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「1973」安倍晋三と昭恵夫人の熱い同志愛を副島隆彦が解説する。2017年5月18日

「1971」 1643年と1756年のヨーロッパの歴史(2) 副島隆彦 2017年5月8日

「1970」 1643年と1756年のヨーロッパの歴史(1) 副島隆彦 2017年5月1日

「1969」【トランプ政権通信】就任100日を間近に固まってきた新政権の権力構造-1枚の写真が語る政権のキーパーソンたちの序列 2017年4月22日

「1967」 オリバー・ストーン監督の最新映画『スノーデン』について 副島隆彦 2017年4月14日



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「1974」新刊のお知らせ。『老人一年生-老いるとはどういうことか』(幻冬舎)が発刊されます。「老人とは痛いのだ」ということを思い知らせてくれる一冊です。2017年5月28日

「1972」 『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)という本を読んだ。これが文学だ。副島隆彦 2017年5月15日

「1968」 副島先生の新刊『アメリカに食い潰される日本経済』(徳間書店)の発売が4月28日に決まりました。ぜひお求めください。2017年4月21日

「1966」 第37回 副島隆彦を囲む会主催定例会「ディヴィッド・ロックフェラー死後の世界新秩序“G3”を大予言する」(2017年5月28日(日曜日))のお申込みをお待ちしております。2017年4月12日

「1964」 橋下徹・元大阪市長がアメリカで講演した件、それから売国官僚・高見澤将林(たかみざわのぶしげ)について 2017年4月2日

「1960」相田英男氏の緊急寄稿「東芝=ウェスティングハウス問題」について対話形式で理解する。2017年3月15日

「1957」お知らせ2つ。副島先生の新刊『税金恐怖政治(タックス・テロリズム)』(幻冬舎)の発刊の紹介。 それから、今、国会を揺るがしている、森友学園への「国有地ほとんどタダで払い下げ問題」(=安倍晋三記念小学校問題)を追いかけている作家の菅野完氏との対談の内容を動画と文で載せます。2017年3月1日

「1954」斎川眞(さいかわまこと)『天皇とは北極星のことである』(PHP研究所)の紹介。日本国の 天皇という称号はどのようにして生まれたか。 2017年2月16日

「1953」これは必読の一冊。下條竜夫(げじょうたつお)著『物理学者が解き明かす思考の整理法』(ビジネス社)が発売されます。小保方晴子、星占い、金融工学を理科系の視点で理解するほか、思考の整理法の実践編として好評だった前作に続いての新刊です。2017年2月10日

「1948」天皇陛下の譲位問題。この問題は「ワールドヴァリューズ(世界普遍価値)と民族固有価値(ナショナルヴァリューズ)のどちらを重視するか」という問題であり、天皇陛下と安倍晋三がその2つの価値観を巡って熾烈な争いを繰り広げている、ということなのである。副島隆彦・記 2017年1月16日

「1944」【講演DVD】「鳩山由紀夫元首相が見た『属国・日本』の真実」(2016年11月20日)の講演ビデオについてお知らせします。鳩山元首相が日本の対米従属政策の問題点、今の民進党の問題点、アジア・インフラ投資銀行(AIIB)の実像について語ります。2016年12月26日

「1942」 北方領土まったく返還なし記念。 「自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC ネトサポ)のネット世論誘導 ネトウヨその世界」。自民党によるネット上の言論操作を暴いたNHKの番組を載せる。 2016年12月18日

「1940」先日の鳩山由紀夫元首相をお呼びしての講演会の会場で皆様から頂いたアンケート結果です。2016年12月6日

「1937」  アメリカ大統領でトランプが勝利してから私がアメリカ大統領選挙について書いた、「重たい掲示板」への投稿を載せます。副島隆彦 2016年11月22日 

「1934」副島隆彦の、 最新の金融本 『ユーロ恐慌 欧州壊滅と日本』( 祥伝社)が発売。 恒例のエコノ・グローバリスト・シリーズの第19弾。2016年10月29日

「1931」 副島先生の緊急出版 の 新刊『Lock Her Up! ヒラリーを逮捕、投獄せよ』(光文社)が発売されました。注目の米大統領選挙の真の争点を理解するために是非お読みください。2016年10月10日

「1927」来る11月20日に私達の秋の定例会を特別ゲストを呼んで開催します。今回は、鳩山由紀夫元首相をゲストにお招きして、世界の行方、東アジアの今後、日本の将来についてじっくりお話をうかがいます。2016年9月15日

「1924」番 『明治を創った幕府の天才たち 蕃書調所=ばんしょしらべしょ=の研究』(成甲書房刊)が発売になります。 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2016年9月4日

「1920」番  ” Lock Her Up ! ” 「 ヒラリーを逮捕せよ、 投獄せよ !」 の嵐が アメリカ全土でわき起こっている。 2016.8.11  副島隆彦記 

「1916」 最新DVD『アメリカ名物「トランプ・ポピュリズムの嵐」と最新の世界情勢』のお申し込み受付を開始します。9月以降の米大統領本戦本格化を前に是非ご視聴ください。2016年7月20日

「1912」 副島隆彦のアメリカ分析 の最新刊 『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社)が発刊。2016年6月27日

「1910」 橋下徹(はしもととおる)前大阪市長はなぜ危険なのか。 それは国家社会主義(こっかしゃかいしゅぎ)の思想を持っている恐ろしい男だからだ。 副島隆彦 2016年6月16日

「1907」 重たい掲示板 [1938]私たちの定例会は盛況に終わりました。あとは最新の情報。 をこちらにも転載します。 2016年6月3日

「1905」番 あの2年前に突然、行方不明になったマレーシア航空機は、その後どうなったのか? 驚くべき事実が明らかになった。日本国内では初公開の情報である。 2016.5.21 副島隆彦  

「1903」【講演会】5月29日(日)の学問道場主催『ドナルド・J・トランプの<アメリカ名物>ポピュリズム旋風と現在の国際政治・経済情勢を読み解く』(東京・御茶ノ水)を宣伝します。ポピュリズム政治家の分析では日本の第一人者である副島隆彦のトランプ論をご期待ください。2016年5月9日

「1901」 4月28日発売 新刊書のお知らせ 。 日銀・黒田は、自分たちのインフレ目標が遅々として進まないのを居直った。マイナス金利導入で分かった日銀の真の思惑。 副島隆彦新刊『マイナス金利「税」で凍りつく日本経済』(徳間書店)で、日銀の「隠された真意」の謎が明かされた。 2016年4月28日

「1899」【2016年定例会のお知らせ】 5月29日に今年第一回目の学問道場の定例会を開催します。テーマは「アメリカ大統領選挙と最新の国際政治・経済情勢」です。ドナルド・トランプ旋風の原動力 “ポピュリズム”と”アメリカファースト!”とは何か、改めてじっくり語ります2016年4月20日

「1896」 副島隆彦先生の新著『日本が中国の属国にさせられる日』(ベストセラーズ社)が発刊。日本が中国の影響下に呑み込まれるとき、私たちはどのような態度をとるべきか。20世紀の右翼・左翼の両翼思想のタブーを、反権力の思想家である副島隆彦が抉り出す大著です。2016年3月28日

