日

「1935」 古村治彦(ふるむらはるひこ)の最新刊『悪魔のサイバー戦争を始めるバイデン政権』が発売 2021年5月19日

「1932」 「世界頭脳(ワールド・ブレイン)」とは何か(第2回・全2回) 2021年5月5日

「1929」 『世界頭脳(ワールド・ブレイン)』とは何か(第1回・全2回) 2021年4月21日

「1925」 副島隆彦最新刊『裏切られたトランプ革命 ―― 新アメリカ共和国へ』が発売 2021年3月16日

「1921」 副島隆彦著『世界覇権の大きな真実 ロスチャイルド230年の歴史から読み解く近現代史』が発売。 2021年2月22日

「1918」 「重たい掲示板」に掲載された副島先生の最重要文章をこちらに転載する 2021年2月6日

「1916」 2021年1月17日開催定例会動画配信開始日迫る。お申し込みはお早めにお願いします。 2021年1月25日

「1914」 副島隆彦先生の最新刊『アメリカ争乱に動揺しながらも中国の世界支配は進む』が発売 2021年1月18日(1月20日に冒頭加筆)

「1913」 新年あけましておめでとうございます。2021年は定例会からスタートです。更に、副島先生の最新刊『今、アメリカで起きている本当のこと 大統領選〝不正選挙〟から米国内戦へ』 2021年1月5日

「1911」 『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』(藤森かよこ著、ベストセラーズ刊)が発売になった 2020年12月25日

「1909」 『ウイルスが変えた世界の構造』(副島隆彦・佐藤優著、日本文芸社)が発売される 2020年12月16日

「1904」 2021年1月17日(日)開催の定例会のお知らせ。演題は「悪辣(あくらつ)なディープ・ステイトと戦い続けるトランプとアメリカ国民」です。2020年11月17日

「1901」 『金(きん)とドルは 光芒(こうぼう)を放ち決戦の場へ』(副島隆彦著、祥伝社、2020年11月)が発売になる 2020年10月26日

「1897」 田中進二郎著『秀吉はキリシタン大名に毒殺された』が発売される 2020年9月22日

「1893」 次の首相は菅義偉(すがよしひで)だろう。去年5月、アメリカで”首実検” 済みだから。

「1889」 副島隆彦著『日本は戦争に連れてゆかれる 狂人日記2020』(祥伝社新書、2020年)が発売 2020年8月1日

「1883」 副島隆彦との対談が収録されている、西森マリー著『ディープ・ステイトの真実』が発売される 2020年7月4日

「1879」番 コロナ問題の決着。遠藤誉(えんどうほまれ)女史の優れた評論文を紹介して、真実を抉(えぐ)り出す。副島隆彦記 2020.5.30 さらに6月10日に末尾に長い記事を載せた。

「1875」 『もうすぐ世界恐慌 そしてハイパー(超)インフレが襲い来る』(副島隆彦著、徳間書店、2020年5月)が発売される 2020年4月24日

「1871」 『本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史』(副島隆彦著、秀和システム)が発売される 2020年3月24日

「1869」 『経済学という人類を不幸にした学問』(副島隆彦著、日本文芸社、2020年3月)が発売される 2020年3月1日

「1867」 2020年アメリカ大統領選挙に関する情報を簡単に紹介します 古村治彦(ふるむらはるひこ)記 2020年2月11日

「1864」番  映画「サフラジェット」(2015年制作)、日本語題「未来を花束にして」について語りました。副島隆彦 2020.1.8

「1863」「副島隆彦の学問道場」から新年のご挨拶。2020年1月1日

「1860」 副島隆彦著『全体主義(トータリタリアニズム)の中国がアメリカを打ち倒すーーディストピアに向かう世界』が発売される 2019年12月20日

「1859」 北朝鮮建国秘史:誰が北朝鮮を作ったのか(第3回・全3回) 2019年12月11日

「1858」 『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(藤森かよこ著、KKベストセラーズ、2019年11月27日)が発売される

「1856」 北朝鮮建国秘史:誰が北朝鮮を作ったのか(第2回・全3回) 2019年11月13日

「1854」 北朝鮮建国秘史:誰が北朝鮮を作ったのか(第1回・全3回) 2019年10月23日

「1851」 『米中激突恐慌』(祥伝社、2019年11月)のまえがき と あとがき を急いで紹介する 2019年10月10日

「1849」 『決定版 属国 日本論』(副島隆彦著、PHP研究所刊、2019年9月)発売される 2019年9月24日

「1845」 『隠された十字架 江戸の数学者たち』(六城雅敦著、副島隆彦監修、秀和システム、2019年)の書評をします 2019年9月5日

「1843」 六城雅敦(ろくじょうつねあつ)研究員 のデビュー作 『隠された十字架 江戸の数学者たち』(秀和システム、2019年8月)が発売になる 2019年8月29日

「1841」 最新DVDに収録されている2019年6月30日の定例会のアンケート結果を発表します 2019年8月24日

「1839」 『すべての経済学を貫くY=Mの衝撃 『絶望の金融市場』及び『国家分裂するアメリカ政治』発刊記念講演会』(DVD)頒布のお知らせ。 2019年8月14日

「1833」 映画「バイス」を通して、1970年代から最近までのアメリカ政治について語る(第3回・全3回) 2019年6月23日

「1830」 映画「バイス」を通して、1970年代から最近までのアメリカ政治について語る(第2回・全3回) 2019年6月6日

「1828」 2019年6月30日(日)開催の定例会のお知らせ。「全ての経済学を貫く「Y=M」の衝撃(仮)『絶望の金融市場』及び『国家分裂するアメリカ政治』発刊記念講演会」2019年5月21日

「1825」 映画「バイス」を通して、1970年代から最近までのアメリカ政治について語る(第1回・全3回) 2019年5月8日

「1822」 『絶望の金融市場──株よりも債券崩れが怖ろしい』(副島隆彦著、徳間書店)が発売される 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2019年4月25日

「1819」 レイチェル・ワイズ主演の映画『否定と肯定(Denial:Holocaust History on Trial)』の話をします(全2回・第2回) 2019年4月10日

「1817」 『生命保険はヒドい。騙しだ』(幻冬舎新書、2019年3月)が発売される 2019年3月28日

「1816」番 副島隆彦と佐藤優の『激変する世界を先読みする』が発売される。 2019年3月21日

「1814」 レイチェル・ワイズ主演の映画『否定と肯定(Denial:Holocaust History on Trial)』の話をします(全1回・第2回) 2019年3月15日

「1812」 『国家分裂するアメリカ政治 七顚八倒(しちてんばっとう)』が発売になります 2019年3月7日

「1811」 公開中の映画『ナディアの誓い』の主人公ナディア・ムラドの話から中東情勢について語ります(第2回・全2回) 2019年2月28日

「1809」 『思想劇画 属国日本史 幕末編』が発売される。 2019年2月23日

「1807」 公開中の映画『ナディアの誓い』の主人公ナディア・ムラドの話から中東情勢について語ります(第1回・全2回) 2019年2月14日

「1804」番  副島隆彦が、「ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の真実の復元を賞賛する」を論じます 」 の 2回目(後半)を載せる。 2019.1.31

「1802」 副島隆彦の復刊書 『あなたが「金持ちサラリーマン」になる方法』(知恵の実文庫)を紹介する。 2019年1月25日

「1800」 『世界「帝国」衰亡史~世界の歴史は覇権国・属国理論でやはり見抜ける』(DVD)頒布のお知らせ。DVD全品、一斉値下げ! 2019年1月15日

「1797」新年明けましておめでとうございます。2019.1.2  副島隆彦が、「ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の真実の復元を賞賛する」を論じます。

「1796」 アメリカ中間選挙の結果とアメリカ政治の分析をします(第2回・全3回) 2018年12月28日

「1794」 『副島隆彦の歴史再発掘』(副島隆彦著、ビジネス社、2018年12月18日発売)が発売になりました 2018年12月20日

「1792」 アメリカ中間選挙の結果とアメリカ政治の分析をします(第1回・全3回) 2018年12月13日

「1789」 ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』の書評を掲載します(第2回・全2回) 2018年11月21日

「1786」 ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』の書評を掲載します(第1回・全2回) 2018年11月10日

「1784」 副島隆彦先生の最新刊『「トランプ暴落」前夜』(祥伝社、2018年11月1日発売)をご紹介いたします 2018年10月28日

「1782」 副島隆彦先生の最新刊『日本人が知らない真実の世界史』(日本文芸社、2018年10月27日発売)をご紹介します。 2018年10月20日

「1780」 2018年12月2日(日)開催の定例会のお知らせ。菅野完(すがのたもつ)氏をお迎えします。副島隆彦先生の世界史理解最高到達点も語り尽くします。 2018年10月10日

「1779」 『評伝 小室直樹(上)(下)』(村上篤直著、ミネルヴァ書房、2018年9月)が発刊されました 2018年10月5日

「1777」 相田英男氏による『自由人物理―波動論 量子力学 原論』(西村肇著、本の森出版、2017年)の感想と解説を掲載します(第4回・全4回) 2018年9月28日

「1775」 相田英男氏による『自由人物理―波動論 量子力学 原論』(西村肇著、本の森出版、2017年)の感想と解説を掲載します(第3回・全4回) 2018年9月19日

「1772」 副島隆彦先生の最新刊『傷だらけの人生 ダマされない知恵』(ベストセラーズ刊、2018年)が発売となります 2018年9月9日

「1770」 『英文法の謎を解く』再訪 「仮定法の文」 の巨大な謎 。 ×「かもしれない」という卑怯で愚劣な日本語のコトバを、廃語(はいご)にすべきだ論 (第2回・全2回) 2018年8月31日

「1768」 『英文法の謎を解く』再訪 「仮定法の文」 の巨大な謎 。 ×「かもしれない」という卑怯で愚劣な日本語のコトバを、廃語(はいご)にすべきだ論 (第1回・全2回) 2018年8月22日

「1765」 『思想劇画 仕組まれた昭和史 日中、太平洋戦争の真実』(副島隆彦著、青木ヨシヒト画、コスミック出版[電波社]、2018年8月)が発売になります 2018年8月7日

「1763」 相田英男氏による『自由人物理―波動論 量子力学 原論』(西村肇著、本の森出版、2017年)の感想と解説を掲載します(第2回・全4回) 2018年8月1日

「1760」 『「北朝鮮処分」後のアジア及び世界の今後を考える』(DVD)が完成しました 2018年7月20日

「1758」 相田英男氏による『自由人物理―波動論 量子力学 原論』(西村肇著、本の森出版、2017年)の感想と解説を掲載します(第1回・全4回) 2018年7月10日

「1755」 『金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ (祥伝社新書) 』(副島隆彦+SNSI副島国家戦略研究所著、祥伝社新書、2018年7月1日発売)をご紹介します。 2018年6月26日

「1753」 映画『マルクス・エンゲルス』を見た感想を書きます(第3回・全3回) 2018年6月14日

「1750」 映画『マルクス・エンゲルス』を見た感想を書きます(第2回・全3回) 2018年5月31日

「1748」 『真実の西郷隆盛』(副島隆彦著、電波社[コスミック出版]、2018年5月21日)が発売になりました 2018年5月24日

「1746」 『迫りくる大暴落と戦争〝刺激〟経済』(副島隆彦著、徳間書店、2018年5月)をご紹介します 2018年5月18日

「1744」 映画『マルクス・エンゲルス』を見た感想を書きます(第1回・全3回) 2018年5月9日

「1740」 『今の 巨大中国は 日本が作った』(副島隆彦著、ビジネス社、2018年4月28日)をご紹介いたします 2018年4月30日

「1738」 石井利明研究員の初の単著『福澤諭吉フリーメイソン論』(副島隆彦監修、電波社、2018年4月16日)が発売になりました。2018年4月20日

「1736」 2018年6月17日(日)開催の定例会のお知らせ。「北朝鮮処分」後のアジアと世界について話します。 2018年4月11日

「1733」 『サピエンス全史』について話します(第3回・全3回) 2018年3月31日

「1731」 『サピエンス全史』について話します(第2回・全3回)副島隆彦  2018年3月23日

「1729」 『サピエンス全史』について話します(第1回・全3回) 2018年3月12日

「1726」 『米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日』(副島隆彦著、光文社、2018年3月)が店頭発売となります 2018年2月28日

「1723」 「米軍の北朝鮮爆撃 は 有る」と 真剣に論じた自衛隊幹部OB が書いた優れた文を載せる。 副島隆彦 2018.2.15 

「1721」 忍者の歴史と全体像について説明します(第2回・全2回) 2018年2月5日

「1718」 西部邁(にしべすすむ)の自殺死に対して、私が思ったこと。副島隆彦 2018.1.24  

「1716」 忍者の歴史と全体像を理解する(第1回・全2回) 2018年1月15日

「1712」 「トランプが、エルサレムを首都承認した」問題を徹底的に解説する。日本人は、中東アラブ、イスラエル問題を大きく理解するために、歴史を勉強するべきだ(続編)。 副島隆彦 2017.12.25 /新年明けましておめでとうございます。2018.1.1