「1894」米大統領選挙、共和党はトランプが躍進し、民主党はヒラリーが候補を指名獲得し、二者の対決になりそうだ。2016年3月18日

「1891」 新刊のご案内『世界連鎖暴落はなぜ再発したか』(祥伝社)のご案内です。海外の金融メディアは軒並み、「黒田は弾切れ」(Kuroda's Bazooka is out of ammunition)と言い始めています。2016年3月2日

「1588」副島隆彦著作、その他の「学問道場」関連書籍を期間限定で割引販売します。この機会に是非ご利用ください。2016年2月21日

「1584」 ドナルド・トランプはどこで失速するか。急浮上してきたマルコ・ルビオ上院議員とはどういう背景を持つ政治家か。2016年アメリカ大統領選挙の予備選挙について。2016年2月4日

「1581」 『BIS(ビーアイエス)国際決済銀行 隠された歴史』(アダム・レボー著、副島隆彦監訳、古村治彦訳、成甲書房、2016年)が発売になります。古村治彦記 2016年1月21日

「1579」 学問道場関連の新刊書籍二冊、『暗殺の近現代史』(洋泉社、中田安彦が参加)と、『天皇家の経済学』(同、吉田祐二・著)が発売されています。ぜひ、お求めください。2016年1月14日

「1577」「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。2016.1.1 /1月3日加筆 「崩れゆくアメリカ」を見てきて。短期留学修了を受けての報告。 中田安彦 2016年1月3日

「1576」 『物理学者が解き明かす重大事件の真相』(下條竜夫著、ビジネス社、2016年1月9日)が発売となります。古村治彦記 2015年12月24日

「1574」 『信長はイエズス会に爆殺され、家康は摩り替えられた』(副島隆彦著、PHP研究所、2015年12月17日)が発売となります。古村治彦筆 2015年12月15日

「1572」番 今の世界の中心の課題である ロシアによる シリアのIS爆撃、殲滅は、プーチンによる「ロシアから愛をこめて」である。最新の映画「OO7/ スペクター」の中にこれからの世界の動きの秘密が隠されている。 副島隆彦 2015・12・9 

「1569」 ダニエル・シュルマン著、古村治彦訳『アメリカの真の支配者 コーク一族』(講談社、2015年)が2015年12月8日に発売になります。 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2015年11月30日

「1566」 宗教改革の始まりにおいてルターとローマ法王はどういう言葉の応酬をしたか 2015年11月13日

「1563」 『再発する世界連鎖暴落 貧困に沈む日本』(副島隆彦著、祥伝社、2015年10月30日)が発売となります。古村治彦筆 2015年10月29日

「1560」番  今のアメリカ政治の真の焦点である、「ベンガジ事件」での下院の特別委員会を、ヒラリーはなんとか 乗り切る。そして、シリアでのサリン爆弾の真犯人たちのこと。 2015.10.15 副島隆彦  緊急で冒頭加筆します。 10月16日 副島隆彦  

「1557」 安倍晋三は国民がどれだけ「鈍感」かを試して喜んでいる。気付いている敏感な国民とそうではない国民に二極化している。2015年9月25日

「1555」 昨日、2015年9月14日に国会議事堂前で行われた安保法制反対抗議デモに行ってきました 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆2015年9月15日

「1552」 学問道場の定例会DVD『副島隆彦が、今の重要なことを洗いざらい語ります』(2015年5月31日開催、約330分)の予約受付を始めました。ご案内が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。2015年8月25日

「1551」番 栗原康 (くりはらやすし)著 『現代暴力論』 という新刊書 がすばらしいので、私が書評して強く推薦します。 副島隆彦  2015年8月25日 

「1548」 好評連載企画:「思想対立が起こした福島原発事故」 相田英男(あいだひでお) 第3章 福島事故のトリガーがひかれた日(2) 2015年8月13日

「1547」好評連載企画:「思想対立が起こした福島原発事故」 相田英男(あいだひでお) 第3章 福島事故のトリガーがひかれた日(1) ※会員ページに掲載したものを再掲 2015年8月10日

「1544」 副島隆彦先生の新刊・中国研究本の第7弾! 『中国、アラブ、欧州が手を結び ユーラシアの時代 が勃興する』 が先週末に発売。ロンドン金(きん)の値決めに中国の二大民間銀行が参加、人民元決済圏の拡大 から 南沙諸島問題も含めてユーラシア大陸の時代 を余すところなく分析。2015年7月26日

「1542」番 戦後七十周年企画  なぜ日本は戦争に向かわされたのか(1)   日本共産党の戦前最後の委員長 野呂栄太郎(のろえいたろう)の命がけの闘いから昭和史の真実が見えてくる。 津谷侑太(つやゆうた)2015年7月13日

「1539」番  俳優 高倉健(たかくらけん)の生き方 と死に方について考えたこと。 副島隆彦 2015.6.27(転載)

「1536」現下の政治状況を勢力分析する。大阪都構想の住民投票に現れた、若い世代のファシズムへの欲求。それを支える橋下徹・菅義偉の背後にある勢力とは。安倍・菅の野党分断の動きに対し、維新の党の執行部をおさえた旧小沢グループが巻き返しにでている。2015年6月11日

「1535」 佐藤優氏との対談本、『崩れゆく世界 生き延びる知恵』(日本文芸社)が刊行されました。「発売後、即重版」で非常に好評です。副島理論を真っ向から佐藤氏が受け止めている重厚対談です。2015年6月6日

「1532」番  来たる 6月7日(日)に 横須賀市で私の講演があります。 いらしてください。「軍港 横須賀の150年の歴史」にちなんだ話をします。 副島隆彦 2015年5月27日日

「1529」5月31日に都内で開催する、学問道場自力主催講演会の具体的な講演内容が固まってきまたのでお知らせします。参加者はまだまだ大募集中です。ぜひおいでください。2015年5月11日

「1526」 副島隆彦の最新金融本、『「熱狂なき株高」で踊らされる日本』(徳間書店)が発売されました。第5章、アベノミクス金融緩和など金融政策の理論的支柱となっている「合理的期待(予測)形成学派」の正体を暴いたところが非常に学問的には重要な本です。2015年4月27日

「1523」来る5月31日に講演会『副島隆彦が、今の重要な事を洗いざらい語ります』を開催いたします 2015.4.16

「1520」 AIIB「アジアインフラ投資銀行」の設立をめぐるゴタゴタの真相を載せます。 副島隆彦 2015年4月1日 (重たい掲示板から転載)

「1517」 新刊2冊『余剰の時代』(ベスト新書)と『日本に恐ろしい大きな戦争(ラージ・ウォー)が迫り来る』(講談社)が発売されます。生き延びるための政治思想とアメリカ政治本です。2015年3月13日

「1515」 「思想対立が起こした福島原発事故」相田英男 第2章 「札束で引っぱたかれた科学者達」をシリーズで短期連載します。(第2回)2015年3月5日

「1514」「思想対立が起こした福島原発事故」相田英男 第2章 「札束で引っぱたかれた科学者達」をシリーズで短期連載します。(第1回)2015年2月25日

「1511」カナダの政治。カナダの歴代首相を、隣国の大国アメリカとの「帝国-属国」関係において明快に解説します。2015.2.7

「1508」 新刊本二冊を紹介します。『副島隆彦の政治映画評論 ヨーロッパ映画編』(ビジネス社)と、先生が巻頭文を書いた吉本隆明(よしもとりゅうめい)の評論集『「反原発」異論』(論創社)の二冊です。 2015年1月26日

「1505」 中田安彦です。私の新刊『ネット世論が日本を滅ぼす』(ベスト新書)が発刊されました。数年間「ネット世論」に密着して観察して学んだ結果を一冊の本にまとめました。ネット言論の理想主義はなぜ次々と自滅していくのか?その答えを知りたい人はぜひお読みください。2015年1月12日  

「1501」番 「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。2015.1.1 続けて 「1503」番として、「1495」番の谷崎潤一郎論の第3部(終章)を載せます。副島隆彦 記

「1500」最新講演DVD『2015年、世界は平和か戦争への岐路に立っている』が完成しました。ぜひ御覧ください。2014.12.25

「1497」オーストラリアの歴代首相について。 日本人が知らない、オーストラリア政治の基本骨格を副島隆彦が分かり易く解説します。2014.12.17

「1496」番 俳優の菅原文太氏が亡くなった。 「1194」番会員ページ に載せた副島隆彦との対談を再掲します。 2014.12.13

「1493」 自力主催講演会「2015年、世界は平和か戦争への岐路に立っている」(2014.11.16)のアンケートの回答結果を掲載します。2014.12.4

 「1491」番 ノーベル物理学賞受賞の中村修ニが、なぜ重要であるのか、の本当の理由。10年前のここの、私たちの文を再掲載する。副島隆彦 2014.11.22 

「1487」 『官製相場の暴落が始まる――相場操縦しか脳がない米、欧、日 経済』(副島隆彦・著、祥伝社)発刊のお知らせ。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。 2014.10.26

「1485」書評:アメリカの著名ユダヤ人小説家、フィリップ・ロスの小説「プロット・アゲンスト・アメリカ」(集英社)/架空歴史小説を手がかりに「アメリカ国内優先主義」(アメリカ・ファースト)の美名を表と裏で使い分けた米財界人の冷酷な世界戦略が見えてきた (その1) 2014年10月14日

「1481」 来る11月16日に都内・上野で「政治・国際情勢・経済」についての時局講演会を開催します。聴講希望者を現在募集中です!2014年9月29日

「1479」 『英語国民の頭の中の研究』(副島隆彦・著、PHP研究所)発刊のお知らせ。大幅に加筆修正が加えられています。「まえがき」 と 「あとがき」 を掲載します。 2014.9.22

「1476」番   文学とは何か の 2 。 日本文学とは何か 論。 を 載せます。 副島隆彦 2014.9.6

「1472」 『日本の歴史を貫く柱』(副島隆彦・著、PHP文庫) が8/4から発刊されています。「まえがき」 と 「あとがき」 を掲載します。 2014.8.27

「1470」 夏休み特集。アルチュール・ランボー論。パリ・コミューンという政治的事件を書き残そうとした文学について。2014.8.16

「1466」 お知らせ:『税金官僚に痛めつけられた有名人たち』(副島隆彦・著、光文社刊)が8/1に発刊されます。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。2014.7.24

 「1460」 7月1日に、SNSI論文集第7弾『フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした』が出ます。従来の教科書や歴史書では描かれない明治期以降の日本真実の姿を描き出しました。2014年6月25日

「1456」番  村岡素(もと)一郎 著 『史疑(しぎ) 徳川家康事績』(1902年刊)についての 松永知彦氏の長文の歴史論文を載せます。 2014年6月10日 

「1454」 【今読み返す副島本】 米同時多発テロ事件前に発表された、副島隆彦の「集団的自衛権」論をそのまま転載します。 今こそ読み返してほしいと思います。 2014年6月3日

「1451」【中国を理解する】『野望の中国近現代史 帝国は復活する』(ビジネス社・刊)(原題:Wealth And Power:China's Long March to the Twenty-First Century)という本を紹介します。中国の近現代史を正しく理解しなければ、日本は中国の台頭に向き合うことは出来ない。2014年5月25日

「1448」番  私が、今やっている仕事、考えていること、書くべき文章のことなどを、まとめて報告します。 副島隆彦  2014.5.11 

「1443」最新講演DVD『キャロライン・ケネディと安倍晋三』が完成しました。このDVDで米オバマ政権と安倍政権の暗闘の実態が分かります。現在の日本政財界に影響を与えるハーヴァード大学人脈についても解説。ぜひ御覧ください。2014年4月16日

「1441」 副島隆彦先生の最新金融本『金融市場を操られる 絶望国家・日本』(徳間書店・刊)が発売されます。日本は、アベノミクスに浮かれて「成長国家」どころか、「貧乏国家」となってしまった。この現実から逃れることが出来ない。世界の金融も統制されている。2014年4月5日

「1436」 後藤新平―日本の「セシル・ローズ」論(全4回/第1回) 中田安彦・記 2014年3月16日

「1433」『靖国問題と中国包囲網』(副島隆彦・著、ビジネス社刊)が3/7に発刊されます。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。2014.2.27

「1429」 【寄稿・偉人伝の裏側を見破る】 自由民権運動の父・板垣退助はフリーメイソンだった!~伊藤博文のフリーメイソンネットワークに加入した板垣退助~津谷侑太(つやゆうた)筆 2014年2月5日

「1426」古村治彦研究員の新刊『ハーヴァード大学の秘密』(PHP研究所)の紹介と、その出版記念を兼ねた「囲む会」主催の2014年初めての主催定例会『キャロライン・ケネディ駐日大使着任が日本政治中枢に与えている衝撃』(仮題)のお申込みのご案内を致します。2014年1月21日

「1423」 明治期の慶応義塾で 最先端の学問を教えたのは ユニテリアン(フリーメイソンリー)だった 石井利明(いしいとしあき)研究員 2014年1月11日

「1421」TPP交渉と平行して、水面下で進む「民法改正」の動き。大新聞は連帯保証人(個人保証)制度の改正部分だけをクローズアップするが、実際はこの民法改正はアメリカによる日本社会改造計画の一つである。2013年12月29日

「1418」孫崎享・副島隆彦講演ビデオ『外務省の正体』のご予約を承ります。日本の国家の行く末を大きく左右する外務省(MOFA)の内部と歴史はどうなっているのか、必見の講演です。2013.12.10

「1414」新刊『説得する文章力』(KKベストセラーズ)と『闇に葬られた歴史』(PHP研究所)をご案内します。2013.11.27

「1411」副島隆彦新刊金融本『帝国の逆襲―金とドル 最後の戦い Empire Strikes Back, Again.』(祥伝社)が発売されました。今年前半から中盤の主な金融ニュース(TPP、シェールガス、金価格の急落についても)を副島隆彦独自視点で分析しています。2013年11月16日

「1409」 腰痛(ようつう)と首、肩の痛みは治るようである。 「トリガーポイント・ブロック注射」という治療法を紹介する。 副島隆彦記 2013年11月6日

「1406」新刊『税金官僚から 逃がせ隠せ個人資産』(2013年10月、幻冬舎刊)発刊のお知らせ。官僚たちはいかにして資産家からお金を奪い取ろうとしているか。「まえがき」と「あとがき」を掲載します。2013.10.18