「1710」 「トランプが、エルサレムを首都承認した」問題を徹底的に解説する。日本人は、中東アラブ、イスラエル問題を大きく理解するために、歴史を勉強するべきだ(前編)。 副島隆彦 2017.12.19 」

「1707」『海外記事を20年、どのように読み解き分析してきたか~「学問道場」が田中宇氏に質問する』(DVD)が完成しました 2017年12月10日

「1703」 『世界権力者図2018』(副島隆彦、中田安彦著、ビジネス社、2017年11月)が発売になります 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2017年11月15日

「1699」 副島隆彦先生の最新刊『銀行消滅 新たな世界通貨(ワールド・カレンシー)体制へ』(祥伝社、2017年11月2日)をご紹介します 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2017年10月25日

「1695」 『東芝はなぜ原発で失敗したのか』(相田英男著、電波社、2017年10月7日)が発売されます 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2017年9月26日

「1692」『世界政治 裏側の真実』(副島隆彦・佐藤優著、日本文芸社、2017年)が発売となります。 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2017年9月14日

「1689」定例会のお知らせ。今回は国際情勢解説者の田中宇(たなかさかい)氏をゲストに迎え、学問道場一丸になって、世界の今後の行方と大きな枠組みについて解明します。2017年8月19日

「1688」花街(かがい)から歌舞伎の世界について(上)2017.8.11 副島隆彦

「1684」 書評 『中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由』  副島隆彦の中国研究、10年の勝利である。 副島隆彦

「1682」 講演会DVD『ディヴィッド・ロックフェラー死後の新世界秩序“G3”を予言する』が完成しました。講演会内容の復習などにぜひご利用ください。2017年7月8日

「1678」 『ニーチェに学ぶ 奴隷をやめて反逆せよ! ―まず知識・思想から』(副島隆彦著、成甲書房、2017年6月18日)が発売されます 2017年6月15日 古村治彦(ふるむらはるひこ)記

「1677」 日本の「国家秘密警察長官」である 菅義偉・官房長官の正体がわかる二冊の本を紹介する。(2) 2017年6月10日

「1674」新刊のお知らせ。『老人一年生-老いるとはどういうことか』(幻冬舎)が発刊されます。「老人とは痛いのだ」ということを思い知らせてくれる一冊です。2017年5月28日

「1672」 『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)という本を読んだ。これが文学だ。副島隆彦 2017年5月15日

「1668」 副島先生の新刊『アメリカに食い潰される日本経済』(徳間書店)の発売が4月28日に決まりました。ぜひお求めください。2017年4月21日

「1666」 第37回 副島隆彦を囲む会主催定例会「ディヴィッド・ロックフェラー死後の世界新秩序“G3”を大予言する」(2017年5月28日(日曜日))のお申込みをお待ちしております。2017年4月12日

「1664」 橋下徹・元大阪市長がアメリカで講演した件、それから売国官僚・高見澤将林(たかみざわのぶしげ)について 2017年4月2日

「1660」相田英男氏の緊急寄稿「東芝=ウェスティングハウス問題」について対話形式で理解する。2017年3月15日

「1657」お知らせ2つ。副島先生の新刊『税金恐怖政治(タックス・テロリズム)』(幻冬舎)の発刊の紹介。 それから、今、国会を揺るがしている、森友学園への「国有地ほとんどタダで払い下げ問題」(=安倍晋三記念小学校問題)を追いかけている作家の菅野完氏との対談の内容を動画と文で載せます。2017年3月1日

「1654」斎川眞(さいかわまこと)『天皇とは北極星のことである』(PHP研究所)の紹介。日本国の 天皇という称号はどのようにして生まれたか。 2017年2月16日

「1653」これは必読の一冊。下條竜夫(げじょうたつお)著『物理学者が解き明かす思考の整理法』(ビジネス社)が発売されます。小保方晴子、星占い、金融工学を理科系の視点で理解するほか、思考の整理法の実践編として好評だった前作に続いての新刊です。2017年2月10日

「1648」天皇陛下の譲位問題。この問題は「ワールドヴァリューズ(世界普遍価値)と民族固有価値(ナショナルヴァリューズ)のどちらを重視するか」という問題であり、天皇陛下と安倍晋三がその2つの価値観を巡って熾烈な争いを繰り広げている、ということなのである。副島隆彦・記 2017年1月16日

「1644」【講演DVD】「鳩山由紀夫元首相が見た『属国・日本』の真実」(2016年11月20日)の講演ビデオについてお知らせします。鳩山元首相が日本の対米従属政策の問題点、今の民進党の問題点、アジア・インフラ投資銀行(AIIB)の実像について語ります。2016年12月26日

「1642」 北方領土まったく返還なし記念。 「自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC ネトサポ)のネット世論誘導 ネトウヨその世界」。自民党によるネット上の言論操作を暴いたNHKの番組を載せる。 2016年12月18日

「1640」先日の鳩山由紀夫元首相をお呼びしての講演会の会場で皆様から頂いたアンケート結果です。2016年12月6日

「1637」  アメリカ大統領でトランプが勝利してから私がアメリカ大統領選挙について書いた、「重たい掲示板」への投稿を載せます。副島隆彦 2016年11月22日 

「1634」副島隆彦の、 最新の金融本 『ユーロ恐慌 欧州壊滅と日本』( 祥伝社)が発売。 恒例のエコノ・グローバリスト・シリーズの第19弾。2016年10月29日

「1631」 副島先生の緊急出版 の 新刊『Lock Her Up! ヒラリーを逮捕、投獄せよ』(光文社)が発売されました。注目の米大統領選挙の真の争点を理解するために是非お読みください。2016年10月10日

「1627」来る11月20日に私達の秋の定例会を特別ゲストを呼んで開催します。今回は、鳩山由紀夫元首相をゲストにお招きして、世界の行方、東アジアの今後、日本の将来についてじっくりお話をうかがいます。2016年9月15日

「1624」番 『明治を創った幕府の天才たち 蕃書調所=ばんしょしらべしょ=の研究』(成甲書房刊)が発売になります。 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2016年9月4日

「1620」番  ” Lock Her Up ! ” 「 ヒラリーを逮捕せよ、 投獄せよ !」 の嵐が アメリカ全土でわき起こっている。 2016.8.11  副島隆彦記 

「1616」 最新DVD『アメリカ名物「トランプ・ポピュリズムの嵐」と最新の世界情勢』のお申し込み受付を開始します。9月以降の米大統領本戦本格化を前に是非ご視聴ください。2016年7月20日

「1612」 副島隆彦のアメリカ分析 の最新刊 『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社)が発刊。2016年6月27日

「1610」 【橋本徹・ムッソリーニ論】橋下徹(はしもととおる)前大阪市長はなぜ危険なのか。 それは国家社会主義(こっかしゃかいしゅぎ)の思想を持っている恐ろしい男だからだ。 副島隆彦 2016年6月16日

「1607」 重たい掲示板 [1938]私たちの定例会は盛況に終わりました。あとは最新の情報。 をこちらにも転載します。 2016年6月3日

「1605」番 あの2年前に突然、行方不明になったマレーシア航空機は、その後どうなったのか? 驚くべき事実が明らかになった。日本国内では初公開の情報である。 2016.5.21 副島隆彦  

「1603」【講演会】5月29日(日)の学問道場主催『ドナルド・J・トランプの<アメリカ名物>ポピュリズム旋風と現在の国際政治・経済情勢を読み解く』(東京・御茶ノ水)を宣伝します。ポピュリズム政治家の分析では日本の第一人者である副島隆彦のトランプ論をご期待ください。2016年5月9日

「1601」 4月28日発売 新刊書のお知らせ 。 日銀・黒田は、自分たちのインフレ目標が遅々として進まないのを居直った。マイナス金利導入で分かった日銀の真の思惑。 副島隆彦新刊『マイナス金利「税」で凍りつく日本経済』(徳間書店)で、日銀の「隠された真意」の謎が明かされた。 2016年4月28日

「1599」【2016年定例会のお知らせ】 5月29日に今年第一回目の学問道場の定例会を開催します。テーマは「アメリカ大統領選挙と最新の国際政治・経済情勢」です。ドナルド・トランプ旋風の原動力 “ポピュリズム”と”アメリカファースト!”とは何か、改めてじっくり語ります2016年4月20日

「1596」 副島隆彦先生の新著『日本が中国の属国にさせられる日』(ベストセラーズ社)が発刊。日本が中国の影響下に呑み込まれるとき、私たちはどのような態度をとるべきか。20世紀の右翼・左翼の両翼思想のタブーを、反権力の思想家である副島隆彦が抉り出す大著です。2016年3月28日

「1594」米大統領選挙、共和党はトランプが躍進し、民主党はヒラリーが候補を指名獲得し、二者の対決になりそうだ。2016年3月18日

「1591」 新刊のご案内『世界連鎖暴落はなぜ再発したか』(祥伝社)のご案内です。海外の金融メディアは軒並み、「黒田は弾切れ」(Kuroda's Bazooka is out of ammunition)と言い始めています。2016年3月2日

「1588」副島隆彦著作、その他の「学問道場」関連書籍を期間限定で割引販売します。この機会に是非ご利用ください。2016年2月21日

「1584」 ドナルド・トランプはどこで失速するか。急浮上してきたマルコ・ルビオ上院議員とはどういう背景を持つ政治家か。2016年アメリカ大統領選挙の予備選挙について。2016年2月4日

「1581」 『BIS(ビーアイエス)国際決済銀行 隠された歴史』(アダム・レボー著、副島隆彦監訳、古村治彦訳、成甲書房、2016年)が発売になります。古村治彦記 2016年1月21日

「1579」 学問道場関連の新刊書籍二冊、『暗殺の近現代史』(洋泉社、中田安彦が参加)と、『天皇家の経済学』(同、吉田祐二・著)が発売されています。ぜひ、お求めください。2016年1月14日

「1577」「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。2016.1.1 /1月3日加筆 「崩れゆくアメリカ」を見てきて。短期留学修了を受けての報告。 中田安彦 2016年1月3日

「1576」 『物理学者が解き明かす重大事件の真相』(下條竜夫著、ビジネス社、2016年1月9日)が発売となります。古村治彦記 2015年12月24日

「1574」 『信長はイエズス会に爆殺され、家康は摩り替えられた』(副島隆彦著、PHP研究所、2015年12月17日)が発売となります。古村治彦筆 2015年12月15日

「1572」番 今の世界の中心の課題である ロシアによる シリアのIS爆撃、殲滅は、プーチンによる「ロシアから愛をこめて」である。最新の映画「OO7/ スペクター」の中にこれからの世界の動きの秘密が隠されている。 副島隆彦 2015・12・9 

「1569」 ダニエル・シュルマン著、古村治彦訳『アメリカの真の支配者 コーク一族』(講談社、2015年)が2015年12月8日に発売になります。 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2015年11月30日

「1566」 宗教改革の始まりにおいてルターとローマ法王はどういう言葉の応酬をしたか 2015年11月13日

「1563」 『再発する世界連鎖暴落 貧困に沈む日本』(副島隆彦著、祥伝社、2015年10月30日)が発売となります。古村治彦筆 2015年10月29日

「1560」番  今のアメリカ政治の真の焦点である、「ベンガジ事件」での下院の特別委員会を、ヒラリーはなんとか 乗り切る。そして、シリアでのサリン爆弾の真犯人たちのこと。 2015.10.15 副島隆彦  緊急で冒頭加筆します。 10月16日 副島隆彦  

「1557」 安倍晋三は国民がどれだけ「鈍感」かを試して喜んでいる。気付いている敏感な国民とそうではない国民に二極化している。2015年9月25日

「1555」 昨日、2015年9月14日に国会議事堂前で行われた安保法制反対抗議デモに行ってきました 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆2015年9月15日

「1552」 学問道場の定例会DVD『副島隆彦が、今の重要なことを洗いざらい語ります』(2015年5月31日開催、約330分)の予約受付を始めました。ご案内が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。2015年8月25日

「1551」番 栗原康 (くりはらやすし)著 『現代暴力論』 という新刊書 がすばらしいので、私が書評して強く推薦します。 副島隆彦  2015年8月25日 

「1548」 好評連載企画:「思想対立が起こした福島原発事故」 相田英男(あいだひでお) 第3章 福島事故のトリガーがひかれた日(2) 2015年8月13日

「1547」好評連載企画:「思想対立が起こした福島原発事故」 相田英男(あいだひでお) 第3章 福島事故のトリガーがひかれた日(1) ※会員ページに掲載したものを再掲 2015年8月10日