「1404」【最新版】世界権力者人物図鑑 刊行が発売中です。2010年発刊の第一弾から全面リニューアルのデザイン・内容です。2013年9月30日

「1402」 来月、10月26日(土)開催予定の「囲む会」秋の定例会のお申し込み開始お知らせ。今回は元外務省元国際情報局長の孫崎享先生をお呼びして「過去現在未来の日本外交」を語りつくします。ご期待ください。2013年9月16日

「1399」鬼塚英昭(おにづかひであき)氏の『日本の本当の黒幕』(下)を読む。戦前の日本政治の闇を象徴する田中光顕(たなかみつあき)という怪物を知る。それは現在の日本政治を支配するヤクザたちを知ることでもある。2013年9月1日

「1396」 新刊『中国人の本性』の紹介。私たちはどれだけ中国の思想史について知っているだろうか? そこで副島先生が中国亡命知識人の歴史を中共からの亡命知識人である石平(せきへい)氏に徹底的に質問しました。夏のうちに是非読んで下さい。2013年8月8日

「1394」定例会完全収録のDVD『いい加減にしろ!マイケル・グリーン/恐ろしいヨーロッパの秘密―フランドルからフローレンスへ』が完成しました。2013.7.29

「1392」 参議院選挙が終わって、次の日本国民の課題に向かう。アベノミクスとはA-sset B-ubble E-conomy(資産バブル・エコノミー)のことである。金融緩和派の経済学者のおかしさを理路整然と暴いた野口悠紀雄氏を評価する 副島隆彦 2013年7月25日

「1389」参院選後、日本の各階層(金持ち・サラリーマン・貧乏人)への、安倍政権による国家統制が進む可能性がある。その兆しとして参院選初日に福島県の総理演説会で自民党職員らが行った、一般国民の「表現の自由」への取り締り行為の動画がある。決して貴方の一票は自民党には投票してはなりません。それから先日の講演会のアンケート結果を載せます。 中田安彦(アルルの男・ヒロシ) 2013年7月13日

「1387」 『統制が始まる 急いで金を買いなさい』(祥伝社・刊、2013年6月)の宣伝を載せます。2013.7.4

「1384」再度、6月29日の定例会のお知らせをします。タイトルが「いい加減にしろ!!マイケル・グリーン~米中“新秩序”に取り残される日本」になりました。米日関係その他の政治経済の話題に縦横無尽に切り込みます。2013年6月13日

「1381」 私たちの福島復興活動本部 を 閉じて 撤退式をします。6月23日です。時間のある人は福島の現地まで自力で来てください。 副島隆彦 2013年6月2日

「1379」先週土曜日の会員交流会開催後のお礼の報告と、次の6月29日の講演会のお知らせ。2013年5月20日

「1376」 最新DVD『ますます衰退国家にさせられる策略を見抜く』(2013年3月3日、講師:副島隆彦・藤森かよこ)と、新刊・映画本『アメリカ帝国の滅亡を予言する』(日本文芸社)頒布のお知らせ。お待たせしました!2013.5.4

「1375」黒田金融緩和と金価格急落、そしてBRICS開発銀行の設立。新しい秩序に向けて世界は動いている。副島先生の最近の「重たい掲示板」への書き込みをまとめて載せます。2013年4月20日

「1372」副島先生の新刊『浮かれバブル景気から衰退させられる日本』(徳間書店)ではTPP交渉とアベノミクスの欺瞞について詳しく紹介。今回も豊富な図表・資料付きです。また、新しい試みとして会員同士の交流会(会員交流会 自由におしゃべり)もまだ募集中です。講演会とは別の形で交流(情報交換)いたしましょう。2013年4月4日

「1370」 日米地位協定に続いて、日米原子力協定(1988年)を暴く。中曽根康弘の周辺の「原子力外務官僚」たちが、アメリカに抵抗するカードとして持ちだした「日本の核武装論」には全く意味が無い。六ケ所村の再処理工場を維持してきた日本原電は中曽根派の利権の巣窟であるからすぐに破綻させるべきだ。(苫米地英人『原発洗脳』(日本文芸社)と有馬哲夫『原発と原爆』(文春新書)を書評する。)(その1) 2013年3月27日

「1366」書評:前泊博盛・編著『本当は憲法より大切な 日米地位協定入門』(創元社)を読む。ジャパン・ハンドラーズと外務官僚が威張れるのも日米安保と地位協定があるからだ。2013年3月8日

「1363」新刊『それでも中国は巨大な成長を続ける』(ビジネス社)の刊行のお知らせ。アメリカでは、巨大な中国とどう付き合っていくかは熱心に議論されていても、中国崩壊論など真面目に受け取られていない。2013年2月18日

「1361」 副島隆彦を囲む会・定例会、第29回定例会・自力主催講演会『ますます衰退国家にさせられる策略を見抜く』(講師:副島隆彦・藤森かよこ、開催日:2013年3月3日、日曜日)開催のお知らせ。2013.2.8

「1358」 アダム・ヴァイスハウプト著 『秘密結社・イルミナティ 入会講座<初級篇>』(KKベストセラーズ)が発刊されました。ドイツ啓蒙主義から生まれた「イルミナティ」はフリーメーソンなど秘密結社のルールブックを制定した集団である。2013年1月21日

「1356」番。 年末からの2週間の「産みの苦しみ」のあとで、副島隆彦が全力で書きます。 「ヒラリーの終わり」論文です。 今年もよろしく。 2013年1月8日

「1354」 「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。 2013.1.1

「1351」自民党・公明党・日本維新の会の圧勝と民主党勢力の壊滅大敗北を受けて、「個人の力量によるサバイバル」というものが必須になってくる。そのことを選挙の数カ月前に副島先生の新刊『個人備蓄の時代』(光文社)では予測していた。みなさんも早く手を打ったほうがいい。2012年12月17日

「1349」  選挙が始まっての 直近での動き を読む 副島隆彦・記 2012年12月7日

「1346」 副島隆彦・最新DVD『ミケランジェロ、メディチ家、ルネサンスの真実』(2012年11月3日、講師:副島隆彦・松尾雄治)頒布のお知らせ。「教科書」と本編DVDのお得なセットも、個数限定で実施します。2012.11.29

「1343」緊急情報:アメリカによって崖から突き落とされた野田政権。解散総選挙はアメリカからの司令で行われた。今回もジェラルド・カーティスが根回しをしている。2012年11月15日

「1340」橋下徹(はしもととおる)大阪市長や一部大阪市特別顧問による「週刊朝日」に対する“言論弾圧”問題について考える。言論の自由が死ぬときとは、デモクラシーが死ぬときである。2012年11月5日

「1337」尖閣問題について。橋下徹・大阪市長の言う「国際司法裁判所」における解決の提案を支持します。副島隆彦・記 2012.10.18

「1334」新刊を二冊紹介します。権力者共同謀議という合理的選択で概ね、歴史は動いてきたから、私たちは世界の支配層の行動原理、思想、そして企業活動に現れる彼らの「合利的」な動きを理解しなければならない。2012年10月1日

「1332」 副島隆彦を囲む会・定例会、第28回定例会・自力主催講演会『ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ダンテ、マキアベッリ、メディチ家、ルネサンスとは何だったか』(講師:副島隆彦・松尾雄治、開催日:2012年11月3日、土曜日)をご案内します。2012.9.25

「1330」SNSI・夏季研究報告から 「今こそ3分で読む小室直樹の『新戦争論』」六城雅敦(ろくじょうつねあつ)・記 2012年9月14日

「1327」共和党候補、ロムニーの安全保障政策を知る。最新刊『アメリカが作り上げた“素晴らしき”今の世界』(The World America Made)(ビジネス社刊)の紹介。古村治彦研究員の翻訳で刊行されています。2012年8月27日

「1324」  副島隆彦著の仏教論、『隠された歴史:そもそも仏教とは何ものか?』(PHP研究所)の読みどころを解説します。2012年8月12日

「1322」副島先生の仏教論の集大成『隠された歴史~そもそも仏教とは何ものか?』(PHP研究所)とロン・ポール米下院議員の『連邦準備銀行を廃止せよ(END THE FED)』(佐藤研一朗・訳、成甲書房)が発刊されました。 2012年7月29日

「1319」 副島先生の新刊本2冊。『ロスチャイルド200年の栄光と挫折』(日本文芸社)と石平(せきへい)氏とのケンカ対談『中国 崩壊か 繁栄か!? 殴り合い激論』(李白社)が発刊されました。世界の実像を知るのにおすすめの2冊です。 2012年7月19日

「1317」 副島隆彦・最新DVD『橋下徹の登場 と 政治思想の歴史』(2012年6月2日、講師:副島隆彦・中田安彦・須藤喜直)/最新刊『国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る』(副島隆彦・植草一秀・高橋博彦・著、祥伝社刊)ラインナップ追加のお知らせ。2012.7.8

「1314」 「増税談合勢力」 の 野合(やごう)の増税に反対する。2012年6月25日

「1312」 第27回副島隆彦を囲む会主催定例会『橋下徹の登場と政治思想の歴史』に来場された会員の皆様のご意見をご報告します。 2012年6月19日

「1310」 ロマノ・ヴルピッタ『ムッソリーニ』を読む。現在の日本で重要な意味をもつ「ファシズム」とは何かを再考する 2012年6月4日

「1306」 爆弾のような破壊力を持った一冊!! 古村治彦著『アメリカ政治の秘密』(PHP研究所)を強力に推薦する。2012年5月13日

「1304」 副島隆彦を囲む会・定例会、第27回自力主催講演会(講師:副島隆彦・中田安彦・須藤喜直、開催日:2012年6月2日、土曜日)をご案内します。演題は『橋下徹の登場 と 政治思想の歴史』と決定しました!※金融・経済のお話はありません。2012.5.6

「1301」 新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』(2012年3月24日、講師:副島隆彦・古村治彦)のアンケートの結果を掲載します。2012.4.25

「1300」 新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』(2012年3月24日、講師:副島隆彦・古村治彦)/『欧米日 やらせの景気回復』(副島隆彦・著、徳間書店刊)のお知らせ。2012.4.19

「1296」橋下首相を誕生させようと目論む、関西財界ネットワークの正体とは 2012年4月3日

「1294」アメリカの共和党予備選で公然と囁かれる不正投票の横行。スーパチューズデーを終えて共和党予備選挙の様子、大統領選挙予備選挙・党員集会の複雑な仕組み、衝撃的な内部事情を現地から緊急報告します。 2012年3月24日 佐藤研一朗・筆

「1292」 (1) 4月28日(土)~30日(月)の「福島原発・難民キャンプツアー」のお知らせ。/(2) 6月2日(土)の「政治思想・日本政治の歴史(1960年代からこっち)講演会」のご案内。/(3) SNSI研究員・崎谷博征(さきたにひろゆき)氏の新刊『医療ビジネスの闇』(学研パブリッシング。2012/2/28刊)が出ました。2012.3.13

「1289」 (1) 3月24日(土)の「学問道場」定例会『今、世界経済がどう変質しつつあるか』(副島隆彦)の再度のお知らせ。/(2) 対談CD『日中殴り合い対談』(石平、副島隆彦。李白社)をご紹介します。2012.3.6

「1288」 日本は、「新・知日派」の台頭でも基地移設問題でアメリカの要求に屈服してはいけない 2012年3月2日

「1285」 「小沢一郎・陸山会裁判」の急展開。小沢一郎側が勝利しそうである。「ぼやき・会員ページ 1284」に掲載された文章の後半部分を、こちらにも転載します。2012.2.19

「1283」 まんが家・イラストレーターのぼうごなつこさんによる、政治漫画「小沢一郎・陸山会事件説明まんが お天道様がみてる」を掲載します。2012.2.10

「1280」 本年度初の副島隆彦を囲む会・定例会、第26回自力主催講演会(講師:副島隆彦先生・古村治彦研究員、開催日:2012年3月24日)をご案内します。2012.1.30

「1278」書評『父・金正日と私』(五味洋治・著)と『後継者・金正恩』(李永鐘・著)を読む。北朝鮮は改革開放に乗り出せるのか。“属国論”の観点で北朝鮮の対中外交を整理する。2012年1月23日

「1276」 新刊『中国は世界恐慌を乗り越える』(ビジネス社)と『衰退する帝国・アメリカ権力者図鑑』(日本文芸社)が発売されました。中国の発展の姿は100年前のアメリカ帝国そのものである。2012年1月10日

「1273」 「副島隆彦の学問道場」から 新年のご挨拶。 2012.1.1  下に加筆します。1月5日です。副島隆彦です。


「1330」SNSI・夏季研究報告から 「今こそ3分で読む小室直樹の『新戦争論』」六城雅敦(ろくじょうつねあつ)・記 2012年9月14日
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※SNSI・副島国家戦略研究所では、今年の9月上旬に18人が参加して夏季合宿を開催しました。その際に各自が自分のテーマを発表しております。研究発表を論文・報告にして皆様にご報告します。第2回目は六城雅敦(ろくじょうつねあつ)研究員の「今だから読む小室直樹の『新戦争論』」です。尖閣諸島問題で世論が熱くなりがちなこの夏に小室直樹の本から何を学べるか、六城氏の報告です。小室先生は尖閣問題は「棚上げ」と既にこの昭和56年に主張しておられたというのは驚かれる方もおられるのではないでしょうか。
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今だから<3分で>読む小室直樹「新戦争論」
2012年9月、六城雅敦(ろくじょうつねあつ)


 30年前にソ連崩壊、EU統合の失敗、尖閣・竹島領有問題を予期していた。日本の国際社会への幻想、楽天的平和主義、国連という一機関への誤解。さらに国民国家の理解と国際社会のあるべき姿を通して戦争の意義を捉えた名著を読む。