「1544」 副島隆彦先生の新刊・中国研究本の第7弾! 『中国、アラブ、欧州が手を結び ユーラシアの時代 が勃興する』 が先週末に発売。ロンドン金(きん)の値決めに中国の二大民間銀行が参加、人民元決済圏の拡大 から 南沙諸島問題も含めてユーラシア大陸の時代 を余すところなく分析。2015年7月26日

「1542」番 戦後七十周年企画  なぜ日本は戦争に向かわされたのか(1)   日本共産党の戦前最後の委員長 野呂栄太郎(のろえいたろう)の命がけの闘いから昭和史の真実が見えてくる。 津谷侑太(つやゆうた)2015年7月13日

「1539」番  俳優 高倉健(たかくらけん)の生き方 と死に方について考えたこと。 副島隆彦 2015.6.27(転載)

「1536」現下の政治状況を勢力分析する。大阪都構想の住民投票に現れた、若い世代のファシズムへの欲求。それを支える橋下徹・菅義偉の背後にある勢力とは。安倍・菅の野党分断の動きに対し、維新の党の執行部をおさえた旧小沢グループが巻き返しにでている。2015年6月11日

「1535」 佐藤優氏との対談本、『崩れゆく世界 生き延びる知恵』(日本文芸社)が刊行されました。「発売後、即重版」で非常に好評です。副島理論を真っ向から佐藤氏が受け止めている重厚対談です。2015年6月6日

「1532」番  来たる 6月7日(日)に 横須賀市で私の講演があります。 いらしてください。「軍港 横須賀の150年の歴史」にちなんだ話をします。 副島隆彦 2015年5月27日日

「1529」5月31日に都内で開催する、学問道場自力主催講演会の具体的な講演内容が固まってきまたのでお知らせします。参加者はまだまだ大募集中です。ぜひおいでください。2015年5月11日

「1526」 副島隆彦の最新金融本、『「熱狂なき株高」で踊らされる日本』(徳間書店)が発売されました。第5章、アベノミクス金融緩和など金融政策の理論的支柱となっている「合理的期待(予測)形成学派」の正体を暴いたところが非常に学問的には重要な本です。2015年4月27日

「1523」来る5月31日に講演会『副島隆彦が、今の重要な事を洗いざらい語ります』を開催いたします 2015.4.16

「1520」 AIIB「アジアインフラ投資銀行」の設立をめぐるゴタゴタの真相を載せます。 副島隆彦 2015年4月1日 (重たい掲示板から転載)

「1517」 新刊2冊『余剰の時代』(ベスト新書)と『日本に恐ろしい大きな戦争(ラージ・ウォー)が迫り来る』(講談社)が発売されます。生き延びるための政治思想とアメリカ政治本です。2015年3月13日

「1515」 「思想対立が起こした福島原発事故」相田英男 第2章 「札束で引っぱたかれた科学者達」をシリーズで短期連載します。(第2回)2015年3月5日

「1514」「思想対立が起こした福島原発事故」相田英男 第2章 「札束で引っぱたかれた科学者達」をシリーズで短期連載します。(第1回)2015年2月25日

「1511」カナダの政治。カナダの歴代首相を、隣国の大国アメリカとの「帝国-属国」関係において明快に解説します。2015.2.7

「1508」 新刊本二冊を紹介します。『副島隆彦の政治映画評論 ヨーロッパ映画編』(ビジネス社)と、先生が巻頭文を書いた吉本隆明(よしもとりゅうめい)の評論集『「反原発」異論』(論創社)の二冊です。 2015年1月26日

「1505」 中田安彦です。私の新刊『ネット世論が日本を滅ぼす』(ベスト新書)が発刊されました。数年間「ネット世論」に密着して観察して学んだ結果を一冊の本にまとめました。ネット言論の理想主義はなぜ次々と自滅していくのか?その答えを知りたい人はぜひお読みください。2015年1月12日  

「1501」番 「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。2015.1.1 続けて 「1503」番として、「1495」番の谷崎潤一郎論の第3部(終章)を載せます。副島隆彦 記

「1500」最新講演DVD『2015年、世界は平和か戦争への岐路に立っている』が完成しました。ぜひ御覧ください。2014.12.25

「1497」オーストラリアの歴代首相について。 日本人が知らない、オーストラリア政治の基本骨格を副島隆彦が分かり易く解説します。2014.12.17

「1496」番 俳優の菅原文太氏が亡くなった。 「1194」番会員ページ に載せた副島隆彦との対談を再掲します。 2014.12.13

「1493」 自力主催講演会「2015年、世界は平和か戦争への岐路に立っている」(2014.11.16)のアンケートの回答結果を掲載します。2014.12.4

 「1491」番 ノーベル物理学賞受賞の中村修ニが、なぜ重要であるのか、の本当の理由。10年前のここの、私たちの文を再掲載する。副島隆彦 2014.11.22 

「1487」 『官製相場の暴落が始まる――相場操縦しか脳がない米、欧、日 経済』(副島隆彦・著、祥伝社)発刊のお知らせ。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。 2014.10.26

「1485」書評:アメリカの著名ユダヤ人小説家、フィリップ・ロスの小説「プロット・アゲンスト・アメリカ」(集英社)/架空歴史小説を手がかりに「アメリカ国内優先主義」(アメリカ・ファースト)の美名を表と裏で使い分けた米財界人の冷酷な世界戦略が見えてきた (その1) 2014年10月14日

「1481」 来る11月16日に都内・上野で「政治・国際情勢・経済」についての時局講演会を開催します。聴講希望者を現在募集中です!2014年9月29日

「1479」 『英語国民の頭の中の研究』(副島隆彦・著、PHP研究所)発刊のお知らせ。大幅に加筆修正が加えられています。「まえがき」 と 「あとがき」 を掲載します。 2014.9.22

「1476」番   文学とは何か の 2 。 日本文学とは何か 論。 を 載せます。 副島隆彦 2014.9.6

「1472」 『日本の歴史を貫く柱』(副島隆彦・著、PHP文庫) が8/4から発刊されています。「まえがき」 と 「あとがき」 を掲載します。 2014.8.27

「1470」 夏休み特集。アルチュール・ランボー論。パリ・コミューンという政治的事件を書き残そうとした文学について。2014.8.16

「1466」 お知らせ:『税金官僚に痛めつけられた有名人たち』(副島隆彦・著、光文社刊)が8/1に発刊されます。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。2014.7.24

 「1460」 7月1日に、SNSI論文集第7弾『フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした』が出ます。従来の教科書や歴史書では描かれない明治期以降の日本真実の姿を描き出しました。2014年6月25日

「1456」番  村岡素(もと)一郎 著 『史疑(しぎ) 徳川家康事績』(1902年刊)についての 松永知彦氏の長文の歴史論文を載せます。 2014年6月10日 

「1454」 【今読み返す副島本】 米同時多発テロ事件前に発表された、副島隆彦の「集団的自衛権」論をそのまま転載します。 今こそ読み返してほしいと思います。 2014年6月3日

「1451」【中国を理解する】『野望の中国近現代史 帝国は復活する』(ビジネス社・刊)(原題:Wealth And Power:China's Long March to the Twenty-First Century)という本を紹介します。中国の近現代史を正しく理解しなければ、日本は中国の台頭に向き合うことは出来ない。2014年5月25日

「1448」番  私が、今やっている仕事、考えていること、書くべき文章のことなどを、まとめて報告します。 副島隆彦  2014.5.11 

「1443」最新講演DVD『キャロライン・ケネディと安倍晋三』が完成しました。このDVDで米オバマ政権と安倍政権の暗闘の実態が分かります。現在の日本政財界に影響を与えるハーヴァード大学人脈についても解説。ぜひ御覧ください。2014年4月16日

「1441」 副島隆彦先生の最新金融本『金融市場を操られる 絶望国家・日本』(徳間書店・刊)が発売されます。日本は、アベノミクスに浮かれて「成長国家」どころか、「貧乏国家」となってしまった。この現実から逃れることが出来ない。世界の金融も統制されている。2014年4月5日

「1436」 後藤新平―日本の「セシル・ローズ」論(全4回/第1回) 中田安彦・記 2014年3月16日

「1433」『靖国問題と中国包囲網』(副島隆彦・著、ビジネス社刊)が3/7に発刊されます。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。2014.2.27

「1429」 【寄稿・偉人伝の裏側を見破る】 自由民権運動の父・板垣退助はフリーメイソンだった!~伊藤博文のフリーメイソンネットワークに加入した板垣退助~津谷侑太(つやゆうた)筆 2014年2月5日

「1426」古村治彦研究員の新刊『ハーヴァード大学の秘密』(PHP研究所)の紹介と、その出版記念を兼ねた「囲む会」主催の2014年初めての主催定例会『キャロライン・ケネディ駐日大使着任が日本政治中枢に与えている衝撃』(仮題)のお申込みのご案内を致します。2014年1月21日

「1423」 明治期の慶応義塾で 最先端の学問を教えたのは ユニテリアン(フリーメイソンリー)だった 石井利明(いしいとしあき)研究員 2014年1月11日

「1421」TPP交渉と平行して、水面下で進む「民法改正」の動き。大新聞は連帯保証人(個人保証)制度の改正部分だけをクローズアップするが、実際はこの民法改正はアメリカによる日本社会改造計画の一つである。2013年12月29日

「1418」孫崎享・副島隆彦講演ビデオ『外務省の正体』のご予約を承ります。日本の国家の行く末を大きく左右する外務省(MOFA)の内部と歴史はどうなっているのか、必見の講演です。2013.12.10

「1414」新刊『説得する文章力』(KKベストセラーズ)と『闇に葬られた歴史』(PHP研究所)をご案内します。2013.11.27

「1411」副島隆彦新刊金融本『帝国の逆襲―金とドル 最後の戦い Empire Strikes Back, Again.』(祥伝社)が発売されました。今年前半から中盤の主な金融ニュース(TPP、シェールガス、金価格の急落についても)を副島隆彦独自視点で分析しています。2013年11月16日

「1409」 腰痛(ようつう)と首、肩の痛みは治るようである。 「トリガーポイント・ブロック注射」という治療法を紹介する。 副島隆彦記 2013年11月6日

「1406」新刊『税金官僚から 逃がせ隠せ個人資産』(2013年10月、幻冬舎刊)発刊のお知らせ。官僚たちはいかにして資産家からお金を奪い取ろうとしているか。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。2013.10.18

「1404」【最新版】世界権力者人物図鑑 刊行が発売中です。2010年発刊の第一弾から全面リニューアルのデザイン・内容です。2013年9月30日

「1402」 来月、10月26日(土)開催予定の「囲む会」秋の定例会のお申し込み開始お知らせ。今回は元外務省元国際情報局長の孫崎享先生をお呼びして「過去現在未来の日本外交」を語りつくします。ご期待ください。2013年9月16日

「1399」鬼塚英昭(おにづかひであき)氏の『日本の本当の黒幕』(下)を読む。戦前の日本政治の闇を象徴する田中光顕(たなかみつあき)という怪物を知る。それは現在の日本政治を支配するヤクザたちを知ることでもある。2013年9月1日

「1396」 新刊『中国人の本性』の紹介。私たちはどれだけ中国の思想史について知っているだろうか? そこで副島先生が中国亡命知識人の歴史を中共からの亡命知識人である石平(せきへい)氏に徹底的に質問しました。夏のうちに是非読んで下さい。2013年8月8日

「1394」定例会完全収録のDVD『いい加減にしろ!マイケル・グリーン/恐ろしいヨーロッパの秘密―フランドルからフローレンスへ』が完成しました。2013.7.29

「1392」 参議院選挙が終わって、次の日本国民の課題に向かう。アベノミクスとはA-sset B-ubble E-conomy(資産バブル・エコノミー)のことである。金融緩和派の経済学者のおかしさを理路整然と暴いた野口悠紀雄氏を評価する 副島隆彦 2013年7月25日

「1389」参院選後、日本の各階層(金持ち・サラリーマン・貧乏人)への、安倍政権による国家統制が進む可能性がある。その兆しとして参院選初日に福島県の総理演説会で自民党職員らが行った、一般国民の「表現の自由」への取り締り行為の動画がある。決して貴方の一票は自民党には投票してはなりません。それから先日の講演会のアンケート結果を載せます。 中田安彦(アルルの男・ヒロシ) 2013年7月13日

「1387」 『統制が始まる 急いで金を買いなさい』(祥伝社・刊、2013年6月)の宣伝を載せます。2013.7.4

「1384」再度、6月29日の定例会のお知らせをします。タイトルが「いい加減にしろ!!マイケル・グリーン~米中“新秩序”に取り残される日本」になりました。米日関係その他の政治経済の話題に縦横無尽に切り込みます。2013年6月13日

「1381」 私たちの福島復興活動本部 を 閉じて 撤退式をします。6月23日です。時間のある人は福島の現地まで自力で来てください。 副島隆彦 2013年6月2日