■本書が上梓された頃の日本

 本書は昭和56年(1981年)5月に出版されました。その一年前に小室直樹は「ソビエト帝国の崩壊」を上梓し、注目されるようになりました。当時はまだまだ冷戦まっただなかでソビエト連邦(ブレジネフ書記長)は健在です。アメリカはレーガン政権、国内では鈴木善幸首相、海外ではダイアナ妃成婚が話題であり、国内では松田聖子・田原俊彦ら歌謡曲が全盛です。この年のベストセラーは窓際のトットちゃん、テレビではドリフに変わってたけし・さんまの「俺たちひょうきん族」です。

■「新戦争論」のテーマは5つ


 まず本書では国内の平和主義運動に懐疑を示しています。反ベトナム運動から続く空想的平和主義が戦争を引き起こすのであると断罪しています。

 「戦争」という言葉を忌み嫌うばかりに国民ばかりか国際社会でも言い換えて文明史を直視していない問題にも言及しています。そこから日本政府がもつ国連への幻想と国民国家の十分条件をわかりやすく説明しています。さらに踏み込んで国連を国際社会そのものと勘違いする日本の文化的要因を考察し、主権国家であるためには戦争を国際紛争解決の一手段として捉えて戦争への備えと回避を日頃から意識していくことが真の平和主義であると締めくくっています。副島隆彦先生によると、本書は小室直樹氏が講師として外務省で行った勉強会での原稿が元になっているそうです。

1.平和主義者が戦争を引き起こす

 個人の心の持ちようで平和が訪れるという“奇妙な念力主義”は戦前の神州不滅主義となんらかわらないと、現在の空想的平和主義を小室直樹は諫(いさ)めています。

 第一次世界大戦後のヨーロッパにおいても「もう戦争はこりごりだ」という市民の想いが全土へ平和主義運動(パシフィズム)という拡がりを生みます。戦火で灰燼となったドイツではヒトラーでさえも当初は平和を訴え、平和主義運動がドイツに不安定な連立政権を誕生させました。連立政権で脆弱な政権のヒトラーはフランスとの中立地帯への軍の駐留や空軍の創設、戦車隊の増員などといったベルサイユ条約の露骨な蹂躙を行います。ところが平和主義運動の蔓延がイギリスのチャーチルにナチスドイツへの軍事制裁を躊躇させたのです。なぜなら英仏両国の政治家は武力行動反対の声に迎合せざるを得なかったのです。(まるで現在の日本は侵略を許した70年前のフランスのようではありませんか。)

 1933年(昭和8年)1月にヒトラーが不安定ながらも政権を獲ると、ベルサイユ条約を破棄して再軍備を急ぎ、1936年(昭和11年)3月にはとうとうフランス側ラインラント中立地帯へ進軍を開始します。

 フランス政権は混乱しており、武力行使を決定する指導者不在であるとのヒトラーの判断がみごとに的中しました。以後はヒトラー支持が急激に高まりパシフィズム運動は一転して好戦主義へと変貌します。

1-1.日本には今も昔も軍国主義者はいなかった

 戦前は軍国主義者が蔓延(はびこ)っていたために日本は無謀な戦争へ突入したと国民には信じられていますが、軍国主義者は戦前も戦後の現在においても登場していないと小室直樹は述べています。軍事的な話題がのぼるとすぐに軍国主義や憲法九条違反という論調となりますが、真の軍国主義はそのようなものではないのです。自国と敵国の優劣を判断し、戦争に勝つことを目的とした思考を指すとすれば、戦前も戦後にも国内には軍国主義者はいないのです。日本の軍国主義は偏った精神論に過ぎません。

 一方でアメリカの大学には軍事学部があり、軍事研究は大学生までもが行っています。日本は今でも軍事研究はタブーとされ、知らないことが戦争を起こさないことだという信仰にまでなっているのであると指摘しています。

1-2.(参考)ドイツの再軍備はエドワード・ヘンリー・ハリマンの出資で行われた

 副島先生の解説によるとヨーロッパにパシフィズムを広める一方で第一次大戦後のドイツでヒトラーの戦車隊をつくり再び戦時体制へとヒトラーに促したのは、鉄道と投資銀行をもつエドワード・ハリマンであり息子のウィリアム・ハリマンであるそうです。ハリマン社には父ブッシュの父、子ブッシュの祖父であるブレスコット・ブッシュが在籍してます。

 1911年(明治44年)頃から欧州財閥に対してアメリカ新興財閥へと勢力が移り旧財閥系(ロスチャイルド)と当時新興であったロックフェラーが第一次世界大戦を引き起こしたのであると大局的には言えるのです。第一次大戦後、民衆に広がった平和主義運動(パシフィズム)は日米間での太平洋問題調査会(The Institute of Pacific Relations:IPR)に引き継がれ、そして対日工作の実行部隊として利用されました。また国内にもいわゆる岩波文化人(左派)と呼ばれる層が現れたのもこの時期です。パシフィズム運動は自然発生したのではなく、世論操作のために周到に準備されていたのです。

1-3.平和とは戦争のない状態ではない

 小室直樹は「平和」とは「安定し均衡した形で長期間維持するシステムであり、そして複雑で微妙な人工的なしくみなのである。」と定義しています。さらに戦争より合理的かつ実効的な国際紛争解決手段を考案しない限り、戦争は消滅するはずがなく。もし将来戦争を回避できる体系ができたとしても戦争遂行をはるかに上回る複雑かつ微妙で、もっと組織力があり能率も規律も高い体系であると述べています。

 つまり戦争を回避するためには、単純な軍事力以上に統率された能力の高い組織がなければならないのです。

 戦争は個人の良心の問題に帰着する単純素朴な問題ではないのです。個人が願望を持つことは自由であるが、社会全体にまで強制して国内で内ゲバといった紛争を起こす矛盾を抱えています。

 全面降伏論者の言うとおり他国のどんな不条理な要求も受け入れてしまえば、そのような国益をわざわざ損なう政府はすぐに崩壊してしまいます。

 また非武装中立論者も、中立国の必要条件が不偏・中立であるために他国軍隊による国土の利用や便宜を排除しなければならないことを知っていれば、まず駐在する米軍を国内から追い出さねばならず、そのために軍備を増強して、まず米国と戦わなくてはならないという本末転倒な結論になります。(新戦争論を読み進めると社民党党首の福島瑞穂がいかにとんちんかんかがよくわかります。)

2.戦争は紛争解決の一手段である

 小室直樹は本書で以下のように記しています。我々が国際社会という言葉の響きにUniversal(普遍的・万能的)な期待を寄せることは大きな誤謬(ごびゅう)であると指摘しています。戦争以外の紛争解決方法の萌芽さえまだないのであれば、戦争という採集手段は用意しておかなければならないのです。

(貼り付けはじめ)

  戦後日本はなんとなくうまく行っているのではなく運が良いだけである。万事受け身でリーダーにはならず二番手主義で上手く立ち振る舞った結果がたまたま良かったのである。しかし国際社会の客観情勢は出鱈目の気まぐれに変化するものではなく、何らかの関連要素が並び国際社会の本質に基づいた変化があるのである。過去の教訓が未来にも当てはまる限界を見極めつつも歴史を学び、長期的巨視で眺めれば先見性は身につくのだ。

国際社会の本質とは

・国際関係には少なからず紛争がある。

・紛争は解決されねばならない

・戦争は、そのような国際紛争を解決するための一つの手段である。しかもそれは最終手段である。

 戦争より合理的で、より実効的な国際紛争解決の手段はまだ考案されていない。 もしそれが考案されれば、戦争という手段は自然に消滅するだろう。それ以外に戦争をなくす方策があるはずがない。