「1379」先週土曜日の会員交流会開催後のお礼の報告と、次の6月29日の講演会のお知らせ。2013年5月20日

「1376」 最新DVD『ますます衰退国家にさせられる策略を見抜く』(2013年3月3日、講師:副島隆彦・藤森かよこ)と、新刊・映画本『アメリカ帝国の滅亡を予言する』(日本文芸社)頒布のお知らせ。お待たせしました!2013.5.4

「1375」黒田金融緩和と金価格急落、そしてBRICS開発銀行の設立。新しい秩序に向けて世界は動いている。副島先生の最近の「重たい掲示板」への書き込みをまとめて載せます。2013年4月20日

「1372」副島先生の新刊『浮かれバブル景気から衰退させられる日本』(徳間書店)ではTPP交渉とアベノミクスの欺瞞について詳しく紹介。今回も豊富な図表・資料付きです。また、新しい試みとして会員同士の交流会(会員交流会 自由におしゃべり)もまだ募集中です。講演会とは別の形で交流(情報交換)いたしましょう。2013年4月4日

「1370」 日米地位協定に続いて、日米原子力協定(1988年)を暴く。中曽根康弘の周辺の「原子力外務官僚」たちが、アメリカに抵抗するカードとして持ちだした「日本の核武装論」には全く意味が無い。六ケ所村の再処理工場を維持してきた日本原電は中曽根派の利権の巣窟であるからすぐに破綻させるべきだ。(苫米地英人『原発洗脳』(日本文芸社)と有馬哲夫『原発と原爆』(文春新書)を書評する。)(その1) 2013年3月27日

「1366」書評:前泊博盛・編著『本当は憲法より大切な 日米地位協定入門』(創元社)を読む。ジャパン・ハンドラーズと外務官僚が威張れるのも日米安保と地位協定があるからだ。2013年3月8日

「1363」新刊『それでも中国は巨大な成長を続ける』(ビジネス社)の刊行のお知らせ。アメリカでは、巨大な中国とどう付き合っていくかは熱心に議論されていても、中国崩壊論など真面目に受け取られていない。2013年2月18日

「1361」 副島隆彦を囲む会・定例会、第29回定例会・自力主催講演会『ますます衰退国家にさせられる策略を見抜く』(講師:副島隆彦・藤森かよこ、開催日:2013年3月3日、日曜日)開催のお知らせ。2013.2.8

「1358」 アダム・ヴァイスハウプト著 『秘密結社・イルミナティ 入会講座<初級篇>』(KKベストセラーズ)が発刊されました。ドイツ啓蒙主義から生まれた「イルミナティ」はフリーメーソンなど秘密結社のルールブックを制定した集団である。2013年1月21日

「1356」番。 年末からの2週間の「産みの苦しみ」のあとで、副島隆彦が全力で書きます。 「ヒラリーの終わり」論文です。 今年もよろしく。 2013年1月8日

「1354」 「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。 2013.1.1

「1351」自民党・公明党・日本維新の会の圧勝と民主党勢力の壊滅大敗北を受けて、「個人の力量によるサバイバル」というものが必須になってくる。そのことを選挙の数カ月前に副島先生の新刊『個人備蓄の時代』(光文社)では予測していた。みなさんも早く手を打ったほうがいい。2012年12月17日

「1349」  選挙が始まっての 直近での動き を読む 副島隆彦・記 2012年12月7日

「1346」 副島隆彦・最新DVD『ミケランジェロ、メディチ家、ルネサンスの真実』(2012年11月3日、講師:副島隆彦・松尾雄治)頒布のお知らせ。「教科書」と本編DVDのお得なセットも、個数限定で実施します。2012.11.29

「1343」緊急情報:アメリカによって崖から突き落とされた野田政権。解散総選挙はアメリカからの司令で行われた。今回もジェラルド・カーティスが根回しをしている。2012年11月15日

「1340」橋下徹(はしもととおる)大阪市長や一部大阪市特別顧問による「週刊朝日」に対する“言論弾圧”問題について考える。言論の自由が死ぬときとは、デモクラシーが死ぬときである。2012年11月5日

「1337」尖閣問題について。橋下徹・大阪市長の言う「国際司法裁判所」における解決の提案を支持します。副島隆彦・記 2012.10.18

「1334」新刊を二冊紹介します。権力者共同謀議という合理的選択で概ね、歴史は動いてきたから、私たちは世界の支配層の行動原理、思想、そして企業活動に現れる彼らの「合利的」な動きを理解しなければならない。2012年10月1日

「1332」 副島隆彦を囲む会・定例会、第28回定例会・自力主催講演会『ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ダンテ、マキアベッリ、メディチ家、ルネサンスとは何だったか』(講師:副島隆彦・松尾雄治、開催日:2012年11月3日、土曜日)をご案内します。2012.9.25

「1330」SNSI・夏季研究報告から 「今こそ3分で読む小室直樹の『新戦争論』」六城雅敦(ろくじょうつねあつ)・記 2012年9月14日

「1327」共和党候補、ロムニーの安全保障政策を知る。最新刊『アメリカが作り上げた“素晴らしき”今の世界』(The World America Made)(ビジネス社刊)の紹介。古村治彦研究員の翻訳で刊行されています。2012年8月27日

「1324」  副島隆彦著の仏教論、『隠された歴史:そもそも仏教とは何ものか?』(PHP研究所)の読みどころを解説します。2012年8月12日

「1322」副島先生の仏教論の集大成『隠された歴史~そもそも仏教とは何ものか?』(PHP研究所)とロン・ポール米下院議員の『連邦準備銀行を廃止せよ(END THE FED)』(佐藤研一朗・訳、成甲書房)が発刊されました。 2012年7月29日

「1319」 副島先生の新刊本2冊。『ロスチャイルド200年の栄光と挫折』(日本文芸社)と石平(せきへい)氏とのケンカ対談『中国 崩壊か 繁栄か!? 殴り合い激論』(李白社)が発刊されました。世界の実像を知るのにおすすめの2冊です。 2012年7月19日

「1317」 副島隆彦・最新DVD『橋下徹の登場 と 政治思想の歴史』(2012年6月2日、講師:副島隆彦・中田安彦・須藤喜直)/最新刊『国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る』(副島隆彦・植草一秀・高橋博彦・著、祥伝社刊)ラインナップ追加のお知らせ。2012.7.8

「1314」 「増税談合勢力」 の 野合(やごう)の増税に反対する。2012年6月25日

「1312」 第27回副島隆彦を囲む会主催定例会『橋下徹の登場と政治思想の歴史』に来場された会員の皆様のご意見をご報告します。 2012年6月19日

「1310」 ロマノ・ヴルピッタ『ムッソリーニ』を読む。現在の日本で重要な意味をもつ「ファシズム」とは何かを再考する 2012年6月4日

「1306」 爆弾のような破壊力を持った一冊!! 古村治彦著『アメリカ政治の秘密』(PHP研究所)を強力に推薦する。2012年5月13日

「1304」 副島隆彦を囲む会・定例会、第27回自力主催講演会(講師:副島隆彦・中田安彦・須藤喜直、開催日:2012年6月2日、土曜日)をご案内します。演題は『橋下徹の登場 と 政治思想の歴史』と決定しました!※金融・経済のお話はありません。2012.5.6

「1301」 新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』(2012年3月24日、講師:副島隆彦・古村治彦)のアンケートの結果を掲載します。2012.4.25

「1300」 新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』(2012年3月24日、講師:副島隆彦・古村治彦)/『欧米日 やらせの景気回復』(副島隆彦・著、徳間書店刊)のお知らせ。2012.4.19

「1296」橋下首相を誕生させようと目論む、関西財界ネットワークの正体とは 2012年4月3日

「1294」アメリカの共和党予備選で公然と囁かれる不正投票の横行。スーパチューズデーを終えて共和党予備選挙の様子、大統領選挙予備選挙・党員集会の複雑な仕組み、衝撃的な内部事情を現地から緊急報告します。 2012年3月24日 佐藤研一朗・筆

「1292」 (1) 4月28日(土)~30日(月)の「福島原発・難民キャンプツアー」のお知らせ。/(2) 6月2日(土)の「政治思想・日本政治の歴史(1960年代からこっち)講演会」のご案内。/(3) SNSI研究員・崎谷博征(さきたにひろゆき)氏の新刊『医療ビジネスの闇』(学研パブリッシング。2012/2/28刊)が出ました。2012.3.13

「1289」 (1) 3月24日(土)の「学問道場」定例会『今、世界経済がどう変質しつつあるか』(副島隆彦)の再度のお知らせ。/(2) 対談CD『日中殴り合い対談』(石平、副島隆彦。李白社)をご紹介します。2012.3.6

「1288」 日本は、「新・知日派」の台頭でも基地移設問題でアメリカの要求に屈服してはいけない 2012年3月2日

「1285」 「小沢一郎・陸山会裁判」の急展開。小沢一郎側が勝利しそうである。「ぼやき・会員ページ 1284」に掲載された文章の後半部分を、こちらにも転載します。2012.2.19

「1283」 まんが家・イラストレーターのぼうごなつこさんによる、政治漫画「小沢一郎・陸山会事件説明まんが お天道様がみてる」を掲載します。2012.2.10

「1280」 本年度初の副島隆彦を囲む会・定例会、第26回自力主催講演会(講師:副島隆彦先生・古村治彦研究員、開催日:2012年3月24日)をご案内します。2012.1.30

「1278」書評『父・金正日と私』(五味洋治・著)と『後継者・金正恩』(李永鐘・著)を読む。北朝鮮は改革開放に乗り出せるのか。“属国論”の観点で北朝鮮の対中外交を整理する。2012年1月23日

「1276」 新刊『中国は世界恐慌を乗り越える』(ビジネス社)と『衰退する帝国・アメリカ権力者図鑑』(日本文芸社)が発売されました。中国の発展の姿は100年前のアメリカ帝国そのものである。2012年1月10日

「1273」 「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。 2012.1.1  下に加筆します。1月5日です。副島隆彦です。


「1476」番   文学とは何か の 2 。 日本文学とは何か 論。 を 載せます。 副島隆彦 2014.9.6
副島隆彦です。  今日は、2014年9月6日です。

 「1470」番の 文学とは何か、の 続きの話をします。
お約束したとおり、 文学とは一体何なのか、の続きです。  今日は、前回が、西洋文学(世界文学)の代表である フランス文学の、その中のフランス詩人の アルチュール・ランボー の 詩を取り上げて、彼は、ヨーロッパの中心であった、大都パリの、1871年の 政治事件である パリ・コンミューンの革命(民衆暴動)を描いたのだ、そして歴史の舞台から去って行ったのだ、と、という話をしました。

 今日は、 それでは、日本文学とは何か。を話します。大きく、日本文学とは、それで何なのか、一体どういうものなのか、の説明をします。 大きな話をしないと、物事(ものごと )は、大きく理解できない。大きく理解できないことは、チマチマといくら小さな理解を持っても、それでは、私たちの人生を貫く大切な知恵にはならない。

 文学とは何か、という問題で、じゃあ日本の文学って何ですかといったら、一言で言うと、恐らく紫式部(むらさきしきぶ)の『源氏物語』なんですよ。ものごとは一言で言い切らなければいけない。私は、物事ものごと、ドイツ語でザッへ、事象)の中心にあるものをまず一言で言うことが大事だといつも思っています。



 日本文学を、一言で言うとすれば、私たち日本人は、こう思っている。それじゃ、『源氏物語』をみんな読んだのかと言うと、読んでないんですよ、みんな。ほとんどの人が読んでいない。 私は知識人だから、与謝野晶子(よさのあきこ)訳で読みました。ただし、57帖(じょう)の全てではない。半分ぐらいだ。そのとき私は18歳だった。

 みんな、普通の日本人だったら高校の国語の、さらに古文(こぶん)の授業で習ったんだ。教科書にその一部が載っていた。その一部分の 文 は記憶がある。 若紫(わかむらさき)の巻か、桐壷更衣(きりつぼこうい)のところ辺(あたり)だ。あるいは、光源氏(ひかるげんじ)が、須磨(すま)明石(あかし)に流されたときの巻とか。他に、吉屋信子訳とか瀬戸内晴美訳とか、女流文学者たちが、自分の箔付けと商売でやったものものある。それ以外に、国文学者の 池田亀鑑(いけだきかん)たちの訳と解説がある。今日は、それらの個別の内容は話さない。

 大事なことは、日本文学とは何かというと「源氏物語」を中心にする、ということと、それらの日本の中世の文学作品で主要なものは、全て 実は、紀元(西暦)1008年に成立している、ということだ。 この事実が重い。ものすごく重い。

  日本文学は、紀元(西暦)1008年に成立して、そしてその頂点を突いている。少なくとも、外国人の日本研究者たちはそのように冷静に見る。 歴史年表にもこの、1008年が、「源氏物語の完成の年」と一行だけ書いている。