(貼り付け終り)

2-1.しかし尖閣・竹島領土問題は棚上げが合理的である

 30年前にすでに小室直樹は日本の領土問題にも言及しています。経済資源の利害関係が希薄であれば、双方ともに法的根拠を国際社会にむけて発言しつつ、国家の体裁のためだけなら棚上げが合理的な判断であるとしています。

(貼り付けはじめ)

  戦争は私怨(しえん)ではなく、主権国家間の紛争解決の手段である。国際社会が仲裁に入れば戦争には至らないという結論に辿り着くことは当たり前であるが、平和的な解決がない状況に至って国際社会が割ってはいるということはすなわち武力介入を意味するのである。つまり第三国は武力介入だといい、国連は強制行動と呼んで一つの戦争を別の戦争に置き換えるだけに過ぎないのである。

  中国との尖閣列島、韓国との竹島は事実上両国間で棚上げしてしまった。両国とも領有権の主張や法的解釈はそのままである。なぜ二つの紛争が関係当事国の死活問題にならないかというと、特に経済的資源の面からは具体的な利害関係が希薄なのである。結局建前として法的な紛争に過ぎないのであればおのおのが法的立場を明確にしておけば済むことだ。それ以上の意味を持つようになれば、さらに一歩踏み込んだ解決を図らざろうえない。

(貼り付け終り)

2-2.実効支配されている北方領土の平和的解決は困難である

 尖閣、竹島は実質棚上げが妥当な対応であるとしていますが、北方領土はソ連(当時)が実効支配をしている限り軍事的解決以外はありえず、戦争を望まない以上、解決はほぼないと判断しています。

(貼り付けはじめ)

 日本の歴史的根拠に対してソ連は連合国の敗戦処理で正統に領有した立場をとっている。両国にとって正統性の問題である。しかし北方領土の場合ソ連が軍事基地を置き実効的支配を達成しているのである。もし日ソ両方にとって致命的な問題ならば可及的すみやかに解決せざるを得ない。つまり戦争を覚悟することである。 ソ連が北方領土を返還する可能性は二つしかない。日本の実力行使で強制すること。もう一つは客観的情勢の変化により返還の気運がソ連内で高まることを気長に待つだけである。

(貼り付け終り)

2-3.(参考)1982年アルゼンチンとイギリスによるフォークランド戦争

 本書発売の翌年には1982年3月19日フォークランド諸島にアルゼンチン軍が駐在邦人警護と称して駐留が発端となりフォークランド戦争が勃発しました。

 島自体の経済的価値は相対的に低かったものの、フォークランド諸島は冷戦下において南大西洋における戦略的拠点として非常に重要な位置を占め、パナマ運河閉鎖に備えてホーン岬周りの航路を維持するのに補給基地として必要であった上、南極における資源開発の可能性が指摘され始めてから前哨基地としても価値がにわかに高まっていたのです。

 西側諸国同士の初の戦争はアルゼンチンの降伏をもって3ヶ月で終わりました。結局150年に亘る領有問題はたった3ヶ月で片付いたのです。

2-4.戦争は副作用のない消極的な万能薬

 国際社会の歴史は地上における政治的権力の配分が変更されてきた記録であります。その課程にはかならず戦争があり、負の面だけではなく戦争によりもたらされた事実にも注目しなくてはいけないと説いています。

 たとえばフランス王の王位継承を巡ってイギリス王とフランス王による14世紀中から15世紀中頃にまで及んだ英仏の100年戦争では戦争中に国民の政治意識が芽生え、ジャンヌダルクの登場でヨーロッパ初の国民国家が生まれました。
17世紀のドイツでも30年にわたるカトリックとプロテスタントの紛争はハプスブルク家、ブルボン家、ヴァーサ家間の紛争と形を変え、近代国家への転換の契機となりました。

 三つ目の例では第一次大戦後に勃発した南米パラグアイとボリビアによるチャコ地方の領土紛争があります。4000mもの高地のパラグアイと海岸沿いの低地にあるボリビアでは、互いの兵士は敵陣では過酸素症や高山病で闘う前に倒れてしまい、今では両国間に領土紛争はなかったことになっているのです。このように戦争により体制や国家関係の変貌と遂げた例は数多くあります。

 わが国でも日米開戦がなければ、当時の北東アジア大陸の支配権を巡る深刻な国際紛争はどのようになっていたのでしょうかと小室直樹は問いかけています。おそらく日米両国に関わる極東情勢は、手のつけようもない不透明で不安定な重苦しい様相を呈していたであろうと結論づけています。

3.「現状維持」を続けても双方の「正義」が戦争を生む

 本書が記された当時は、日米間では自動車対米輸出が大きな問題となっていました。小室直樹は経済問題による紛争は、それほど深刻にはならないと述べています。理由は両国の利益配分が焦点となるので、それは話合いと譲歩で解決するからです。

 しかし一国の「正義」に関わる問題となると話は別で、例えば成長する国では勢力拡大を是とする「正義」が、また衰微する国では勢力圏の既得権の死守を是とする「正義」があるので、経済問題のように足して2で割るという解決策はないのです。第二次大戦では「生存圏(レーヴェンスラウム)」とドイツは言い、「大東亜共栄圏」と日本では言い、両国共に勢力拡大は主権国家の正義であったのです。もし国際社会内で話合いの決着がついたとしても、現状維持に沿った内容に過ぎず、各国の「正義」に合致することはありえません。

3-1.戦争を限定することは無意味である

 第一次大戦後、一九二八年の不戦条約では、さらに国際連盟の規約を一歩進めて、その第1条において、各締約国は、「国際紛争解決ノ為戦争ニ訴フルコトヲ非トシ且其ノ相互関係ニ於テ国家ノ政策ノ手段トシテノ戦争ヲ抛棄(ほうき)スルコト」を合意しています。しかし「戦争」という文字を不用意に二度も使用したことで、条約成立後も現実には戦争が続発しました。列強国は自衛権の行使、または武力行為は戦争ではないという理屈で国際的な非難を回避しました。日本でも戦争行為を「事変」と言い換えていることが好例です。

 国連の基本理念「現状維持」を是としてしまえば、政治権力の再配分がなされず国際紛争はますます袋小路に入ってしまうと小室直樹が指摘しています。現実的には国連軍(平和維持軍:PKF)の派兵は建て前にすぎず、多くの国では派兵は消極的です。

3-2.「国際紛争解決ノ為戦争」以外の戦争はない

 国際連盟設立の趣旨は戦争を全面的に放棄することが目的ではなく、国際紛争解決の手段として戦争を放棄するという宣言でした。その後の国連でも自衛権の行使や安全保障条約での各国の武力行使は当然合法とみなされたので、戦争の質による区別は意味がないばかりか、文明史の本質が見えなくなってしまうと小室直樹は結論づけています。