 どういう訳か、西暦1003年から1008年に日本の王朝文学(おうちょうぶんがく)と呼ばれる、女流文学がここらで成立している。 平安時代の日本文学と呼ばれているものの最高の作品は、みんなこの年に成立しているのだ。本当ですよ。 この1003年から1008年に一体、日本国に何が起きていたのか。このことを私、副島隆彦は真剣に考えた。そして分かった。

 この1003年に『源氏物語』が書かれて、爆発的に読まれている。それからこの同じ年に、『和泉式部(いずみしきぶ)日記』も書かれている。 これと、ほとんど一緒で何年も違わない感じで、清少納言(せいしょうなごん)の『枕草子(まくらのそうし)』もほとんど同じときに書かれている。それから当然、『紫式部日記』とか、ああいう日記文学も出てくる。成立は、もほとんど一緒だ。『拾遺和歌集』も一緒だ。あと何だろうか・・・・。









 だから、日本で “ 愛の文学 ” が成立したのは西暦1003年だ。あんまりこのことは、文学部の国文学の教授たちは言わない。このことの重要性を分かっていない。では、『源氏物語』とは何かというと、あそこに出てくる光源氏とか桐壺更衣とか若紫とか、あれは何かというと、藤原道長(ふじわらのみちなが)の話なんですよ。

 光源氏(ひかりげんじ)というのは藤原道長(ふじわらのみちなが、 966-1027)のことなんですよ。彼が光源氏のモデルだ 。 だから、当時、実際に生きていた最高権力者の男の物語であり、彼の人生をスキャンダラスに描いた、ゾクゾクするほどの同時代小説だ。だから、貴族たちの世界で先を争うように需要(所望、求められて)されて、食い入るように、密かに、ひそひそと読まれた。

・藤原道長

(参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/藤原道長

 藤原道長が、彼の人生で最高の年、絶頂期 が、おそらくこの年からであり、この時、西暦1003年で、37歳だ。 彼が詠(よ)んだ、「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば 」という有名な歌があるでしょう。 藤原氏( 外戚として歴代の天皇を操(あやつ)った藤原貴族摂関家、せっかんけ)が最高に栄えたときだ。 そしてそのピークを迎えたのが、1008年だ。このとき道長は、42歳だ。彼は、1027年に62歳で死んでいる。最後の10年は出家して権力を手放した。

 なぜ、すべてが1003年なのか。ここに日本文学を語る上での巨大な秘密がある。 そうすると、この謎解きは、日本国民とは何か、私たち日本人とは何者か、という、大きな問題の説明にもなるだろう。

 作者の紫式部( 978-1016)は、中宮彰子(ちゅうぐう・しょうし)ではなくて、皇后定子(こうごう・ていし)という皇后に仕えた。お側に侍(じ)した。皇后陛下のお抱えの女流文学者だった。それに対して、中宮定子(ちゅうぐう・ていし)に仕えたのが清少納言(生没不詳。おそらく990年から994年まで 定子に仕えたことだけはっきりしている)だ。 

 中宮と皇后では、皇后のほうが上だろうか、どちらも正式の天皇の奥さまだ。時の一条天皇(いちじょうてんのう)は、この事実を指してふたり皇后がいたとも言われる。  この他の、妾(そばめ)愛妾(あいしょう)も、女御(にょうご)とか、いろいろの女の官職がある。武家(ぶけ)で言えば、お局(つぼね)さまだ。東アジア(中国や朝鮮の 制度では、総じて、伎女(きじょ)という。下に下(くだ)れば、愛妾(あいしょう)であり、売春婦である。

 だから、紫式部と清少納言のふたりは、同じ時期に、同じ宮中にいた。京都の御所(ごしょ)の中にいた。御所の中の、清涼殿(せいりょうでん)と、紫宸殿(ししんでん)とか、完全に中国式の宮中の体制があって、その一部の北の方に、女たちが暮らしている場所がある。 世界基準では、それは後宮(こうきゅう、ハーレム)である。

・源氏物語の京都御所・内裏の図

(参照:和子/源氏物語

 男たちは、よっぽどの者しか入れない。宦官(かんがん、ユーナック)たちはここにいる。去勢しているから男扱いにならない。日本には、宦官の伝統が本当に無いのか、私は、まだ調べたことはない。武家では、大奥(おおおく)である。江戸城であれば、本丸(将軍の座所)、西の丸(引退した将軍の座所、どちらも跡地がある)の北の湯に、北の丸があって、そこが女たちの居た大奥の場所だ。今の北の丸公園で武道館がある。

 京都の朝廷の中で、女たちの住む場所は、どれぐらいの広さあったか、正確には知らないが、人間関係で言えば、狭い世界だから下女(げじょ、奴婢、はしため)まで入れても、1000人か2000人ぐらいの世界だろう。そこでなぜ、突如、のちに王朝文学(おうちょうぶんがく)と呼ばれる 女流の日本文学が生まれて、すぐに完成したのか。この話をしなきゃいけない。

 それより100年ぐらい前に、紀貫之(きのつらゆき、868-946)の『土佐日記(とさにっき)』や、『竹取物語』、『今昔(こんじゃく)物語(集)』が成立している。これは男たちが書いている。あと『伊勢(いせ)物語』というのも成立している。 これは、在原業平(ありわらになりひら)という実在の知識人貴族が主人公(モデル)だ。東下り(あずまくだり)と行って、彼は、本当に今の東京の隅田川のあたりまで船で来ている。これらの話は今日はしません。

 で、文学とは何かと一言で言うと、やっぱり、前回同様、男と女の愛の物語なんですよ。愛の物語って何かというと、もうとにかく、死ぬほど男と女が愛し合う話だ。 あるいは、そに第三者が現れて、それに邪魔されて、三角関係とか、四角関係の複雑な話になって、運命的な愛とか、その男女の愛が引き裂かれるとかする。奪ったり、奪い取られたりする、離れ離れになったりする話ですね。それだけのことだ。皆、知っているとおり。

 微視的(びしてき)には、今の私たちたちも、これと同じこをとやっている。とりわけ女たちは、この愛の物語が大好きだ。男女の三角関係で、グチャグチャになるやつだ。それに時代背景とか、事件とかが絡(から)まって、人が死んだり、殺されてリする。 人間がやることは、古今東西(ここんとうざい)変わらない。

 それで、ではなぜ、『源氏物語』や『和泉式部日記』、『和泉式部日記』それから清少納言の『枕草子』が全く同じ時に成立したのか。

 この『枕草子』と、同じ随筆文の双璧(そうへき)を為す『徒然草(つれづれぐさ)』は、1300年代の中頃、1340年頃に書かれている。だから、300年、後(あと)だ。こっちは、枯れ果てた、じいさんの文章ですからね。吉田兼好(よしだけんんこう、1283-1350)あるいは、卜部(うらべ)兼好(かねよし)という隠者(いんじゃ)になった、元(もと)武士の男がいて、彼が書いた。

・吉田兼好

(菊池容斎・画、江戸時代)

 おそらく、吉田兼好 (後年、出家して兼好法師)は、伊勢神道や朝廷の神祇官(しんぎかん)と争った、吉田神社(よしだじんじゃ、吉田神道、吉田兼倶=かねとも=が大成者) の系統の、占(うらな)い師・呪(まじな)い師だったろう。この時代は、もう室町時代で、足利氏の時代だ。

 「源氏物語」たちは、西洋の文学と共通していて、男と女の愛の物語だ。 もうそれだけだ。 どういうことかというと、当時の人々というか、貴族さまたちは、死ぬほど男と女の恋愛小説を読みたかったんですよ、みんな。 今では恋愛小説がそこらじゅうにあるけど、当時はそんなものは無かった。あからさまに男女の交情、情交を描いた小説など無かった。しかも、当て擦(こす)りで、時の権力者だった藤原の道長のことを、彼の行動を、逐一、細かく、どの女のところに出かけた、とか、仮名で書いている。 それは、それは、面白かったでしょう。

 だから、当時の貴族たちは、この桐壷更衣とは誰で、若紫(わかむらさき)とは、誰かを、知っていた。空想の空想など、この世には、存在しない。 すべて 実在の人物が、擬(なぞら)えられている。のちに、後世に、すばらしい文学作品の大作、と言って持て囃(はや)されるものの、ほとんどが、書かれた時には、事実の話であり、実在した人間たちの世界なのだ。

 今は、こんな 恋愛小説なんで、誰も読みたくもない、そんなもの。今は、ゲーム、アニメ、オタクですからね。中年の女たちまでが、電車の中で、スマホで、ゲームをやって、脳の疲れをとっている。

 何がすごいことかというと、例えばヨーロッパのイタリアで、丁度、1300年ぐらいにダンテという男がいた。このダンテ・アリギエーリ(1265-1321) というのがものすごい人なんですよ。

・ダンテ・アリギエーリ

(サンドロ・ボッティチェッリによる肖像画(1495年))

こいつが、後に年とってから、『ディヴィーナ・コメディア( 英語読みなら ディバイン・コメディー)』( 1304-1320 に完成)を書いた。この本は、普通は、『神曲』と訳されて、大きく誤魔化されているが、本当は、「神聖なふりをした喜劇」というで、このような意味だ。

 これを『神曲(しんきょく)』と訳すからおかしくなる。日本人で、このダンテの『神聖なふりをした喜劇』をまともに読んだ人はほとんどいない。理解できない。いや、理解させないように、大きな策略でさせられている。ここにも、人類史レベルの大きな秘密がある。

 ダンテは、ものすごく激しい憎しみを込めて、当時、自分が生きた時代前後の、歴代ローマ法王( 教皇、Pope ポープ。パパ) たちが、どんなに汚れまくった人間たちであるかを、この本で赤裸々に描いたのだ。これでもか、これでもかと、実名を上げて、ローマ法王たちの悪行を暴いて、呪っている。

 法王というのは、最高位の僧侶のくせに、隠れて愛人に子供を産ませた、ろくでもないローマ法王たちがいっぱいいた。彼らは、腐敗の限りを尽くしていた。 実は、今も、裏側ではそうなのだ。これを言うことは、西洋白人世界では、今でも、強い禁忌(タブー)である。アメリカのハーヴァード大学の教授たちでもローマ教会の批判はほとんどしない。 ダンテは、そういう真実の話をずっと詩にして、書いて、そして後世に残したのだ。だから偉大なのだ。このことが日本人の知識層が全く分かっていない。

 この『デヴィーナ・コメディア』 ” Divina Commedia ,1304-1320 "は、 「地獄編」” Inferno ” インフェルノ  、「煉獄篇」” Purgatrio ” プルガトリオ 、「天国篇」” Paradiso ” パラディソ   から成る。
 
 ダンテは、40歳になって(1304年から)、政治的に失脚して、追放されて、フィレンツェの都市に入れなくされて、ずっと生きた。 彼は、その前は、そのずば抜けて優秀な頭脳を人々に認められて、フィレンツエの都市の行政長官(プリオーレ、Priore)までしていた立派な政治指導者だった。

 1301年に、法王と政敵たちの謀略で 敗北した。だから、ダンテは、そういう激しいローマン・カソリック批判をやっている。何と、この14世紀の初めという時代に。 坊主たち、僧侶たちというのがどんなに許しがたい人間たちかということを書いている。彼らは、言ってることとやってることが違うんだ、と。隠し子をたくさんつくって、汚れた金をいっぱい受け取っている、と。

 ところが、ダンテが、世の中でものすごく評判をとって、おおいに受けしたのは、彼がまだ若い、28歳の時だ。

ダンテは、この1293年に、「新生(新しき生)」という、“La Vita Nuova , 1293 “ 「ラ・ヴィータ・ヌオヴァ」 という 詩集(文学書)を、出した。これが、一世を風靡(ふうび)した。当時のフィレンツェは、ヨーロッパ最大の都市だった。だからこれが、皆に広まって、ヨーロッパ中で読まれた、と言ってもいい。    この詩集が、このあと150年後のルネサンス( リナシメント)運動の強烈な政治運動、文芸復興の運動の魁(さきがけ)だ。

 ダンテは、ベアトリーチェという美しい女性(初めは少女、当たり前だが)との愛の物語を書いたからなんですよ。それが、フィレンツェの都市や他でも爆発的に人気が出て、まず、都市の女の人たちが、うわっーと読んだんですよ。ついでにその恋人や旦那たちまで一生懸命読んだんです。そのときの人々の熱狂的はものすごかったと思いますよ。この愛の物語というのは、詩集なんだけどもね。韻文(いんぶん)ですから、韻を踏んでいるすばらしい詩集だ。

 その後、ダンテは、前述したとおり政治家になって、激しい政治闘争の中で追放処分になって、フィレンツェに入ることが出来なくされて、周りの田舎の町をうろうろしながら、残りの20年を生きて、そしてその間に、前述したディバイン・コメディー「神聖を装う喜劇」を書いて56歳で死んでいった。