3-3.大戦後の国連憲章では戦争の言葉は消えた

 国連憲章では国際連盟の蹉跌を踏まぬように注意深く言葉が選ばれたものの、国家間の戦争を自衛権行使や国際武力紛争と言い換えてはいるが、法規上では区別できないことを国連でも認めざるを得ないと指摘しています。このように、現代国際社会は、国際的性質を有する武力闘争に、理論上も実際上も特別の差違を認めない方向に、移行しつつあり、もはや、戦争と、そうでない武力紛争とを区別する実益は、もうなくなったものと考えて不戦条約の頃の広義の「戦争」に国連は戻ったほうがよりわかりやすいと指摘しています。

4.ナンセンスな国連中心外交

 当時の外務省の外交三本柱を単に語感が良いだけで安易に「国連中心」と謳っていることを非難しています。当時の外交三本柱とは「国連中心主義」 「日米同盟」「アジア重視」 です。

 小室直樹は国連の本質を以下の四箇条であると示しています。

1. 国連憲章では戦争を拒否していない
2. 国連は建前としてユニバーサルな機関ではない
3. 国連は第二次大戦後の現状維持の執行機関である
4. 国連は各加盟国が一般的な政治的了解を相互に模索する場である

 このように国連とは主権国家の国際政治上の場のひとつでしかないと断定しています。さらに当たり前ですが各加盟国は、自分の主権を制限して国連に委譲しようなどという考えはなく。むしろ、事ごとに、主権の絶対を強調する場なのです。つまり国連とは各加盟国であり、結局自国のことは自国で判断し決断を下すしか方法がないのです。

4-1.「自衛」がつけばなんでもOK、集団的自衛権の欺瞞

 国連憲章は、4種類の戦争を認めています。それは

1)個別的自衛権
2)集団的自衛権
3)第二次大戦の敗戦国への「敵国条項」の発動
4)国連自身による「強制行動」

 いずれも、当然に武力行使が想定されるので、まさに戦争行為そのものです。

 集団的自衛権は第二次大戦前にはなかった言葉です。当時の集団安全保障機構(西側のNATO機構や東側のワルシャワ条約機構、日米安全保障条約)も集団的自衛権の範疇に含まれます。つまり加盟国の一つが武力攻撃を受けた場合は、他の加盟国は武力を持って救援する義務があると国連では定義しています。小室直樹は「権利を義務に転換するとは放れ業もいいところだ。とどのつまり集団的自衛権とは大戦前の軍事同盟と何もかわらない」と指摘しています。

4-2.「国連」の真の名称は「連合国機構」

 第二次大戦中、連合国側はいろいろな呼称を用いました。アライド・ネーションズ、アライド・ワパーズまたはアライズなどと称して、統一はなかったそうです。しかし一九四七年(昭和二二年)の「連合国共同宣言」では「ユナイテッド・ネーションズ」の呼称を用い始めています。

 副島隆彦先生の解説によると太平洋戦争開始前に、イギリス首相のウィンストン・チャーチルと、アメリカ合衆国大統領のフランクリン・ルーズベルトにより大西洋憲章が掲げられたが、実体は戦後のヨーロッパの主導権はイギリスとアメリカが行うという確認であったそうです。しかし太平洋戦争の前後には北東アジアの支配権を取り決めた太平洋憲章は結局大国間での合意に至りませんでした。その理由は植民地であるアジア諸国が独立してしまうと英米両国に反抗することが予想されたためです。このように国連や大西洋憲章は権益を保有する国家による単なる結社なのです。

4-3.国連は国際「社会」ではなく「結社」である

 日本人は社会を自然発生的にできたもので、その決定を天啓であるかのように錯覚していると小室直樹は指摘しています。逆に欧米人は社会を恣意的な組織であると認識しているので加盟国であっても齟齬が生じる原因となっています。ただし欧米人のとらえ方も誤りであり、国連を理解するには、社会とは自然と文明の中間的なものと考えることが妥当だと述べています。しかし国際連盟から国際連合にいたるまで社会と結社を混同して使った混乱は続いているのです。

 欧米人の思想は、文明は人為的であり、国連も憲法も人工的なものであるというものです。現状に合わなければ積極的に修正変更破棄をするべきであると欧米人は捉えています。つまり文化や制度は人が造り上げるものと考える西洋人にとって日本人が憲法を理由に派兵を拒否することは納得できない言い訳です。しかしそれこそ制度と社会の区別がない欧米の思考の欠点であると論じています。

4-4.国民国家を理解できない日本人

 陸続きのヨーロッパでは国境線を越えれば言語があたりまえのように変わります。しかし国家は同一民族、同一言語が必要条件ではなく、あくまでも国家成立後に中央政府の努力により言語が統一されたに過ぎません。国家を形作るものは政治的同質であり、国民の連帯感(ナショナリズム)であると指摘しています。国民を主権者とする近代国家は「国民国家」と呼ばれますが、同一民族であり他国と国境を接していない日本では意識できません。個人が好き放題いう集合体ではなく、一段高い次元で、国際社会の中で独立しているからこそ国家として認められる存在であるのです。

4-5.ソ連は弱体化する運命にある

 1981年(昭和56年)当時すでに小室直樹はソ連の衰退を予期していました。近代国家において領土は無限に広げることはできず、ナショナリズムによる統治が健全な時代には、国民国家は平和的に再編成されて、国民国家のサイズは大きくなり国家数は少なくなります。しかしソ連のように共産主義を理念とする国家は国際社会ではあたかも国民国家のように振る舞い、国益を主張している限りは、共産圏の拡大は建て前となり、国家内の連帯感が稀薄になれば国家は分裂する傾向になると予測しています。そして小室直樹の指摘通り18年後にソ連は崩壊しました。

4-6.文化圏・経済圏が一国になることはありえない

 いくら経済や文化の交流が盛んになってもやがてひとつの国家にまとまっていくという観測はありえないと小室直樹は断じています。一見もっともな理由ですが、国民国家はそこまで成熟したものではなく、各国政府が運営する地域社会の経済力をもって文化を生み出している以上は、経済や文化交流がいくら活発なったとしても、新たに国家を生み出すという能力はもともと国民国家にはないと論じています。

 このように小室直樹は30年前からソ連崩壊から経済統合が進むヨーロッパも将来的に失敗することを予期していたのです。

5.真の平和主義とは何か

 まず、戦争の文明史的本質を洞察することが必要で、ポイントは二つあります。

1)戦争とは国際紛争解決の手段であること。
2)戦争以上に合理的で実効的な紛争解決の手段を創造しないかぎり、戦争はなくならないという事実。

 しかし戦争という手段に代わる国際紛争解決の新たなメカニズムは、萌芽すら現れていません。そのような状況でも以下の努力は続けなくてはならないと述べています。

1)長期的に国際法の成熟を目指して、複雑きわまる組織的努力を続ける。
2)短期的に並行して、現行の国際法の枠内で戦争の勃発を減少させる努力を続けることである。ただしこれを戦争廃絶の努力と錯覚してはいけない。

 このように国際法の充実の僅かな可能性に望みを託す以外ないと小室直樹は述べています。その一方では現実の戦争に対して物心両面で十分備えをしなければならないとも述べています。このことは、平和への努力、祈りと矛盾することではなく、むしろそうしないことが、結果として平和主義と矛盾することになる、以上が平和主義者の確信であると結んでいます。

(終わり)


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