 その120年後ぐらいに、同じフィレンツエで、ルネサンス運動が湧き起きるけど、これも、その一側面は、愛の物語の大流行なんですよ。 当時の多くの知識人や、思想家や、詩人たちが出現して、愛の歌を歌う。それを、ネオプラトニズム(新プラトン主義)という。 それらの愛の文学が、当時のヨーロッパで爆発的に受け容れられた。これが文学だ。

 ずっと後には、同じように、ゲーテが1700年代。

・ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

※ゲーテ。70歳の時の肖像。(1828年)

その前に、モーツアルトが、偉大な闘いをやっている。「フィガロの結婚」や、「セビリアの理髪師」や、「ドン・ジョバンニ」や、「魔笛」のオペラで、激しく、貴族制度や、ローマ法王や僧侶たち(自分の故郷のザルツブルグのコロレド伯爵=大司教でもあった、と憎しみ合いになる)を徹底的に、風刺して、嘲(あざけ)った。

・W・A・モーツァルト

※バーバラ・クラフトによる肖像画(1819年。モーツァルトの死後に想像で描かれた)

 モーツアルトは真に偉大だった。そして、38歳で、演劇音楽の芸術の形を借りた政治闘争の中で、斃(たお)れていった。その時、1791年だから、すでに1789年からパリでは大革命 が起きていた。 モーツアルトが、人類の最高の人間のひとりのはずなのだ。 モーツアルトは、ローマ・カトリックの坊主たちと闘ったのだ。そして、その前に、当然、偉大なる ミケランジェロがいる。 



 これらの話を、私、副島隆彦は、『隠されたヨーロッパの血の歴史』(KKベストセラーズ、2012年11月)に書いた。

・『隠されたヨーロッパの血の歴史』


この本は、おそらく私が死んだ後、高く評価されて残ってゆくだろう。今は、相当な副島隆彦読者でも、その重要な意味を理解できる人はあまりいない。それは、そのはずで、おそらく、この系譜につながる、西暦1900年に死んだニーチェの思想の意味を、日本人で、本当に理解したのは、ようやく、私、副島隆彦が初めてだろう。
この本の真価を、私が死んだ後、人々が語り出すだろう。

・フリードリヒ・ニーチェ


 ゲーテはナポレオンに会っている。ナポレオンの方から、会いに行ったのだ。

・ナポレオン・ボナパルト


ゲーテは、1774年に『若きウェルテルの悩み』とかを書いたときに、やっぱり爆発的に人気が出た。何がすごいかって、失恋して自殺する青年の、女性への愛の物語だからですよ。

 それから、ゲーテの大作『ファウスト』(これは、全体が長すぎて意味不明になった)には、グレートヒェンという女が出てきて、自分がグレートヒェンという女を捨てて、彼女が地獄に落ちたとか、そういう愛のドラマだ。これがすごいことだった。さっきの、ダンテの「ラ・ヴィータ・ヌオヴァ(新生)」のベアトリーチェの話と同じように、当時の大繁栄のワイマールとかを中心にして、全ヨーロッパでものすごい評判をとった。

 だから、前回、話した、ヴィクトル・ユゴーだって、17、18や20歳ぐらいで愛の詩集を書いて大ヒットしている。これで、わあっと人々に受けちゃってるんですよ。人々と言っても、字(本)が読める読書人階級、上流階級のヨーロッパ人たちにだが。 

 いわゆるロマン派知識人とかロマン派詩人というのもそうやって出現した。後のバイロンやシラーたちだ。だから、日本でも、明治になって与謝野鉄幹(よさのてっかん)、晶子(あきこ)なんていうのも、アララギ派なんかがあらわれる前に、出てきたロマン派(日本浪漫派=にっぽんろうまんは=)と言われる。

・与謝野鉄幹


・与謝野晶子


 これを下品にしてゆくと、男と女の不倫(ふりん)の話になってしまう。不倫そのものが死ぬほど好きだったわけで、みんな。大正時代も、昭和になっても。もうとにかく芸能人という人種がまだいませんから。新劇(しんげき)の松井須磨子(まついすまこ)が男との愛情のことで自殺したとかで大騒ぎになった。当時は、團十郎とかの歌舞伎役者ぐらいしかまだ居なかった。

 テレビ、ラジオ(これはこのあとすぐに現れる)も映画も、何もないんだから。そうすると知識人、文学者と言われる連中が、男と女の三角関係のぐじゃぐじゃのドラマをやった。そのころまだ姦通罪(かんつうざざい)というのがあって(1947年に廃止)、これは刑法犯ですから、捕まっちゃうんですよ。逮捕されて裁判に掛けられる。

 たとえば、佐藤春夫(さとうはるお)と谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)の、契約による奥さんとっかえ事件( 「細君譲渡事件」 )とか。あと、平塚らいてうと森田草平(もりたそうへい。夏目漱石の弟子で威張っていた)が、「塩原事件」の心中(しんじゅう)未遂で騒がれた。

・佐藤春夫


・谷崎潤一郎


・平塚らいてう


・森田草平


 男と女の肉体関係を交えた、スキャンダラスな関係を結んだということで、神近市子(かみちかいちこ)の「日陰茶屋(ひかげのちゃや)事件」とか、ものすごく騒がれたんですよ、日本でも。

・神近市子


それが、「日本近代文学史」というものの、本当の姿だ。伊藤製(いとうせい)という学者がずっと書いている。 皆、そのように習っていないだけだ。夏目漱石の、朝日新聞の当時の連載小説でも、本当は、上品に書かれた、当時の最先端の 恋愛小説だ。

 与謝野晶子の「柔肌(やわはだ)の 熱き血潮に 触れもみで 悲しからずや 道を説く君 」とかというような、ああいう歌( 和歌)が当時、ものすごく受けたんですよ。それだけのことなんだ、文学というのは。もう死ぬほど好きなんだから、みんな、愛と恋の物語が。そんな馬鹿なって皆さん思うだろうけどもね、どこの国でもそうなんですよ。

 和歌の会 というのは、明治、大正の 両家の子女たちにとっての、高級な恋愛の場所だった。頭のよい優れた男たちとの出会いの場だった。 今、NHKの朝の連ドラ でやっている、「赤毛のアン」を訳した村岡花子の
親友の 柳原白蓮(やなぎはらびゃくれん)という 華族の出の 女性の 激しい生き方も、そういう和歌の会という場所で、起きている。 宮崎滔天(みやざきとうてん)という 中国革命を支援した 壮士(そうし)の長男のル龍介と、白蓮は、激しい恋の後、戦争時代も、戦後も、反戦と 平和のための 苦難の努力を続けた。
 
 で、それで、ですね。 何で日本で、西暦1008年に、このときはまだ、藤原氏が権力を握り締めていて、天皇(本当は、御門=みかど= とか、お上=かみ= 、すめらぎ と言った。テンノーなんてコトバは、明治時代まで無い。使われてない) を、ないがしろにして、結婚、縁戚、閨閥(けいばつ)で、藤原氏が、宮中(=朝廷)をがんじがらめにしていた。

 まだ武士(ぶし)という連中が出てきて間(ま)がない。律令制(りつりょうせい)を自分たちが内側から掘り崩した、荘園制度で、藤原家が天皇たちをあやつって(どうせ、自分の子供や孫だから)、荘園からの上がりで、京都で貴族たちが優雅で豪勢な暮らしをしていた。 受領(ずりょう)層と、新興の地頭(じとう)層(これが武家にんる)争いが始まっていた。 

 その頃の、都の貴族たちの総数は、まあ1万人が限度だろうけどね。それ以上の貴族階級を養うだけの経済力(京都に貢物、租・庸・調を収めさせ、集める力 )が 日本にはない。この人たちの中で文学なるものが、成立したんですよ。
 
 何で1003年に一気に出現したかというと、実は、それは後で、証拠を挙げますけれども、どうやら、この『源氏物語』とかを、書き写す係の職業の人たちがいた。彼ら清書、浄書を専門職とする者たちが必要に応じて出現していた。 きれいな字でさらさらっと書いていくわけですね。それをひとりで、恐らく10巻、20巻分、書いているんだと思う。

 それらを、当時の立派な紙に書いて、ご贈答品用に箱詰めにして、どうやら、それを貴族同士で贈り物として贈りっこしたんですよ。当時は大変なすばらしい贈り物だったろう。それらの書き写された物語が、あちこちに遺って伝わっている。たいていは、古い大きな寺院の書庫に残された。

 何で 『源氏物語』がすばらしい贈り物だったかというと、仏教の坊主たちが厳しく監視しているわけですね。そんな恋愛小説などという、エロ小説を読むのはけしからん、罷(まか)りならぬ、と。当時は、貴族の男たちは、そのまま官僚( 殿上人、てんじょうびと)ですからね。 

 中国から齎(もたら)された漢文の、漢籍(かんせき)のむずかしい文章を読まなければいけない。それから、仏教の坊主たちが教える、仏典を読まされて、坊主たちの話を聞かなきゃいけない。それが、死ぬほど嫌(いや)だった。 クソ面白くもない仏典とか、漢籍(中国語で書かれた歴史書や儒教の本など)を強制的に読まされた。それがほんとに大変なことだった。もう嫌で嫌でしょうがなかった。長々と意味不明のお経(きょう)を何時間も聞かされる。なんとかの法要(ほうよう)とか儀式と言っては、それに参加して畏(かしこ)まっていなければいけなかった。

 あと儒教だ。儒教の教えを、漢文で読まされるんだ、男たちは。 そういうわけで、もうほとほと嫌になっちゃっていたと、私、副島隆彦は、強く想像する。そういうむずかしいのを読まされること自体に、男たちも飽(あ)き果てていたんですよ。

 だから愛の物語に走った。他にはないんですから。『源氏物語』のような、男と女の愛の物語なんていうのは、その当時、ない。そういう楽しみ事なんかないわけで。しかも、この主人公の光源氏(ひかるげんじ)は、自分たちの上にいる、現職の最高権力者である藤原道長なのだから、ドキドキして興奮したに決まっている。

 当時の これらの、ほとんどが、女のひらがな文字で書かれた 草子(草紙)や、物語と呼ばれる世界であり、それでも、抽象観念であり、書かれた文字の、言葉だけででき上がっている。それを読むことは、人間の脳の重要な作用である。字が読める人と、読めない人とでは、天地の違いがある。文盲(もんもう)というコトバは、今は、もうほとんど死語(オブソリート)だが、字が(本が)読めて、それで楽しい、ということは大変なことだったのだ。今でも、そうだ。

 こうして、副島隆彦の文を味わって読める、という人々は、今の日本では、最高級の読書人階級に属します。そのように私が保証します。この「学問道場のサイト」に集まってくる人は、日本の読書人階級(ブック・リーディング・クラス)の人々だ。 副島隆彦の本を、なんとか読んで、「こいつは、おもしれーなあ。本当の、ホントのことを書いているよ」という人間たちの集まりだ。このことを、私、副島隆彦は、十々知っていて、このことを最重要視している。

 京都の貴族たち(公家)にとっても、そういう物語を読むことが、密かな、最高級の楽しみだったんですね。このことがわからなきゃいけないんだ。人間の脳にとって、文を読んで観念、抽象(ちゅうしょう)として、世界を理解する、ということは最高の喜びなのである。

 だから、これらの女流文学の、手弱女(たおやめ)ぶり、と呼ばれて、表面上は、「頭の軽い、馬鹿な女(おなご)たちの、慰(なぐさ)みものだ」と軽視しながら、ところが、それに皆で隠れて熱中した。だから高価なご贈答品として、みんなで書き写しちゃあ、回し読みしてたんですよ。

 1200年代の終わりのダンテの頃は、いくらヨーロッパの先進地域でも、まだ印刷技術がないですから。活版(かっぱん)印刷はない。だから、やっぱり羊皮紙(ようひし)に書き写したのがいっぱい出回ったんでしょうね。1400年代のルネサンスのころになると、どうも初期の活版印刷のようなものが出現している。グーテンベルグの印刷は、それからもう少しあとの、1500年代だ。

 ルネサンスは、プラトン主義者たちの思想運動ですから、プラトンのプラトニック・ラブの、すなわち、愛の世界を一生懸命歌い上げた詩集とか文学作品の初期のやつをみんなが読んだ。 そこからもう100年もしないで、1517年のマルティン・ルターの宗教改革(リフォーメイション)のプロテスタント(抗議する者たち)の、ローマン・カトリックに対する激しい闘い、そして戦いが始まった。

 このときには、もう(ヨハネス・)グーテンベルクの活版印刷があるわけですね。それで、わあっと爆発的にルター版のラテン語からの翻訳の聖書が、出て数十万部、いや、数百万部が出版されただろう。ヨーロッパ人は、目覚めた。 同じく、やがて、カルヴァンが、ジュネーブを神聖都市というカルヴァン派の牙城に変えて(これが問題だ。ここが、ヨーロッパ・ファシズムの始まりだ)、カルヴァンが、フランス語訳の聖書を出す。これも人々がむさぼり読んだ。

 それまでは、「聖書」をずっとカトリックの坊主たちが、読ませないようにしてきた。
この隠されてきた「聖書」の他に、やはり、愛と恋の物語 をみんなが死ぬほど欲しがっただろう。
 そのことをわからなきゃいけないと私は思います。それが文学というものなんですよ。だからヴィクトル・ユゴーの話を、もう繰り返してもしょうがないですが、みんなロマン派文学者というのは、愛と恋の歌で盛り上がったということだ。ところがランボーぐらいになると、きわめて政治的な詩ですね。ただの愛の歌では、もう済まなくなった。世の中の人々が我慢しなくなった。
 
 だから、非常に激しい詩になっていった、1870年ぐらいになるとね。そこが文学自身が成長していって変わっていったというふうに考えるべきだ。これ以上は、今日は、「政治と文学」の話はしません。 その前は、愛と恋の物語がそれぐらい爆発的に売れたんですよ、どこの国でも。
 
 『アベラールとエロイーズ』という物語があります、フランスで。11世紀の人です。アベラールは、パリ大学の前身であるソルボンヌ(という修道院運動)をつくったお坊様なんだけど。ソルボンヌは、今は、確か、パリダイ大学(文学部)になっていると思います。 『アベラールとエロイーズ』の、 このアベラール(1079-1142、 Abelard , Abaelardus ラテン名はアベラルドゥス)という若いお坊さま(神学者でもある)が、エロイーズという尼さんに恋い焦がれた。

・『アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡』


 そして 掟(おきて)というか、戒(いまし)めというか、戒律(かいりつ)を破って、2人で愛し合って、逃げてしまうわけですね。そしてその後(あと)を、エロイーズの家族(兄弟たち)が追いかけてきて、アベラールを捕まえる。そして、アベラールの金玉を切っちゃうんですよ。 「おまえは私たちの大事な妹である、清純な尼さんをかどわかした」といって。これが、当時、大変なスキャンダルになったんだ。

 と同時に、死ぬほど周りの人たちが、この話に恋い焦がれたんですよ。それが今のパリ大学のというものなの。ソルボンヌというのは、ね。そういう話なんですよ。だから、ソルボンヌの修道院が、そのあと、フランス人の自由の精神を守る拠り所になった。 今は、ソルボンヌは、パリ第7大学と呼ばれて、文学部のことだ。その建物だ。第八大学が、法学部だと思う。逆かもしれない。

 このアベラールとエロイーズの事件を中心に、フランス人は、当時おおいに盛り上がったんですよ。当時のフランス人には、イタリアのローマに、カトリック教の総本山(バチカン)があることが気にいらない、ということもある。 アベラール(アベラルドス)は、神学者として、唯名論(ゆいめいろん、ノミナリスト)という思想系譜の初期の人だ。

 ドゥンス・ソコトゥス というのが、”ノミナリストの暁将(ぎょいしょう、戦闘隊長)”と、呼ばれて、
リアリスト(実念論者)という体制保守派の ローマ教会の残酷な神学者たちと争った。 「スンマ・テオロジカ」
『 神学大全 』 を書いた、トマス・アクィナス。あの男たちが、体制保守派で、宗教裁判で、多くの自由思想を求める、あるいは、宗教の自由を求める人々を、異端裁判にかけて、焼き殺した。それが、10、11、12、13、14、15、16世紀の、中世のヨーロッパだ。

 「アベラールとエロイーズ」事件から、フランスでの 自由恋愛の思想の始まりが、この12世紀の「アベラールとエロイーズ」の話なのです。そうなんだよ。男と女の愛の行為なんて、自由にやらせればいいんですよ。

 今の、一夫一婦制の強制、というのも、本当におかしい。男たちだけでなく、女たちも困り果てている。それが今の人間社会の地獄の一つを作っている。やっぱり元凶は、この一夫一婦制の制度(法律による)強制を作った、ローマ・カトリック教会の策謀だ。 それで、世界中の人々を苦しめている。

 そしてカトリックの坊主(僧侶、神父)たち自身が、性欲の禁止、抑圧で、同性愛や、異常小児性愛(ペドフィリア)に走ったりして、おかしくなっている。この巨大な偽善(ヒポクリシー)との闘いもまた、私、副島隆彦は、日本という持ち場でも始めなければいけない、と思う。

 アベラールとエロイースは、ふたりが死んだあと、パラクレトゥス修道院に合葬されることで(1260年)、2人の愛の世界は成就したんですね。

 これもそれが近代文学というか、要するに愛と恋の物語なんですよ。わかったかね。ということで終わりにします。

副島隆彦です。 こいや、これで終わり、ではなかった。そういうわけにはゆかないのだ。もっと続けます。

 なぜ日本で、女流文学のかたちで、西暦1003年に、一斉に作品が花開いたか。それは、 私の発見になるのだろうが、「源氏物語」 について あの 八切止夫(やぎりとめお)  氏が、重要な事を書いて遺(のこ)してくれていたからだ。 

・八切止夫(1914-87)
八切とめお

 私が、鬼才・八切止夫氏が書いた文章を発見しました。それを、私が、かなり手を知れて、余計な部分を削り落として、文章を短くした。それを以下に載せます。

 以下の文は、八切止夫(やぎりとめお) の 『日本の特殊部落発生史』という今では、あまり手に入らない奇観本(きかんほん)の中の文章です。 これは、本当に重要だ。今日は、私、副島隆彦は、この八切止夫の文章を、分かり易(やす)く、読み易(やす)くして載せるだけにして、皆さんに、うーん、なるほど、そういうことだったのか、と 深く納得していただきたい。


(ここから 転載。  八切止夫 著 の 『日本の特殊部落発生史』 からの 文 )

 ・・・・今日刊行されている「歴史年表」には 西暦1003年をもって「才媛輩出」の年に当てている。 赤染衛門(あかぞええもん)も和泉式部もみな名を並べている。といって当時、「女流文学賞」や「田村俊子賞」を賭けて、女流作家の育成をした、とも聞かない。どうしてこの一定の期間だけ、突然変異のような現象をきたしたのか。

 ここで首を傾けざるを得ない。 王朝文学(おうちょうぶんがく)といわれる物の大半は日記体である。あるいは日記そのものなのである。 西暦1003年という時代は、どういう時代かというと「正倉院文書(しょうそういんもんじょ)」によっても判るように、国内の紙すきの技術が、未だ開発されず、美作経紙(みまさかけいし)、播磨経紙(はりまけいし)、美濃経紙(みのけいし)ともすべて、今日で言えば四百ポンド級の厚紙であって、薄くて文字の書ける用紙は、のちの越前紙(えちぜんがみ)なども未(いま)だ無かった。

 越前紙(えちぜんがみ)が世に現れてくる1200百年代までの紙は、みな輸入品の唐紙(からがみ)であった。 その用途は、その二世紀前(すなわち1000年頃)に仏教を持って渡来した人々によって「紙は弾丸より貴重なもの」として、その身の後生(ごしょう)、つまり来世功徳(らいせくどく)のために、各自が信仰心を持って写経(しゃきょう)用にしか使われなかったのである。

 紙は少なくて一般には木や竹が削られて伝達用には笏(しゃく) として用いられ、この削板(けずりいた)に文字を書いたのが反古(ほご)になった時、勿体ないからと、飯盛(めしも)り用に用いたのが今日の笏文字(しゃもじ)であり、文字通りである。

 その写経用紙を他へ転用するなどは、仏罰の祟(たた)りを恐れねばならぬ世相であった。恐れ気もなく、その貴重な輸入用紙を使って日記をつけるだけの身分の者は、限られた人間たちだ。その王朝部文学の書き手の殆(ほとん)どが女性で、しかもそれが千年間もその後この世に伝承したのは何故か。

 今日、文学全集の明治物には必ず樋口一葉(ひぐちいちよう)が入っている。だが彼女の作品たるや現在の女流作家と比較しても、その文章の語句の用語法は段違いである。 というのは巧(うま)くないということだ。 ただ、明治期に二十有歳で死んだ当時としては美人だった女が書いた物だという事と、明治風俗 とくに吉原遊廓(よしわらゆうかく)が出てくる点で、それは買い被られているに過ぎない ( 副島隆彦注記。樋口一葉は、吉原遊郭の正面である「大門」そばでタバコ屋をやっていた。遊女たちの生態を見ていた )。

 日本の女流作家であっても僅(わず)か数十年でこれ程の格差が生じる。それなのに千年前の女流作家が、雑誌や書評も考慮せず書いた物がどうして今日、まだ読むに堪えうる形態を備えているのか。
京都に都を移したのは桓武帝(かんむてい、794年)であるが、この帝(みかど)の女御(にょうご)は、百済王媛教法、百済永継姫、尚侍(ないしのかみ、しょうし)には藤原継縄の妻である百済王女明信。

 藤原武鏡 の 妻の百済王女教仁。百済王教徳の女の貞香娘。さて、次の嵯峨帝(さがてい)の女御(にょうご)は、百済王俊哲の豊命姫。宮人女官の尚侍には百済王女慶命。仁明亭の時にも百済王永慶姫と、果てしなくこれが続いている。

 百済とは朝鮮である。向こうで生まれた作家は皆、日本語で書かせると、どれもみな文章が巧い。 といって何も一千年前に海の彼方から一群の女性が筆と紙を持参して日本に渡来して、又朝鮮へ (風の如く去りぬ) と、私はいっているのではない。

 ただ、「源氏物語」にしろ「紫式部日記」にしろ、あの一連の作品は、構成法や叙述法の在り方が、宋学(そうがく。中国の10世紀頃)のものに相似性(そうじせい)がある。有りすぎるぐらいだと、ここに指摘しておく。

西暦1003年と現在の1998年の中間は 応仁の乱の終わった頃に当たる。
 寺子屋という私学が出来たのは、その後もう一世紀後であり、勿論、千文字(せんもじ)や素読(そどく)を教えたのはそれから又二世紀も下った後の、元禄(げんろく)以降の事である。となると「源氏物語」が出来た年代と現在との間には、十世紀の距離がある。

 そのうちの最初の七世紀は、文字が書けて読めるというだけで 「祐筆(ゆうひつ)」 の職種に就ける時代であった。1792年に江戸で湯島聖堂の学問所が出来た時ですら、和学(わかぐ)は教えてない。だから、ますます話は奇妙になってくる。

 「源氏物語」等が公(おおやけ)にされたのは十九世紀の伊勢の国学者グループ(副島隆彦注記。本居宣長=もとおりのりなが=たち)の手によるものである。これらは手写しで伝わった。

恐らく当時の専門の筆耕屋(うんぴつや)の仕事だろう。今日と違って文字を書けることが特殊技能だったから、写本は相当に高価な物だったろう。 これらは当時としては「進物(しんもつ)用品」として、書かれ綴(つづ)られ、何処かへ贈られる用途のものとして作業されていただろう。

 当時は貴重だった紙に経文(きょうもん)を写せば、その功徳で極楽へ行けるという応報が約束されていた時代だ。ところが、有難いお経の写字(しゃじ)の代わりに、 和泉式部の許(もと)へ 帥(そち)の宮が訪れてきて、他の男と睦(むつ)み合った後であった、等の状景描写を書いたりして、激しくジェラシーを起こす、これらのものを写したり、明石の上の許へ、光源氏が通ってきて、まぐわれるベッドシーンを書き写した。これでは、来世の功徳など考えられない。 

 それを写した者には、その労に対して布や食料を、そしてそれを上官や高貴なお方に贈った者には官位役職といった現世の御利益を得ただろう。 

 (ここで 副島隆彦注記。 だからこそ、藤原貴族の、当時の最高位の殿上人(てんじょうびと)たちだけは、先端の人間の感覚をしていただろうから、自意識と自己決断の能力をもっていた。だから、彼らは、すでに仏教の、僧侶たちの民衆騙しの偽善のイデオロギー性にそれとなく、気づいていただろう。

 だから、人間の性欲を肯定した、こういう いやらしさの表現されたポルノ文章に、貴族たちは、死ぬほど憧れて、魅惑されて、虜(とりこ)になって、皆で、宮中で特に女性たちを中心に回し読みされて、どきどきしながら、深く感動していたのだ。 それを、「どれどれワシも読みたいな」と男たちも読むようになった。 

 その時代の評判をとった文学作品は、どの時代でも、どこの国でも、その国の最先端の意識 を表しているものなのである。それは、イタリアの1300年ごろの、フィレンツェのダンテの文学作品の、男女の愛の物語の、大変な評判と同じものだ。 副島隆彦注記おわり) 

 私事になるが、終戦直後に、私は、天明壬寅(てんめいかのえとら?)つまり1782年に書かれた(筆写された)漢文の「源氏物語」の一部を神田の古本屋で入手した。それを見ると「紫式部日記」だって、漢文にリライトされたり、それが又別人によって和文になったりして、進物先(しんもつさき)で変化していたと考えられる。

 現在の「源氏物語」その他と、江戸時代までのそれらとは、全く異質のものだったといえよう。しかし、千年余も、高級進物品として流通していたからといって、その具象(この現象)は、かっての日本人の知的教養がいかに高く、極めて文化程度が高かったとか、その頃から既に国文学の愛好者が多かった、という例証にはならない。

 つまり、「枕草紙」が 「枕草子」に内容が変化したのは、江戸の文化文政(ぶんかぶんせい)以降の柴田鳩翁(しばたきゅうおう)の道話(どうわ)全盛時代である。そして「和泉式部日記」や、その他の王朝文学と称されるものが、今日の形象に於いて活字化されたのは、19世紀末の、明治に入ってからの、西洋活版技術による出版ブ-ムにのってからである。

 清少納言は清書納言(せいしょなごん)か?

  近江の石山寺(いしやまでら)に閉じこもった紫式部が、一人で五十六帖の「源氏物語」を書き上げ、それが世に流布し、主上(しゅじょう)のお耳にも達し天覧(てんらん。天皇に引見された)を仰ぐまでになったということになっている。 が、果たして「本当であろうか?」という意見は、明治時代から議論されてきた。 しかし大正、昭和にはいると大手の一流出版社で、この「源氏物語」の現代語訳など刊行するところが多くなってきたせいか、今ではこれに触れるのはタブー視されてしまい、

 「源氏物語というのは、現在流布されているようなものを、間違いなく紫式部が一人で書いたものである」と凝(こ)り固まってしまい、それによって稼いでいる人間も多くなったので、今では神聖化されて居る。

 しかし 明治44年に京橋銀座一丁目に、その頃はあった読売新聞社刊行の、当時の史学の泰斗久米邦武(くめくにたけ) の著作では、 「寛弘五年十一月の日記」の中の「皇子五十日の御祝い」の条文を引用し、それから解明してゆき、 「源氏物語が評判になってから召されて宮中へ奉公し、彼女はそのとき中宮から<若紫の巻>にちなんで、紫式部の名を付けてもらったのだが、その当時の日記さえ、よく見ればその事情もよく判るし、その<若紫>でさえ、彼女ではなく、その父の為時(ためとき)の筆になったものということが判る」 と書いている。

 中宮へ提出するために全部の浄書だけしたのが、さも紫式部だったような書き方もしている。しかしこれもやがて禁句のようになってしまい、今では誰もあまり触れたがらないようである。とはいえ、ここから解明してゆかなくては「源氏物語」の謎は解けはしまい。

 彼女を中宮に召して採用し、紫式部の名を与えた一条帝の中宮とは誰かといえば、藤原道長の娘彰子(しょうし)である。産み奉った皇子が後の後一条帝(ごいちじょうてい)。その弟君は後朱雀帝(ごすざくてい)と、次々と即位されるのだが、その彰子の妹の、「研子(けんし)」は、三条帝(さんじょうてい)の后(きさき)となり、又その妹の「威子(いし)」は、後一条帝の后。次の妹の「嬉子(きし)」は後朱雀帝の女御となって、後冷泉帝(ごれいぜんてい)の御腹(おんはら。が生みの親)となる。末の二姫は伯母の立場なのに后となった。 

 女御として、御種(おんたね)を頂戴をしているが、この彰子(しょうし)の伯父・道隆の娘の定子(ていし)が、一条帝の后でその道隆( みちたか。副島隆彦注記。道長の兄だが、先に死んだ。だから道長が後を次いで、藤原宗家の「氏(うじ)の長者」となった)の(別の)弟である、道兼(みちかね)の娘の尊子(そんし)も同帝の女御である。

 ということは下世話(げぜわ)にいえば、彰子(ていし)はその従姉妹(じゅうしまい)の定子(ていし)や尊子(そんし)と共に、一人の男性を巡る存在だった。こうなると、なまじ身内だけに互いに負けられず、一条帝を巡って競合した。つまり女の戦にしのぎを削っていた事になる。現代ならば、そうした立場の女性は化粧を競い互いに美味な食事でも作って、男を引き寄せようとするだろう。

 となると、もしも「源氏物語」が現在流布している形の、ああした内容のものだったとしたら、( 彰子は自分が国文学の勉強をするために )新しく召し抱えた 彼女に、「紫式部」の名を与えて、それを読ませ、講義させ聴聞していたのであろうか。

 彰子は、他の従姉妹二人を押さえ、帝の寵(ちょう)をほしい儘(まま)にし、二帝の御生母、ついで1018年には「太皇太后(たいこうたいごう)」にさえなった。

 明治37年6月に、富山房(ふざんぼう。という出版社 )「史学会論」の中でも 「才媛(さいえん)輩出というので11世紀初頭には紫式部、清少納言、赤染衛門、和泉式部らが数多くの著作を一斉に書き残したというが、その時代は藤原家一門全盛の頃というものの、1019年3月27日には刀伊(一、とい )が来襲し、四国伊予三島社司越智近清(おちのちかきよ)らが討死。翌4月7日には対馬方面へ来襲し、壱岐(いき)の守将藤原理忠(ふじわらもりただ)ら玉砕(ぎょくさい)、5月に入ると波状攻撃 は肥前の国に及び、上陸してきた異民族軍は
略奪をほしいままにした。 この元寇の時のような国家の非常時が、史料となる物を同時代に書かれた物にどれも一行すら書き残していない」 と疑問を呈している。

 当時の国難ともいうべき刀伊(とい)賊(ぞく)の大事件を何も書き残さなかったことが不思議だ。才女たちの作品は紀行文や軽薄な物ばかりで、当時の外憂について、彼女らが誰一人としてその作中に触れていないのを怪しみ、 (だが、 ことによったら、その書かれた年代がもっと以前の物か、ずっと以後ではなかったろうか)、とまでは言い切ってはいない。
 
 その論の中で、「史学会雑誌第八号」に発表した「藤原氏論」で故丸山正彦(まるやままさひこ)は、疑問を投げかけている。 これからして、故久米邦武(くめくにたけ)氏の、「源氏物語は紫式部の作ではなく、その父が手を加えるか書いた物ではなかろうか」 といった。その日記を援用しての展開になったが、その後は出版資本の圧力によるものかどうかは分明しないが、丸山から久米まで引き継がれてきた疑問符は、明治の世だけで立ち消えになってしまった。今はそれについて論ずる者は居ない。

 さて話は戻るがこの時の刀伊(とい)の来冠は「刀一(とい)」とも書く。これは、「この世をば、わが世とぞ想う もち月の、欠けたる事のなしと思えば」と、説いた藤原道長が入道となって「行覚(ぎょうかく)」と名乗り出家して一週間目に、「ご注進、ご注進、見慣れぬ異国の船が群をなして近づき、馬に触れれば馬を斬り、人に触れれば人を斬り、女と見ばこれは触れた後は担ぎ去り 」 と襲来の知らせが届いたのである。そして、次々と櫛(くし)の歯が抜けるごとくに、「四国の社司が惨殺された」 とか、「壱岐対馬の男は皆殺しにされ、女は掌(てのひら)に穴を開けられ縄をそれに通され、十人一束にして拐(かどわ)かされていった」 と報告がひっきりなしに入ってきた。

 元冠はこれより262年後の出来事だから、当時としては大騒ぎだったろう。各寺院においては一斉に、悪魔退散の祈祷(きとう)が催され、今にも京の町まで異人が攻めこんでくると流言飛語が飛び交い、庶民達も、「えらいこっちゃ」 と、疎開しだして混乱の最中だった。

 だから明治40年で立ち消えになった、「源氏物語は紫式部の作ではない」という明治の史学者達の率直な疑問がある。 日本史に忽然(こつぜん)として才媛が並び現れ、一斉に名作を書き残し、後が続けばよいが、900年がたちましたというのは、どうも変だ。 私は、 「清少納言」や「赤染衛門」は、今でいうアンカー(マン。週刊誌の記事の最終の完成者)ではなかったかと想像する。

 つまり以前から有ったもの (昔は著作権法等が無かったから、版権や著作権の必要もなく、作者名が付けてなかったもの )を、真名書(まなしょ、漢字)の読める清少納言や赤染衛門といった女官たちが、判りやすいように手を入れて、清書(せいしょ)するとき、 「淨書者(じょうしょしゃ)」として、責任の所在を明らかにするためその名を表紙に書き込んだ。だから、後世になると、その清書した者の名が筆名として誤られて、「才媛輩出の時代」とされ、それに辻褄(つじつま)を合わせるため、暇な人が日記まで作ったのではあるまいか。紫式部の源氏物語もその類かもしれぬ。

 「大日本古文書」を見ても、印刷のなかった当時は、文字の書ける者は男女とも「筆生(ひつせい)」として大切にされ、そして書き写しに誤りがあった時の責めを取らされるためか、その名がはっきり上部に書かれていた。

 「正倉院文書」に入っている天平十一年三月六日付け で、高屋赤万呂(こうやのあかまろ)が責任写字したものも、その名が表紙に明記されているし、同じく天平十六年十月八日に脱稿した「足万呂私書(あしまろしじょ)」のごときは、第四十五巻のものを、「鬼室乎人、角勝万呂、峰田在人、弓削狭人以下七人」で分担して写した内訳(うちわけ)、それに要した筆墨(ひつぼく)の員数も出ている。

 そして同年十二月十八日の、「写集論」百七十三巻の筆写となると、同年八月一日から写しだして十二月十六日までに終えたとなっているが、王広万呂のうつした十巻のごときは、「第三巻にては用紙三十二枚受領し破損三枚 」「 第五巻にあっては三十枚の内で破損二枚」と明細があって、用紙として計三百三十九枚を受け取って写したもの三百二十五枚。 書き損じ八枚、白紙返上十六枚」 と、 第一巻の第一枚目に但し書きのようなものをつけ、それに責任者の自分の名をつけている横に明記し、十巻の最後に、この浄書料二千六拾七文を拝受した旨も附記している。

 つまり文字の書ける者が希少だった頃は、正確に古文書を書き写す仕事というのは、大変有利なことだったから、紫式部の父為時(ふじわらのためとき)の筆によって、「源氏物語」中の<若紫の巻>がなったろう。

 ということは紫式部も、研子の方や、威子の方、嬉子の方の注文で書き写しをしていたと考えられる。誰の作か判らぬものを写すのだから、そこには彼女らの主観も投入されたであろうし、その書き上げて綴じた表紙に、御礼(おれい)を貰う立場上で、筆写の責任者として、中宮から頂いた名前をはっきりと「紫式部」と署名したのがその後、また次々と書き写されてゆく段階で、まるで彼女がその原作者の如く誤られてしまったのではあるまいか。

 そして紫式部の名が<若紫の巻>から選ばれて中宮から拝領した名となると、「清原元輔(きよはらのもとすけ)の娘で、生まれた年も没年も、そして本名すら判らない」とされる清少納言もやはり中宮定子(ちゅううぐていし)に仕えていた女官だったろう。

 中宮彰子が、為時の娘に紫式部の名を作って与えていたものなら、定子の方も清少納言の名を作って元輔の娘にやった事になる。今日では当て字は誤字扱いされ、こじつけのように見られるが、明治になる迄(まで)は漢字はその発音さえ通れば可とされていたものである。

 だから淨書者のことを「清書」と呼ぶから、定子が付けた名は「清書納言」ではなかったろうか。つまり「枕草子」 その他が彼女の名で伝わっているが、写すのが綺麗で美しく、その名を堂々と表紙に書いたから、彼女が作者になってしまったのだろう。

 また「大日本古文書」二巻の 「写経所解」等を見ると、「校生」の文字で、写した文書を点検した責任者の名が必ずついている。後には「校訂」の字も当てられる。これは朱筆を入れて校正することである。

 「大江文集書」に、「右衛門志時用、学識豊祐校生厳格故賜赤染」といった一行があると、久米氏は説いている。 その時用(ときもち)の娘で、大江匡衛(おおえのくまさえ) に嫁して藤原道長の妻やその娘の上東門院(じょうとうもんいん。彰子の院名)に仕えていたのが 赤染衛門である。つまり、姓の「赤染」というのは、あまりにも朱筆を加えて紙を赤く染めてしまうの意であろう。私(八切止夫)は、あの時代で本物だったのは、「和泉式部日記」を残した平保清娘 ぐらいだと思う。が、これとて後世の人の作だとの説が昔からある。

 
 八切止夫(やぎりとめお)「日本の特殊部落発生史」(日本シェル出版刊) から

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 以上のとおりです。 八切止夫氏が、再度、日本の知識社会に復活させるべき重要な知識人、文学者である、ということがよく分かります。私、副島隆彦は、その作業をコツコツとやります。

・八切止夫(1914-87)若い頃


以上で、文学とは何か、とりわけ 日本文学とは何か、を終わります。

副島隆彦拝

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